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公開番号
2024159258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075126
出願日
2023-04-28
発明の名称
情報処理装置、データセット、情報処理装置の動作方法、及びプログラム
出願人
株式会社コーセー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G16C
20/30 20190101AFI20241031BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】化粧料の処方探索を簡便且つ高精度に行う情報処理装置データセット、情報処理装置の動作方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】ネットワーク11を介して互いに情報通信可能に接続されるサーバ装置10と端末装置12とを有する情報処理システム1において、端末装置12は、複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する記憶部と、前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する制御部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する記憶部と、
前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する制御部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記複数の処方はそれぞれ前記複数の原料のそれぞれの、当該処方に対応する前記化粧料の前記特性に関与する程度に基づき決定される分類の情報を含み、
前記第2の処方は、前記第1の処方にて所定の含有量を有する原料と共通の分類の原料が前記所定の含有量を有する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記複数の処方はそれぞれ対応する化粧料の生成条件の情報を更に含み、
前記第2の処方は、前記第1の処方に対応して指定される生成条件と共通の生成条件を有する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2において、
前記複数の原料それぞれの分類は前記特性の種類に応じて異なり、
前記制御部は、前記特性の種類が指定されると、指定された種類の特性に応じた分類の情報に基づいて、前記第2の処方を選択する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項2において、
前記分類の情報は、前記制御部が各処方の情報を出力して当該分類の情報の入力をユーザに促し、入力される情報を取得することで、前記記憶部に格納される、
情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置に格納されるデータセットであって、
複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、
各処方に対応する化粧料の特性の情報と、
各処方における前記複数の原料のそれぞれの、当該処方に対応する前記化粧料の前記特性に関与する程度に基づき決定される分類の情報とを含み、
前記情報処理装置に、
前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示し、当該第1の処方にて所定の含有量を有する原料と共通の分類の原料が前記所定の含有量を有する第2の処方を選択する工程と、
前記第2の処方の情報と、当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報とを出力する工程と、
を実行させるための、データセット。
【請求項7】
情報処理装置の動作方法であって、
複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する工程と、
前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する工程と、を含む、
情報処理装置の動作方法。
【請求項8】
複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する情報処理装置に実行されることで、当該情報処理装置が、
前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する工程を実行する、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置データセット、情報処理装置の動作方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
化粧料等の多成分組成物の開発においては、異なる処方により生成された複数の試作品の特性値を測定することで、所望の品質が担保される特性値が得られるような処方の探索と特定が行われる。多成分組成物の処方は多岐に亘るので、所望の特性値が得られるような処方の探索には多大な工程が必要とされる。かかる工程を支援する技術の例として、特許文献1には、製品仕様と製品特性の因果関係を推論してユーザに提示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-144481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
処方と組成物の特性値との因果関係を機械学習するためには膨大な教師データが必要とされる。しかし、かかる教師データを収集し整備するためには多大な時間とコストとが必要となる。また、仮に教師データを準備できたとしても、過学習がなされると因果関係が適切に推論されないおそれがある。よって、簡便にして高精度な処方探索の方法が求められる。
【0005】
上記に鑑み、以下では、多成分組成物の処方探索を簡便かつ高精度に行うための、情報処理装置等を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本開示における情報処理装置は、複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する記憶部と、前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する制御部と、を有する。
【0007】
本開示における別の態様は、情報処理装置に格納されるデータセットであって、当該データセットは、複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報と、各処方における前記複数の原料のそれぞれの、当該処方に対応する前記化粧料の前記特性に関与する程度に基づき決定される分類の情報とを含み、前記情報処理装置に、前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示し、当該第1の処方にて所定の含有量を有する原料と共通の分類の原料が前記所定の含有量を有する第2の処方を選択する工程と、前記第2の処方の情報と、当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報とを出力する工程と、を実行させる。
【0008】
本開示における更に別の態様は、情報処理装置の動作方法であって、当該動作方法は、複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する工程と、前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する工程と、を含む。
【0009】
本開示における更に別の態様は、プログラムであって、当該プログラムが、複数の原料の含有量をそれぞれ含む複数の処方の情報と、各処方に対応する化粧料の特性の情報とを格納する情報処理装置に実行されることで、当該情報処理装置が、前記複数の処方のうち、当該複数の処方のいずれとも異なる第1の処方との、前記複数の原料の含有量を成分とするベクトル空間における距離が所定の距離を示す第2の処方を選択し、及び当該第2の処方及び当該第2の処方に対応する前記化粧料の特性の情報を出力する工程を実行する。
【発明の効果】
【0010】
本開示における情報処理装置の動作方法等によれば、多成分組成物の処方探索を簡便かつ高精度に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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