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公開番号
2024158158
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073119
出願日
2023-04-27
発明の名称
発振器
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03B
5/32 20060101AFI20241031BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】用途や環境などが異なる様々な状況に応じて振動素子の温度を適切に制御することが可能な発振器を提供すること。
【解決手段】前記振動素子の温度を検出する第1温度センサーと、前記振動素子の温度を制御する温度制御素子と、前記温度制御素子の動作を制御する制御信号を生成する温度制御回路と、を備え、前記温度制御回路は、設定温度と前記第1温度センサーが検出した第1検出温度との差に利得を乗じた値に基づいて前記制御信号を生成し、前記利得が可変である、発振器。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
振動素子と、
前記振動素子の温度を検出する第1温度センサーと、
前記振動素子の温度を制御する温度制御素子と、
前記温度制御素子の動作を制御する制御信号を生成する温度制御回路と、を備え、
前記温度制御回路は、設定温度と前記第1温度センサーが検出した第1検出温度との差に利得を乗じた値に基づいて前記制御信号を生成し、
前記利得が可変である、発振器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記温度制御回路は、
前記温度制御素子が動作を開始してからの起動期間において、前記設定温度と前記第1検出温度との差が第1温度差以下になったとき、前記利得を第1の値から前記第1の値よりも小さい第2の値に切り替える、発振器。
【請求項3】
請求項2において、
前記温度制御回路は、
前記起動期間において、前記設定温度と前記第1検出温度との差が前記第1温度差よりも小さい第2温度差以下になったとき、前記利得を前記第2の値から前記第2の値よりも小さい第3の値に切り替える、発振器。
【請求項4】
請求項1において、
前記温度制御回路は、
前記温度制御素子が動作を開始してからの起動期間において、前記温度制御素子による消費電力をあらかじめ定められた上限値以下に制限する、発振器。
【請求項5】
請求項1において、
前記振動素子を発振させて生成される発振信号の周波数を温度補償する温度補償回路をさらに備え、
前記温度補償回路は、
前記温度制御素子が動作を開始した初期期間における、前記制御信号及び前記第1検出温度に基づいて、温度補償係数を推定する推定回路と、
前記推定回路が推定した前記温度補償係数及び前記第1検出温度に基づいて、前記発振信号の周波数を温度補償するための第1温度補償値を算出する第1温度補償演算回路を含む、発振器。
【請求項6】
請求項5において、
前記発振信号が入力されるPLL回路をさらに備え、
前記温度補償回路は、
前記第1温度補償値に基づいて、前記PLL回路の分周比を計算する分周比演算回路をさらに含む、発振器。
【請求項7】
請求項5において、
前記第1温度補償演算回路は、前記温度制御素子が動作を開始してからの起動期間が終了した後は、動作を停止する、発振器。
【請求項8】
請求項5において、
第2温度センサーをさらに備え、
前記温度補償回路は、
前記第1検出温度と前記第2温度センサーが検出した第2検出温度との差分に基づいて前記発振信号の周波数を温度補償するための第2温度補償値を算出する第2温度補償演算回路をさらに含み、
前記振動素子と前記第2温度センサーとの距離は、前記振動素子と前記第1温度センサーとの距離よりも大きい、発振器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発振器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水晶発振器が収容された恒温槽を構成するパッケージから外部に漏洩する熱量を検出し、検出した漏洩熱量に基づき水晶発振器の発振周波数を補正する恒温槽型水晶発振器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-105572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水晶発振器に含まれる振動素子は温度特性を有するため、水晶発振器の発振周波数を所望の発振周波数にするためには、振動素子の温度を所定の温度で安定させることが必要である。しかしながら、特許文献1に記載の恒温槽型水晶発振器では、恒温槽の温度を制御するための利得が固定されているため、発振器の用途や動作環境によっては利得が適切でなく、振動素子の温度を適切に制御できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る発振器の一態様は、
振動素子と、
前記振動素子の温度を検出する第1温度センサーと、
前記振動素子の温度を制御する温度制御素子と、
前記温度制御素子の動作を制御する制御信号を生成する温度制御回路と、を備え、
前記温度制御回路は、設定温度と前記第1温度センサーが検出した第1検出温度との差に利得を乗じた値に基づいて前記制御信号を生成し、
前記利得が可変である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の発振器の断面図。
本実施形態の発振器の平面図。
発振器が有する内側パッケージおよびその内部を示す断面図。
発振器が有する電圧制御発振器を示す断面図。
発振器の機能ブロック図。
第1実施形態における温度制御素子に対する制御量の時間変化の概要を示す図。
第1実施形態における振動素子の温度の時間変化の概要を示す図。
第1実施形態における温度制御回路の構成例を示す図。
第1実施形態における温度補償回路の構成例を示す図。
第2実施形態における温度制御素子に対する制御量の時間変化の概要を示す図。
第2実施形態における振動素子の温度の時間変化の概要を示す図。
第2実施形態における温度制御回路の構成例を示す図。
第3実施形態における温度制御素子に対する制御量の時間変化の概要を示す図。
第3実施形態における振動素子の温度の時間変化の概要を示す図。
第3実施形態における温度制御回路の構成例を示す図。
第4実施形態における温度補償回路の構成例を示す図。
第1テーブルの一例を示す図。
第2テーブルの一例を示す図。
起動期間における発振信号の周波数及びフラクショナルN-PLL回路の分周比の時間変化の一例を示す図。
起動期間における発振信号の周波数及びフラクショナルN-PLL回路の分周比の時間変化の他の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0008】
1.第1実施形態
1-1.発振器の構造
図1は、本実施形態の発振器を示す断面図である。図2は、発振器を上面側から見た平面図である。図3は、発振器が有する内側パッケージおよびその内部を示す断面図である。図4は、発振器が有する電圧制御発振器を示す断面図である。
【0009】
図1および図2に示す発振器1は、恒温槽型水晶発振器であり、外側パッケージ2と、内側パッケージ3と、制御IC4と、電圧制御発振器5と、を備える。内側パッケージ3、制御IC4及び電圧制御発振器5は、外側パッケージ2に収容されている。
【0010】
図1に示すように、外側パッケージ2は、外側ベース21と、外側リッド22と、を有
する。外側ベース21は、基板27と、基板27の上面の縁部から上側に向けて立設する枠状の壁部28と、基板27の下面の縁部から下側に向けて立設する枠状の脚部29と、を有する。基板27の上面と壁部28とによって外側ベース21の上面21aに開口する上側凹部211が形成され、基板27の下面と脚部29とによって外側ベース21の下面21bに開口する下側凹部212が形成されている。そのため、外側ベース21は、断面視において略H型となっている。
(【0011】以降は省略されています)
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