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公開番号2024158705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074115
出願日2023-04-28
発明の名称後処理装置および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類B65H 31/26 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】用紙をスムーズに導入できる後処理装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】後処理装置は、搬送部が画像形成装置から印刷済み用紙を受け取って搬送する。搬送部の排出ローラから排出される用紙は、一旦排紙トレイに着地し、その後、処理部に設けられた後処理トレイ上に戻されて、1対の整合板(126)で幅方向両端が整合される。位置制御部は、搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、用紙の先端が排紙トレイに着地するまで、1対の整合板の間隔を用紙の幅方向両端より内側になるように、位置制御する。そのとき、整合板を前傾させ、整合板の傾斜辺(126a)に1枚目の用紙の先端が引っ掛かるのを抑制できる。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置から排出された印刷済みの用紙を後処理する後処理装置であって、
前記用紙を受け取って搬送する搬送部、
前記搬送部で搬送された用紙を受け取って前記用紙に後処理を施す処理部、
前記処理部に設けられて前記後処理のための用紙を載置する後処理トレイ、
前記後処理トレイから後処理済みの用紙を排出するための排紙トレイ、および
前記後処理トレイ上において前記用紙の幅方向に移動可能に設けられ、前記用紙の幅方向両端を整合するための1対の整合板を備え、
前記1対の整合板はそれぞれ支軸によって回動可能に設けられ、さらに
前記搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、前記用紙の先端が前記排紙トレイに着地するまで、前記1対の整合板の間隔を前記用紙の幅方向両端より内側である初期位置に設定する位置制御部、および
前記初期位置において前記1対の整合板を前記支軸を中心にして回動させる回動部を備える、後処理装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記回動部は前記整合板に作用して前記整合板の一部を下降させる下降手段を含む、請求項1記載の後処理装置。
【請求項3】
前記整合板で前記後処理トレイ上の用紙の幅方向を整合する前に、前記の整合板の姿勢を定常位置に戻す戻し部をさらに備える、請求項1記載の後処理装置。
【請求項4】
前記戻し部は前記整合板に作用して前記整合板の一部を上昇させる上昇手段を含む、請求項3記載の後処理装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の後処理装置を備える、画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、後処理装置および画像形成装置に関し、特にたとえば、後処理のために用紙を後処理トレイ上で整合する、後処理装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
この種の技術の一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された技術では、ステープルトレイに折り用紙を排紙して整合する際に、折り部が引っ掛かるのを防止するために、整合部材上に用紙を着地させて整合部材で折り部を支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012‐162346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、折り用紙には対応できるものの、用紙の先端が後処理装置の排紙トレイに引っ掛かるという問題を解決することはできない。
【0005】
それゆえに、本開示の主たる目的は、新規な、後処理装置および画像形成装置を提供することである。
【0006】
本開示の他の目的は、用紙の先端が排紙トレイに引っ掛かるのを防止できる、後処理装置および画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、本開示の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、本開示を何ら限定するものではない。
【0008】
第1の実施例は、画像形成装置から排出された印刷済みの用紙を後処理する後処理装置であって、用紙を受け取って搬送する搬送部、搬送部で搬送された用紙を受け取って用紙に後処理を施す処理部、処理部に設けられて後処理のための用紙を載置する後処理トレイ、後処理トレイから後処理済みの用紙を排出するための排紙トレイ、および後処理トレイ上において用紙の幅方向に移動可能に設けられ、後処理トレイ上において用紙の幅方向両端を整合するための1対の整合板を備え、1対の整合板はそれぞれ支軸によって回動可能に設けられ、さらに搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、用紙の先端が排紙トレイに着地するまで、1対の整合板の間隔を用紙の幅方向両端より内側である初期位置に設定する位置制御部、および初期位置において1対の整合板を支軸を中心にして回動させる回動部を備える、後処理装置である。
【0009】
第1の実施例では、後処理装置(100:実施例で相当する部分を例示する参照符号。ただし、限定する意図はない。以下、同様。)は、画像形成装置(10)から排出された印刷済みの用紙(PP)に、たとえばステープル処理などの後処理を施すものであって、搬送部(106)がその用紙を取り込んで搬送する。処理部(112)は、搬送部(106)で搬送された用紙(PP)を受け取って、後処理トレイ(118)上で用紙に後処理を施す。排紙トレイ(104)には処理部(112)から後処理済みの用紙(PP)が排出される。1対の整合板(126)は、支軸(170)によって前後方向に回転可能に設けられるともに、たとえば後処理トレイ(118)上において、用紙の幅方向に移動可能に設けられ、後処理トレイ(118)上において用紙(PP)の幅方向両端を整合する。位置制御部(134、S5)は、1対の整合板(126)の用紙の幅方向の位置を制御することができ、搬送部(106)から1枚目の用紙(PP)を排出するとき、用紙の先端が排紙トレイ(104)に着地するまで、2つの1対の整合板(126)の間隔を用紙の幅方向両端より内側の初期位置になるように、位置制御する。回動部(134、S6)は、その初期位置において、整合板(126)を支軸(170)を中心として回動(たとえば、前傾)させる。したがって、1枚目の用紙は、1対の整合板(126)の上縁によって支持されて移送されるので、用紙の両端の撓みを抑制することができ、用紙の先端の垂れ下がりを抑制する。それとともに、各整合板を回動することによって、1枚目の用紙の先端と整合板(126)の傾斜辺(126a)との接触角を小さくすることによって、1枚目の用紙の先端が整合板に引っ掛かるのが抑制される。
【0010】
第1の実施例によれば、1枚目の用紙がスムーズに後処理装置へ導入され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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