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公開番号2024151543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064976
出願日2023-04-12
発明の名称電子装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02M 3/28 20060101AFI20241018BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】半田にクラックが生じることを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】電子装置は、基板の上に配置された電子部品を備える電力変換装置と、基板と電子部品を接合する半田と、電力変換装置の出力を制御する制御装置と、を備えている。制御装置は、所定の第1基準時間以上の時間で電力変換装置の出力を目標出力まで上昇させてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板の上に配置された電子部品を備える電力変換装置と、
前記基板と前記電子部品を接合する半田と、
前記電力変換装置の出力を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、所定の第1基準時間以上の時間で前記電力変換装置の出力を目標出力まで上昇させる、電子装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電子装置であって、
前記基板の温度を検出する温度センサを更に備え、
前記制御装置は、前記電力変換装置の出力を前記目標出力にする指示を受け付ける場合に、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が所定の第1基準温度未満である場合は、前記第1基準時間以上の時間で前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させ、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が前記第1基準温度以上である場合は、前記第1基準時間未満の所定の第2基準時間未満の時間で前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させる、電子装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電子装置であって、
前記制御装置は、前記電力変換装置の出力を前記目標出力にする指示を受け付ける場合に、前記電力変換装置の出力を早期に上昇させるための要求を受け付ける場合は、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が前記第1基準温度未満であるか否かにかかわらず、前記第2基準時間未満の時間で前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させる、電子装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の電子装置であって、
前記制御装置は、前記電力変換装置の出力を前記目標出力にする指示を受け付ける前に、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が前記第1基準温度未満の所定の第2基準温度未満である場合は、前記電力変換装置の出力を前記目標出力未満の所定の待機出力まで上昇させ、その後に前記電力変換装置の出力を前記目標出力にする指示を受け付ける場合に、前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させる、電子装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、電子装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に電力用半導体装置が開示されている。特許文献1の電力用半導体装置は、裏パターンが放熱板上に半田付けされると共に、表主面に形成された主回路パターン上に電力用スイッチング半導体チップが半田付けされてなるパワーモジュールを備えている。特許文献1の電力用半導体装置では、パワーモジュールの温度を温度検出素子で検出し、その検出温度が所定以下のとき、加熱手段でパワーモジュールを加熱する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-7934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の電力用半導体装置では、パワーモジュールの温度が急激に上昇することにより半田にクラックが生じることがある。そこで本明細書は、半田にクラックが生じることを抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様は、電子装置が、基板の上に配置された電子部品を備える電力変換装置と、前記基板と前記電子部品を接合する半田と、前記電力変換装置の出力を制御する制御装置と、を備えている。前記制御装置は、所定の第1基準時間以上の時間で前記電力変換装置の出力を目標出力まで上昇させてもよい。
【0006】
この構成によれば、電力変換装置の出力が急激に上昇することを抑制することができ、その結果、電力変換装置の電子部品の温度と基板の温度とが急激に乖離することを抑制することができる。これにより、基板と電子部品を接合する半田にひずみが生じることを抑制することができ、半田にクラックが生じることを抑制することができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、電子装置が、前記基板の温度を検出する温度センサを更に備えていてもよい。前記制御装置は、前記電力変換装置の出力を前記目標出力にする指示を受け付ける場合に、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が所定の第1基準温度未満である場合は、前記第1基準時間以上の時間で前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させ、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が前記第1基準温度以上である場合は、前記第1基準時間未満の所定の第2基準時間未満の時間で前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させてもよい。
【0008】
この構成によれば、基板の温度が低いときに電力変換装置の出力が急激に上昇することを抑制することができる。その結果、基板の温度が低いときに、電力変換装置の電子部品の温度と基板の温度とが急激に乖離することを抑制することができる。これにより、半田にクラックが生じることを抑制することができる。一方、基板の温度が高いときには、電力変換装置の出力を早期に上昇させることができる。基板の温度が高いときには、基板の温度と電子部品の温度との急激な乖離が生じにくいので、電力変換装置の出力を早期に上昇させることができる。
【0009】
第3の態様では、上記第2の態様において、前記制御装置は、前記電力変換装置の出力を前記目標出力にする指示を受け付ける場合に、前記電力変換装置の出力を早期に上昇させるための要求を受け付ける場合は、前記温度センサにより検出される前記基板の温度が前記第1基準温度未満であるか否かにかかわらず、前記第2基準時間未満の時間で前記電力変換装置の出力を前記目標出力まで上昇させてもよい。
【0010】
この構成によれば、電力変換装置の出力を早期に上昇させることが要求される場合に、基板の温度にかかわらず、電力変換装置の出力を早期に上昇させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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