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公開番号2024159188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023075026
出願日2023-04-28
発明の名称移動体及び移動体の派遣方法
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】水を電気分解して燃料電池の燃料を確保する特徴を活かした技術を提供する。
【解決手段】
移動体は、水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池が搭載されている。この移動体は、水を電気分解して水素と酸素を生成する改質装置と、改質装置に水を供給する給水装置と、改質装置で生成した水素を燃料電池に供給する水素供給配管と、改質装置で生成した酸素を燃料電池に供給する酸素供給配管を備えている。また、移動体は、燃料電池で発電した電力を駆動源とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池が搭載された移動体であって、
水を電気分解して水素と酸素を生成する改質装置と、
前記改質装置に水を供給する給水装置と、
前記改質装置で生成した水素を前記燃料電池に供給する水素供給配管と、
前記改質装置で生成した酸素を前記燃料電池に供給する酸素供給配管と、を備え、
前記移動体は、前記燃料電池で発電した電力を駆動源とする、移動体。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
請求項1に記載の移動体であって、
前記移動体は、車両、船舶又は飛行体である、移動体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の移動体であって、
前記改質装置で生成した水素を移動体外部に供給可能である、移動体。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の移動体の派遣依頼をサーバが受領する受領工程と、
前記受領工程で前記サーバが受領した前記派遣依頼に基づき、前記移動体を派遣する派遣工程と、
を備える、移動体の派遣方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、移動体及び移動体の派遣方法に関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、海水を電気分解して水素と酸素を生成し、生成された水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池が開示されている。特許文献1では、燃料電池が発電した電力を、離島など市中電源が得られない環境下において、給湯設備等に設けられている加熱体への供給電力として利用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-58098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、水を電気分解して燃料電池の燃料(水素及び酸素)を確保しているので、メタノール等の一般的な燃料電池の燃料の確保が困難な地域(離島等)において、電力確保に有用な技術である。しかしながら、特許文献1は、燃料電池で発電した電力を外部の電気機器の電力源として利用しているに留まり、水を電気分解して燃料電池の燃料を確保するという特徴を十分に活かしきれていない。本明細書は、水を電気分解して燃料電池の燃料を確保するという特徴を活かした有用な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する第1技術は、水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池が搭載された移動体であってよい。この移動体は、水を電気分解して水素と酸素を生成する改質装置と、改質装置に水を供給する給水装置と、改質装置で生成した水素を燃料電池に供給する水素供給配管と、改質装置で生成した酸素を燃料電池に供給する酸素供給配管を備えていてよい。また、移動体は、燃料電池で発電した電力を駆動源としてよい。
【0006】
本明細書で開示する第2技術は、上記第1技術の移動体であって、移動体は、車両、船舶又は飛行体であってよい。
【0007】
本明細書で開示する第3技術は、上記第1又は第2技術の移動体であって、改質装置で生成した水素を移動体外部に供給可能であってよい。
【0008】
本明細書で開示する第4技術は、上記第1から第3技術のいずれかの移動体の派遣依頼をサーバが受領する受領工程と、受領工程でサーバが受領した派遣依頼に基づき、移動体を派遣する派遣工程を備えていてよい。
【発明の効果】
【0009】
第1技術によると、水を電気分解して燃料電池の燃料を生成するので、一般的な燃料電池で使用される燃料(メタノール等)の確保が困難な状況、地域においても、燃料電池を搭載した移動体を駆動することができる。また、燃料電池で発電した電力を、電力確保が困難な状況において、外部機器のための電力として利用することもできる。例えば、災害時、レジャーに行った際等に、給水装置に水を供給することにより、移動体(燃料電池)を用いて発電を行うことができる。さらに、水を電気分解して水素と酸素を生成するので、移動体内に、水素及び酸素を貯留する部品(貯留槽等)を配置するスペースを省略することができる。
【0010】
第2技術によると、例えば、洪水、水害等の災害の際、移動に制限がかかる状況であっても、陸路、水路(海路)、空路のうちの最適な経路を選択し、選択した経路に対応する移動体で移動することができる。あるいは、災害地に向けて、上記経路に対応する最適な移動体で、救援物資の運搬、救援隊の派遣等を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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