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公開番号2025105675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025068469,2020571301
出願日2025-04-18,2020-02-07
発明の名称動画像符号化装置、動画像復号装置および集積回路
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK,個人
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】HEVCでは、タイル、ウェーブフロント並列処理、スライスに対応しているが、これらのツールの利用が排他的ではないために、処理が複雑になる。
【解決手段】CABACの同期処理が行われるか否かを示すフラグと、1ビットのシンタックスエレメントと、バイトアライン用のビット列と、を復号する復号部を備え、前記フラグの値が1の場合、前記バイトアライン用のビット列は、タイルグループの最後のCTUか否か、及び、CTU行の最後のCTUか否かに基づいて、復号される。
【選択図】図31
特許請求の範囲【請求項1】
符号化データを復号する動画像復号装置において、
Context-adaptive binary arithmetic coding(CABAC)の同期処理が行われるか否かを示すフラグと、1ビットのシンタックスエレメントと、バイトアライン用のビット列と、を復号する復号部を備え、
前記フラグの値が1の場合、
前記バイトアライン用のビット列は、タイルグループの最後のCTUか否か、及び、CTU行の最後のCTUか否かに基づいて、復号されることを特徴とする動画像復号装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記バイトアライン用のビット列は、前記タイルグループの最後のCTUでは省略されることを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項3】
前記フラグの値が1の場合、
前記バイトアライン用のビット列は、前記タイルグループの最後のCTUではなく、及び、前記CTU行の最後のCTUであるときに復号されることを特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項4】
符号化データを生成する動画像符号化装置において、
Context-adaptive binary arithmetic coding(CABAC)の同期処理が行われるか否かを示すフラグと、1ビットのシンタックスエレメントと、バイトアライン用のビット列と、を符号化する符号化部を備え、
前記フラグの値が1の場合、
前記バイトアライン用のビット列は、タイルグループの最後のCTUか否か、及び、CTU行の最後のCTUか否かに基づいて、符号化されることを特徴とする動画像符号化装置。
【請求項5】
符号化データを復号する集積回路において、
Context-adaptive binary arithmetic coding(CABAC)の同期処理が行われるか否かを示すフラグと、1ビットのシンタックスエレメントと、バイトアライン用のビット列と、を復号する復号部を備え、
前記フラグの値が1の場合、
前記バイトアライン用のビット列は、タイルグループの最後のCTUか否か、及び、CTU行の最後のCTUか否かに基づいて、復号されることを特徴とする集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、動画像復号装置、動画像符号化装置および集積回路に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやHEVC(High-Efficiency Video Coding)などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を通知することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、画面を複数の単位に分割して伝送する方法としては、スライス、CTU行(ウェーブフロント並列)、タイルに分割する方法が知られている。以下、これらをセグメントと記す。
【0007】
また、近年の動画像符号化及び復号の技術として非特許文献1が挙げられ、非特許文献2には、タイルグループの技術が開示されており、タイルグループの具体的なシンタックス例は非特許文献3に開示されている。非特許文献4では、rectangle tileと呼ばれる矩形のタイルグループが開示されている。
【0008】
また、複数のタイルを一つにまとめたサブストリーム(以下、タイルグループと記す)におけるウェーブフロント並列化技術が、非特許文献5に開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
" Versatile Video Coding (Draft 4)", JVET-M1001-v6, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019-03-09
"Tile groups for VVC", JVET-L0415, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2018-09-25
"Spec text for the agreed starting point on slicing and tiling", JVET-L0686, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2018-10-12
"AHG12: On Tile Grouping", JVET-M0853, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019-01-12
" AHG12: Wavefront processing in a tile group", JVET-M0070-v1, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019-01-03
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
HEVCでは、ピクチャを矩形に分割するタイルと、CTU行に分割するウェーブフロント並列処理(Wavefront Parallel Processing, WPP)と、連続するCTUの集合に分割するスライスに対応しているが、一つの領域に対して、タイルやウェーブフロント、スライスの利用が排他的ではないために、処理が複雑になる、という課題がある。また、非特許文献2や3のような、タイルグループに対応していないので、タイルやウェーブフロント並列化を用いる場合には、符号化データの開始位置を示すエントリポイントをピクチャ単位で符号化することしかできず、画面を分割したグループ単位で符号化できないという課題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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