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公開番号2024159240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023075095
出願日2023-04-28
発明の名称供給システム
出願人株式会社ノーリツ,株式会社誠和
代理人個人,個人
主分類A01G 7/02 20060101AFI20241031BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】構成および制御を簡素にすることが可能な供給システムを提供する。
【解決手段】供給システム1は、燃料を燃焼させてCO2を含む排気ガスを生じさせる燃焼装置10と、燃焼装置10から排出された排気ガスを栽培室2に導くダクト1aと、ダクト1aに配置され、排気ガスを栽培室2へと送り込む送風機40と、を備える。ダクト1aには、燃焼装置10と送風機40との間の位置に、ダクト1a内を外部に開放するガラリ23が設けられている。燃焼装置10の動作中に送風機40が動作されると、ガラリ23からダクト1a内に外気が導入されて、排気ガスに外気が混合され、燃焼装置10の動作中に送風機40が停止されると、ダクト1a内の排気ガスがガラリ23から排出される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料を燃焼させてCO

を含む排気ガスを生じさせる燃焼装置と、
前記燃焼装置から排出された前記排気ガスを栽培室に導くダクトと、
前記ダクトに配置され、前記排気ガスを前記栽培室へと送り込む送風機と、を備え、
前記ダクトには、前記燃焼装置と前記送風機との間の位置に、前記ダクト内を外部に開放するガラリが設けられ、
前記燃焼装置の動作中に前記送風機が動作されると、前記ガラリから前記ダクト内に外気が導入されて、前記排気ガスに外気が混合され、
前記燃焼装置の動作中に前記送風機が停止されると、前記ダクト内の前記排気ガスが前記ガラリから排出される、
ことを特徴とする供給システム。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の供給システムにおいて、
前記ガラリに対して前記送風機と反対側の前記ダクトの通路に、複数の前記燃焼装置が接続されている、
ことを特徴とする供給システム。
【請求項3】
請求項2に記載の供給システムにおいて、
前記通路が複数設けられ、
各々の前記通路に前記燃焼装置が接続されている、
ことを特徴とする供給システム。
【請求項4】
請求項1に記載の供給システムにおいて、
前記燃焼装置で生じた熱を前記栽培室に供給する熱供給部をさらに備える、
ことを特徴とする供給システム。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れか一項に記載の供給システムにおいて、
前記栽培室内のCO

濃度を検出するセンサと、
前記センサにより検出される前記栽培室内のCO

濃度に基づいて、前記送風機の動作を制御する制御部と、を備える、
ことを特徴とする供給システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物の栽培室にCO

を供給して植物の育成を促進させる供給システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、植物を栽培するためのハウス(栽培室)にCO

を供給して植物の育成を促進させる供給システムが知られている。この種のシステムでは、燃焼装置から排出されたCO

を含む排気ガスがダクトを通ってハウス内へ供給される。燃焼装置で生じた熱をハウス内に供給するための構成が、このシステムにさらに配置され得る。
【0003】
以下の特許文献1には、屋外への排気ガスの排出と、ハウス内への排気ガスの供給との切替えが、ダンパー(切替弁)の制御により行われる光合成促進システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-9号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1のようなシステムでは、排気ガスの経路を切り替えるためのダンパーが設置されるため、システムの構成が複雑になり、ダンパーの制御も必要となる。また、排気ガスの濃度、温度および風量を調整するために、排気ガスに外気を取り込む構成をこのシステムに追加しようとすると、システムの構成および制御がさらに複雑となってしまう。
【0006】
かかる課題に鑑み、本発明は、構成および制御を簡素にすることが可能な供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の主たる態様に係る供給システムは、燃料を燃焼させてCO

を含む排気ガスを生じさせる燃焼装置と、前記燃焼装置から排出された前記排気ガスを栽培室に導くダクトと、前記ダクトに配置され、前記排気ガスを前記栽培室へと送り込む送風機と、を備える。前記ダクトには、前記燃焼装置と前記送風機との間の位置に、前記ダクト内を外部に開放するガラリが設けられ、前記燃焼装置の動作中に前記送風機が動作されると、前記ガラリから前記ダクト内に外気が導入されて、前記排気ガスに外気が混合され、前記燃焼装置の動作中に前記送風機が停止されると、前記ダクト内の前記排気ガスが前記ガラリから排出される。
【0008】
上記の構成によれば、送風機のオン/オフ制御によって、排気ガスに対する外気の導入と、排気ガスの外部への排出を実現できる。また、ダクト上の燃焼装置と送風機との間の位置にガラリを設けることで、特にダクトにダンパーを設けずとも、上記制御を実現できる。よって、供給システムの構成および制御を極めて簡素にすることができる。
【0009】
本態様に係る供給システムにおいて、前記ガラリに対して前記送風機と反対側の前記ダクトの通路に、複数の前記燃焼装置が接続され得る。
【0010】
上記の構成によれば、複数の燃焼装置がダクトに接続されているため、ダクトに流入する排気ガスの量を増やすことができる。このため、栽培室の容量が大きい場合も、CO

を適切に供給できる。また、各々の燃焼装置が、ガラリに対して送風機と反対側のダクトの通路に配置されているため、送風機の動作中には、各々の燃焼装置に負圧(排気方向の圧力)がかかる。このため、一の燃焼装置に他の燃焼装置の排気が逆流することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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