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公開番号2024120130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-04
出願番号2023018228
出願日2023-02-09
発明の名称仕上げテープ
出願人松下工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 27/24 20060101AFI20240828BHJP(衣類)
要約【課題】ヘムの外側から見えにくく、かつヘムを持ち上げた際にまつり縫い線を視認可能な仕上げテープを提供する。
【解決手段】本発明の仕上げテープ100は、布地Aの端部の折り返しを接着するために用いられ、内面同士を対向させるとともに外面にホットメルト接着剤層1aを有する一対の支持テープ10,10と、一対の支持テープ10,10を逢着するまつり縫い線3とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
布地の端部の折り返しを接着する仕上げテープであって、
内面同士の少なくとも幅方向の一部を対向させるとともに外面にホットメルト接着剤層を有する一対の支持テープと、
前記一対の支持テープを逢着するまつり縫い線と
を備えていることを特徴とする仕上げテープ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記一対の支持テープの少なくとも一方が、幅広の外側テープと、外側テープより幅狭の内側テープとを重ねて構成されている請求項1に記載の仕上げテープ。
【請求項3】
前記まつり縫い線が上糸と下糸とからなる2本糸奥まつり縫い線である請求項1に記載の仕上げテープ。
【請求項4】
前記一対の支持テープは幅が等しく、かつ幅方向の両端が揃えられている請求項1に記載の仕上げテープ。
【請求項5】
前記一対の支持テープの間に挟持されて前記一対の支持テープ同士を長手方向の端部で接着するとともに、前記まつり縫い線の端部をほつれ止めする両面接着シートを備える請求項1に記載の仕上げテープ。
【請求項6】
請求項3に記載の仕上げテープを縫製するための奥まつり縫いミシンであって、
布地を手前側から後方へ送るようにして縫製するよう構成され、
下方に湾出する円弧状をなすとともに、針先が後方を向いた状態で前後への揺動と右又は左への移動を交互に繰り返すまつり縫い針と、
前記まつり縫い針の下方から前記下側支持テープを持ち上げる下プランジャーと、
前記まつり縫い針の側方から前記上側支持テープを前記まつり縫い針の前へ突出させる横プランジャーと、
縫着前の一対の支持テープを前記まつり縫い針の前方から前記まつり縫い針へと案内する支持テープ案内用ラッパと
を備え、
前記支持テープ案内用ラッパは、
前後方向に延び、手前側開口と奥側開口とを有し、断面が左右方向を幅方向とし上下方向を厚み方向とする扁平管状をなし、前記一対の支持テープのうち縫製時に下側となる下側支持テープを挿通する下側ラッパと、
前後方向に延び、手前側開口と奥側開口とを有し、断面が左右の一側に立設される立辺と、前記立辺から左右の他側に延びる横辺とからなるL字形を有する管状をなすとともに、前記立辺が前記下側ラッパの幅方向の中間かつ下側ラッパの上側に重ねて配設され、前記支持テープのうち縫製時に上側となる上側支持テープを挿通して、前記横プランジャーに前記立辺から送出される前記上側支持テープの直立部分を供給する上側ラッパと
を有することを特徴とする奥まつり縫いミシン。
【請求項7】
前記下プランジャー、及び/又は前記横プランジャーが先端に前後方向に延び、前記まつり縫い針の前後への揺動を案内する案内溝を有する請求項6に記載の奥まつり縫いミシン。
【請求項8】
請求項3に記載の仕上げテープを縫製するための仕上げテープ案内用ラッパであって、
布地を手前側から後方へ送るようにして縫製するよう構成され、先端部分が下方に湾出する円弧状をなすとともに、先端が後方を向いた状態で前後への揺動と右又は左への移動とを交互に繰り返すまつり縫い針と、前記まつり縫い針の下方から前記下側支持テープを持ち上げる下プランジャーと、前記まつり縫い針の側方から前記上側支持テープを前記まつり縫い針の前へ突出させる横プランジャーとを備えた奥まつり縫いミシンに付設され、
縫着前の一対の支持テープを前記まつり縫い針の前方から当該まつり縫い針へと案内するよう構成され、
前後方向に延び、手前側開口と奥側開口とを有し、断面が左右方向を幅方向とし上下方向を厚み方向とする扁平管状をなし、前記一対の支持テープのうち縫製時に下側となる下側支持テープを挿通する下側ラッパと、
前後方向に延び、手前側開口と奥側開口とを有し、断面が左右の一側に立設される立辺と、前記立辺から左右の他側に延びる横辺とからなるL字形を有する管状をなすとともに、前記立辺が前記下側ラッパの幅方向の中間かつ下側ラッパの上側に重ねて配設され、前記支持テープのうち縫製時に上側となる上側支持テープを挿通して、前記横プランジャーに前記立辺から送出される前記上側支持テープの直立部分を供給する上側ラッパと
を備えることを特徴とする仕上げテープ案内用ラッパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、布地の端部を簡単に仕上げるための仕上げ用テープに関し、特に2枚のテープを逢着した仕上げ用テープ、及びこれを縫製するミシンと治具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
背広上着の身ごろ端部の仕上げ等には、布地端縁に沿ってほつれ処理の縫製を施したのち布地端縁を内側に折り返し、奥まつり縫いミシンにより、奥まつり縫いが施されている。
【0003】
ところが、奥まつり縫いミシン、特に2本糸奥まつり縫いミシンは、非常に高価なため、限られた工場にしかなく、高級上着と称される奥まつり縫い目を備えた上着は、数少なくなっている。
上着の縫製を依頼する企業が、奥まつり縫いミシンのない縫製工場に奥まつり縫いを要求すれば、手まつり(人海戦術)となるため、疲弊している工場では、仕事を受け入れないケースも多々見受けられる。かかる状況は海外でも同様で、奥まつり縫いを受け入れる工場は、少なくなっている。
これらの現状より、奥まつり縫い目、特に2本糸奥まつり縫い目を備えた高級上着が、消えていく危惧がある。
【0004】
一方で、廉価な背広上着等では、折り返したヘムを、直接本縫いミシンで縫製する方法が広く用いられる。または布地の端部を仕上げテープにより仕上げる方法もある。(特許文献1乃至特許文献3参照)。
例えば、特許文献1では、テープ本体の両面に幅方向の半分ずつ接着剤層を設けた仕上げ用テープが提案されている。特許文献1の仕上げ用テープでは、表裏の接着剤を幅方向の内側と外側にずらして設けることで、表裏別々に接着ができるよう構成されている。
【0005】
また、特許文献2では、テープ本体の片面に接着剤層を設け、その表面中央から両面接着シートを分岐状に並設した仕上げ用テープが提案されている。特許文献2の仕上げ用テープは、その両面接着シートを折返した布地間に挟み込んで接着させ、その上からテープ本体でさらに接着を行なうことで、二重に接着して強度を確保するよう構成されている。
【0006】
ところが、特許文献1や特許文献2の仕上げ用テープでは、接着部が完全に固着されて融通性がなくなり、歪の吸収ができず布地が引きつれてしまうという問題があった。
【0007】
そこで、特許文献3では、2枚の接着用テープの間に非接着用テープを設け、接着用テープと非接着用テープを逢着することで、折り返した布地間を完全に固着しないようにして歪を吸収させ、布地が引きつらないようにした止め仕上げテープが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
実公昭59-17852号公報
実公昭56-18585号公報
実公平8-6074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、背広の上着端部の仕上げ部では、まつり縫いによる縫製線が高級品の証であるところ、非特許文献3の止め仕上げ用テープでは、縫製線がまつり縫いでないため、高級服には用いにくいという問題や、折り返した端部から仕上げテープが半分以上露出し、見た目が悪いという問題が有る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高級服同様にまつり縫いを施したように見え、テープ本体が折り返し部分の外側に表れない見た目の良い奥まつり仕上げテープの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するためになされた発明は、布地の端部の折り返しを接着する仕上げテープであって、内面同士の少なくとも幅方向の一部を対向させるとともに外面にホットメルト接着剤層を有する一対の支持テープと、前記一対の支持テープを逢着するまつり縫い線とを備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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