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公開番号2024163469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079088
出願日2023-05-12
発明の名称電動駆動装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20241115BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】制御基板の実装効率を向上させることで、マイクロコンピュータのサイズアップへの対応や配線レイアウトの余裕度の改善などを、制御基板のサイズアップを抑止しつつ実現できる、電動駆動装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る電動駆動装置は、その一態様において、制御基板4は、マイクロコンピュータ31aを有する制御回路が実装される第1回路基板4aと、プリドライバ回路32が実装される第2回路基板4bと、3相ブリッジ回路33a及びコンデンサ33bを有するインバータ回路が実装される第3回路基板4cとが相互に独立しており、第1回路基板4aと第2回路基板4bとの間、及び、第2回路基板4bと第3回路基板4cとの間をフレキシブル配線42a,42bまたはコネクタで接続してなり、フレキシブル配線42a,42bまたはコネクタによる接続部で直角に曲がられコ字状をなすようにして、収容部6bに収容される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
モータと前記モータを駆動するための制御部とを備えた電動駆動装置であって、
前記制御部は、マイクロコンピュータを有する制御回路、プリドライバ回路、インバータ回路を有し、
前記制御回路が実装される第1実装部と、前記プリドライバ回路が実装される第2実装部と、前記インバータ回路が実装される第3実装部とが相互に独立しており、
少なくとも前記第1実装部及び前記第2実装部は回路基板に設けられ、
前記第1実装部と前記第2実装部との間、及び、前記第2実装部と前記第3実装部との間を、フレキシブルな接続部、または、前記回路基板とは独立した接続部で接続してなる、
電動駆動装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動駆動装置であって、
前記第1実装部、前記第2実装部、及び、前記第3実装部は、相互に独立した回路基板またはモジュール部材に設けられる、
電動駆動装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電動駆動装置であって、
前記制御部を収容する収容部と前記モータとが、前記モータの軸方向に並設され、
前記制御部は、前記第1実装部、前記第2実装部、前記第3実装部が、前記モータから離れる方向に、前記第3実装部、前記第2実装部、前記第1実装部の順で配設されるように、前記収容部に収容される、
電動駆動装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電動駆動装置であって、
前記第2実装部は、
前記第1実装部と前記第3実装部との間での電源供給のための配線、及び、前記第1実装部と前記第3実装部との間での信号伝達のための配線を有する、
電動駆動装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電動駆動装置であって、
前記第1実装部と前記第3実装部とは、相互の実装面が前記モータの軸線方向において対向するように配設され、
前記第2実装部は、実装面が前記モータの軸線と平行になるように配設される、
電動駆動装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電動駆動装置であって、
前記制御部は、電源リレー回路と電源フィルタ回路との少なくとも一方を備える電源入力回路を更に有し、
前記電源入力回路が実装される第4実装部は、前記第1実装部、前記第2実装部、前記第3実装部とは独立しており、
前記第4実装部と前記第1実装部との間、及び、前記第4実装部と前記第3実装部との間が、フレキシブルな接続部または前記回路基板とは独立した接続部で接続される、
電動駆動装置。
【請求項7】
請求項6に記載の電動駆動装置であって、
前記第4実装部には、バッテリからの電源供給のための正極端子及び負極端子が実装され、
前記正極端子に接続される正極基板配線、及び、前記負極端子に接続される負極基板配線が、前記第4実装部から前記第1実装部と前記第3実装部とに分岐敷設される、
電動駆動装置。
【請求項8】
請求項1に記載の電動駆動装置であって、
前記制御部を収容する収容部と前記モータとは、前記モータの軸方向に並設され、
前記制御部は、前記第1実装部、前記第2実装部、前記第3実装部が、直方体状に形成されたヒートシンクの3面を囲むように配設されて、前記収容部に収容される、
電動駆動装置。
【請求項9】
請求項8に記載の電動駆動装置であって、
前記ヒートシンクの前記モータの軸線に交差する2面のうちの前記モータに近い側の面に前記第3実装部を配設し、
前記ヒートシンクの前記モータの軸線に交差する2面のうちの前記モータから遠い側の面に前記第1実装部を配設し、
前記ヒートシンクの前記モータの軸線と平行な面に前記第2実装部を配設した、
電動駆動装置。
【請求項10】
請求項6に記載の電動駆動装置であって、
前記制御部を収容する収容部と前記モータとは、前記モータの軸方向に並設され、
前記制御部は、前記第1実装部、前記第2実装部、前記第3実装部、前記第4実装部が、直方体状に形成されたヒートシンクの4面を囲むように配設されて、前記収容部に収容される、
電動駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1が開示する駆動装置は、モータの駆動を制御する制御部を有した制御基板を備え、制御基板はパワーモジュールと電気的に接続され、制御基板のモータ側の端面には、プリドライバ、カスタムIC、位置センサ、マイクロコンピュータが実装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-176999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来から、車両用の電動パワーステアリング装置において、モータと当該モータを駆動する制御部(コントローラ)とを一体化した電動駆動装置が使用されている。
係る電動駆動装置においては、制御基板に搭載されるマイクロコンピュータのサイズが機能追加に伴って大きくなり、係るマイクロコンピュータのサイズアップによって制御基板上における配線レイアウトが過密になる傾向にあった。
【0005】
ここで、制御基板のサイズを大きくすれば、マイクロコンピュータのサイズアップに対応でき、また、配線レイアウトの余裕度が改善する。
しかし、制御基板のサイズアップは、電動駆動装置の大型化につながり、また、標準基板からの基板取り数を減少させて、制御基板の製造コストを増大させるという課題があった。
【0006】
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御基板の実装効率を向上させることで、マイクロコンピュータのサイズアップへの対応や配線レイアウトの余裕度の改善などを、制御基板のサイズアップを抑止しつつ実現できる、電動駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため、本発明に係る電動駆動装置は、その一態様として、モータと前記モータを駆動するための制御部とを備えた電動駆動装置であって、前記制御部は、マイクロコンピュータを有する制御回路、プリドライバ回路、インバータ回路を有し、前記制御回路が実装される第1実装部と、前記プリドライバ回路が実装される第2実装部と、前記インバータ回路が実装される第3実装部とが相互に独立しており、少なくとも前記第1実装部及び前記第2実装部は回路基板に設けられ、前記第1実装部と前記第2実装部との間、及び、前記第2実装部と前記第3実装部との間を、フレキシブルな接続部、または、前記回路基板とは独立した接続部で接続してなる。
【発明の効果】
【0008】
上記発明によると、制御基板の実装効率が向上し、マイクロコンピュータのサイズアップへの対応や配線レイアウトの余裕度の改善などを、制御基板のサイズアップを抑止しつつ実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電動パワーステアリング装置の概略構成図である。
電動駆動装置の外観斜視図である。
電動駆動装置の分解斜視図である。
制御ユニットの回路構成を示すブロック図である。
制御基板の展開図である。
フレキシブル配線で回路基板が接続される制御基板の収容状態を示す側面図である。
コネクタで回路基板が接続される制御基板の収容状態を示す側面図である。
電源供給、信号伝達のための配線を示す制御基板の展開図である。
第3回路基板への電源供給経路を示す側面図である。
電源入力回路を備える制御ユニットの回路構成を示すブロック図である。
電源供給のための配線を示す制御基板の展開図である。
第1-第4回路基板からなる制御基板の収容状態を示す側面図である。
ヒートシンクを備えた制御基板の収容状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る電動駆動装置の適用例である、車両用の電動パワーステアリング装置の構成図である。
電動パワーステアリング装置111は、運転者による操舵操作に基づき転舵輪の転舵角(タイヤ角)を変化させる操舵機構112と、運転者の操舵操作をアシストする操舵アシスト機構113とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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