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公開番号2024148813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062275
出願日2023-04-06
発明の名称衣服
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20241010BHJP(衣類)
要約【課題】軽量で着用快適性に優れ、フレキシブルな温度調整部を有すことで人体表面の複雑な凹凸に温調部がフィットし、個人ごとに涼感を感じやすい衣服の提供。
【解決手段】熱電素子を含む熱電デバイスと、該熱電デバイスと接合する熱拡散シートとを含む温調部を備え、該温調部の該熱電デバイスを含む部分が少なくとも一方向に曲率半径R=∞から可逆的にR=10cm以下に屈曲できることを特徴とする、衣服。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱電素子を含む熱電デバイスと、該熱電デバイスと接合する熱拡散シートとを含む温調部を備え、該温調部の該熱電デバイスを含む部分が少なくとも一方向に曲率半径R=∞から可逆的にR=10cm以下に屈曲できることを特徴とする、衣服。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
頸部周辺、腋下部、及び背中部からなる群から選ばれる少なくとも1か所以上に、前記温調部を備える、請求項1に記載の衣服。
【請求項3】
前記温調部の衣服圧が5~30hPaである、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項4】
前記熱拡散シートの面積が30cm

以上である、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項5】
前記熱拡散シートと前記熱電デバイスとが接合する部分の面積に対する、前記熱拡散シートの面積の比の値が5.0以上である、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項6】
前記熱電デバイスに2.0Aの電流が流れた時の、該熱電デバイスの温度と、該熱電デバイスの端部から3cm離れた熱拡散シート上の点の温度との差が、5℃以下である、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項7】
前記温調部の最大厚みが5mm以下である、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項8】
作動電流が自動で1.0A~3.0Aの間で変化する機構を含む、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項9】
制御系統、及びバッテリーをさらに含む、請求項1又は2に記載の衣服。
【請求項10】
温度調整用である、請求項1又は2に記載の衣服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣服に関する。より詳しくは、本発明は、フレキシブルな温度調整部を有する衣服に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、夏の高温下での外出や作業を行う際など様々な環境温度下で、個人ごとの温度を制御することにより熱中症の予防や、快適な生活を実現できる温度調整ウェアラブルが開発されている。
温度を調整できるウェアラブルとしては、例えば、特許文献1にあるような、変温素子及びポンプにより熱媒体を循環させることで体温を調整可能な温調部を有すものが挙げられる。
また、ペルチェ素子を利用したネッククーラーも各社より販売されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-151952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、電力を供給する電池や熱媒体を循環させるポンプ、熱媒体などが不可欠であり衣服としては非常に重量が大きくなり、快適性が高いとは言えない。また、特許文献1には、個人ごとに涼感を感じやすくするための温調部の面積や衣服圧などの設計について言及されていない。
また、前記のペルチェ素子を利用したネッククーラーは、温度調整部(以下、「温調部」ともいう。)にフレキシブル性がなく人体の凹凸にフィットしないことから、個人ごとに涼感を感じにくいという問題がある。
【0005】
かかる従来技術の水準に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、軽量で着用快適性に優れ、フレキシブルな温度調整部を有すことで人体表面の複雑な凹凸に温調部がフィットし、個人ごとに涼感を感じやすい衣服を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意検討し実験を重ねた結果、温度調整部にフレキシブル性を付与して人体の凹凸にフィットさせることで、前記課題が解決しうることを予想外に見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
【0007】
[1]熱電素子を含む熱電デバイスと、該熱電デバイスと接合する熱拡散シートとを含む温調部を備え、該温調部の該熱電デバイスを含む部分が少なくとも一方向に曲率半径R=∞から可逆的にR=10cm以下に屈曲できることを特徴とする、衣服。
[2]頸部周辺、腋下部、及び背中部からなる群から選ばれる少なくとも1か所以上に、前記温調部を備える、前記[1]に記載の衣服。
[3]前記温調部の衣服圧が5~30hPaである、前記[1]又は[2]に記載の衣服。
[4]前記熱拡散シートの面積が30cm

以上である、前記[1]~[3]のいずれかに記載の衣服。
[5]前記熱拡散シートと前記熱電デバイスとが接合する部分の面積に対する、前記熱拡散シートの面積の比の値が5.0以上である、前記[1]~[4]のいずれかに記載の衣服。
[6]前記熱電デバイスに2.0Aの電流が流れた時の、該熱電デバイスの温度と、該熱電デバイスの端部から3cm離れた熱拡散シート上の点の温度との差が、5℃以下である、前記[1]~[5]のいずれかに記載の衣服。
[7]前記温調部の最大厚みが5mm以下である、前記[1]~[6]のいずれかに記載の衣服。
[8]作動電流が自動で1.0A~3.0Aの間で変化する機構を含む、前記[1]~[7]のいずれかに記載の衣服。
[9]制御系統、及びバッテリーをさらに含む、前記[1]~[8]のいずれかに記載の衣服。
[10]温度調整用である、前記[1]~[9]のいずれかに記載の衣服。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、軽量で着用快適性に優れ、個人ごとに涼感を感じやすい、衣服を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る衣服の一例を示す模式図である。
図2は、本実施形態に係る衣服の温調部の位置の一例を示す模式図である。
図3は、本実施形態に係る衣服の一例を示す模式図である。
図4は、本実施形態に係る衣服の温調部の構成の一例を示す模式図である。
図5は、本実施形態に係る衣服の温調部の曲率半径Rの測定方法を示す模式図である。
図6は、本実施形態に係る衣服の熱電デバイスの温度と、該熱電素子の端部から3cm離れた熱拡散シート上の点の温度との差の測定方法を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施の形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。本実施形態において、「~」を用いて記載した数値範囲は、「~」の両端に記載された数値をその範囲内に含む。本実施形態において、段階的な記載の数値範囲における、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載における数値範囲の上限値又は下限値に置き換えることができる。本実施形態において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に記載の値に置き換えることもできる。本実施形態において、図面に示される各部の、縮尺、形状及び長さ等の構成は、明確性を更に図るため、誇張して描写されている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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