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公開番号
2024158755
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074257
出願日
2023-04-28
発明の名称
包装袋の開封装置、及び包装袋の開封方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
B65B
69/00 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】空輸後の医療用具の包装袋を開封し易い開封装置を提供する。
【解決手段】医療用具を内包する包装袋の開封装置であって、前記包装袋は、第1シート部と、前記第1シート部に対向する第2シート部とを有し、前記第1シート部と前記第2シート部の間に位置する医療用具を内包しており、前記開封装置は、前記第1シート部の外面に吸着するように構成されている少なくとも一つの第1吸着部、前記第1吸着部を前記第2シート部から離れる第1方向に移動させる第1移動部、前記第2シート部の外面に吸着するように構成されている少なくとも一つの第2吸着部、気体供給装置に接続される第1針管、及び前記第1針管を前記第1シート部の前記外面に向かう第2方向に移動させる第2移動部を有している包装袋の開封装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
医療用具を内包する包装袋の開封装置であって、
前記包装袋は、第1シート部と、前記第1シート部に対向する第2シート部とを有し、前記第1シート部と前記第2シート部の間に位置する医療用具を内包しており、
前記開封装置は、
前記第1シート部の外面に吸着するように構成されている少なくとも一つの第1吸着部、
前記第1吸着部を前記第2シート部から離れる第1方向に移動させる第1移動部、
前記第2シート部の外面に吸着するように構成されている少なくとも一つの第2吸着部、
気体供給装置に接続される第1針管、及び
前記第1針管を前記第1シート部の前記外面に向かう第2方向に移動させる第2移動部を有している包装袋の開封装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記医療用具は、前記第1シート部と前記第2シート部の間の空気が抜かれた状態で前記包装袋内に密封されている請求項1に記載の包装袋の開封装置。
【請求項3】
更に、前記第2吸着部を支持し、前記第2吸着部の移動を抑制する支持部材を有する請求項1に記載の包装袋の開封装置。
【請求項4】
前記第1方向は、鉛直成分を有し水平成分を有していないか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも大きい請求項1に記載の包装袋の開封装置。
【請求項5】
前記第2方向は、鉛直成分を有し水平成分を有していないか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも大きい請求項1に記載の包装袋の開封装置。
【請求項6】
更に、前記気体供給装置に接続される第2針管、及び
前記第2針管を前記第1シート部の前記外面に向かう第3方向に移動させる第3移動部、を有している請求項1に記載の包装袋の開封装置。
【請求項7】
前記第2方向は、鉛直成分を有しておらず水平成分を有しているか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも小さく、
前記第3方向は、鉛直成分を有しておらず水平成分を有しているか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも小さい請求項6に記載の包装袋の開封装置。
【請求項8】
前記第2方向と前記第3方向は、水平方向に互いに近づく方向である請求項7に記載の包装袋の開封装置。
【請求項9】
前記少なくとも一つの第1吸着部は、複数の吸着部を含み、
前記複数の吸着部は、それぞれ吸着面を有しており、
前記第1針管は、前記複数の吸着部の前記吸着面に外接する外接円よりも内側に位置している請求項1に記載の包装袋の開封装置。
【請求項10】
更に、前記第2吸着部を前記第1シート部から離れる第4方向に移動させる第4移動部を有している請求項1に記載の包装袋の開封装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋の開封装置、及び包装袋の開封方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、血管の狭窄病変を治療するためのバルーンカテーテルや、造影剤、薬剤を血管内に投与するためのカテーテル等は、所定の形状の収容具に収容されて保管、運搬されている。このような収容具として、例えば特許文献1には、組み合わせて使用される複数の医療用長尺体を収容する収容具であって、医療用長尺体の各々を収容するために環状に巻回された複数の管体が互いに連結されてなる収容具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/104189号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、特許文献1に開示されているような収容具により巻回された医療用のカテーテル等の医療用具は、密封袋で包装された状態で運搬されることがある。運搬方法に関して、例えば空輸の際には、周囲の気圧が低くなり、包装袋内に残存した気体が膨張する結果、包装袋内で医療用具が動き易くなることが本発明者の検討により分かった。更に、着陸に伴って周囲の気圧が高くなるため、包装袋内において医療用具の位置がずれた状態で動き難くなる場合があり、例えば、開封のための切断予定箇所に医療用具が位置していると、包装袋を開封し難くなることが分かった。本発明は上記の様な問題に着目してなされたものであって、その目的は、空輸後の医療用具の包装袋を開封し易い開封装置を提供することにある。他の目的は、空輸後の医療用具の包装袋を開封し易い開封方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決することのできた実施の形態に係る包装袋の開封装置は、以下の通りである。
[1]医療用具を内包する包装袋の開封装置であって、
前記包装袋は、第1シート部と、前記第1シート部に対向する第2シート部とを有し、前記第1シート部と前記第2シート部の間に位置する医療用具を内包しており、
前記開封装置は、
前記第1シート部の外面に吸着するように構成されている少なくとも一つの第1吸着部、
前記第1吸着部を前記第2シート部から離れる第1方向に移動させる第1移動部、
前記第2シート部の外面に吸着するように構成されている少なくとも一つの第2吸着部、
気体供給装置に接続される第1針管、及び
前記第1針管を前記第1シート部の前記外面に向かう第2方向に移動させる第2移動部を有している包装袋の開封装置。
【0006】
実施の形態に係る開封装置によれば、第2吸着部を包装袋の第2シート部の外面に吸着させた状態で、第1吸着部を包装袋の第1シート部の外面に吸着させて第2シート部から離れる第1方向に移動させることにより、第1シート部の少なくとも一部を引き伸ばすことができる。更に、引き伸ばした第1シート部の外面に第1針管を突き刺して包装袋内に気体を供給することにより、包装袋内において医療用具を動かし易くなるため、開封時の切断等を妨げない位置に医療用具を移動させることができる。これにより開封時の切断等を行い易くなる。
【0007】
実施の形態に係る包装袋の開封装置は、以下の[2]~[15]のいずれかであることが好ましい。
[2]前記医療用具は、前記第1シート部と前記第2シート部の間の空気が抜かれた状態で前記包装袋内に密封されている[1]に記載の包装袋の開封装置。
[3]更に、前記第2吸着部を支持し、前記第2吸着部の移動を抑制する支持部材を有する[1]または[2]に記載の包装袋の開封装置。
[4]前記第1方向は、鉛直成分を有し水平成分を有していないか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも大きい[1]~[3]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[5]前記第2方向は、鉛直成分を有し水平成分を有していないか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも大きい[1]~[4]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[6]更に、前記気体供給装置に接続される第2針管、及び
前記第2針管を前記第1シート部の前記外面に向かう第3方向に移動させる第3移動部、を有している[1]~[5]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[7]前記第2方向は、鉛直成分を有しておらず水平成分を有しているか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも小さく、
前記第3方向は、鉛直成分を有しておらず水平成分を有しているか、または、
鉛直成分と水平成分とを有し、前記鉛直成分は前記水平成分よりも小さい[6]に記載の包装袋の開封装置。
[8]前記第2方向と前記第3方向は、水平方向に互いに近づく方向である[6]または[7]に記載の包装袋の開封装置。
[9]前記少なくとも一つの第1吸着部は、複数の吸着部を含み、
前記複数の吸着部は、それぞれ吸着面を有しており、
前記第1針管は、前記複数の吸着部の前記吸着面に外接する外接円よりも内側に位置している[1]~[8]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[10]更に、前記第2吸着部を前記第1シート部から離れる第4方向に移動させる第4移動部を有している[1]~[9]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[11]前記気体供給装置が供給する気体は、空気、酸素、窒素、二酸化炭素、殺菌ガス、またはこれらの混合物である[1]~[10]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[12]前記医療用具は、巻回部を有する管状体を含んでいる[1]~[11]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[13]更に、前記包装袋の前記第1シート部と前記第2シート部が固定されていない非固定部の一部を切断するように構成されている切断部を有している[1]~[12]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[14]更に、前記包装袋を傾斜させる傾斜部を含む[1]~[13]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
[15]更に、前記包装袋を振動させる振動部を含む[1]~[14]のいずれかに記載の包装袋の開封装置。
【0008】
上記課題を解決することのできた実施の形態に係る包装袋の開封方法は、以下の通りである。
[16]医療用具を内包する包装袋の開封方法であって、
前記包装袋は、第1シート部と、前記第1シート部に対向する第2シート部とを有し、前記第1シート部と前記第2シート部の間に位置する医療用具を内包しており、
前記開封方法は、前記第1シート部の一部を、前記第2シート部から離れる方向に移動させる工程、
針管を前記第1シート部の外面から突き刺す工程、
前記第1シート部と前記第2シート部の間に前記針管から気体を供給する工程を含む包装袋の開封方法。
【0009】
実施の形態に係る包装袋の開封方法は、以下の[17]~[19]のいずれかであることが好ましい。
[17]更に、前記包装袋の前記第1シート部と前記第2シート部が固定されていない非固定部の一部を切断する第1切断工程を含む[16]に記載の包装袋の開封方法。
[18]更に、前記第1切断工程の後に、前記第1切断工程の切断により形成された第1開口の少なくとも一部が、鉛直方向における上側または下側に位置するように前記包装袋を傾斜させる傾斜工程を含む[17]に記載の包装袋の開封方法。
[19]更に、前記第1切断工程の後に、前記包装袋を振動させる工程を含む[17]または[18]に記載の包装袋の開封方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、上記構成により、空輸後の医療用具の包装袋を開封し易い方法を提供することができる。また上記構成により、空輸後の医療用具の包装袋を開封し易い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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