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公開番号2024157685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072181
出願日2023-04-26
発明の名称自動改札機、自動改札システム、自動改札方法、および自動改札プログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G07B 15/00 20110101AFI20241031BHJP(チェック装置)
要約【課題】複数の媒体リーダを搭載した自動改札機を通行する旅客が目的の媒体リーダ以外からの誤読み取りを防止することができる技術を提供する。
【解決手段】実施形態に係る自動改札機であって、複数の媒体リーダと、複数の媒体リーダのうちの1つの第1の媒体リーダが読み取った媒体情報を取得し、媒体情報を取得後、複数の媒体リーダを停止状態にする媒体情報取得部と、媒体情報に基づいて旅客が通行可能かどうかを認証する媒体認証部と、第1の媒体リーダに対応付けられた、通路内の第1の所定のラインに旅客が到達したかどうかを判定する位置検出部と、旅客が所定の位置に到達した場合、第1の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御する媒体リーダ制御部と、を備える。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
複数の媒体リーダと、
前記複数の媒体リーダのうちの1つの第1の媒体リーダが読み取った媒体情報を取得し、前記媒体情報を取得後、前記複数の媒体リーダを停止状態にする媒体情報取得部と、
前記媒体情報に基づいて旅客が通行可能かどうかを認証する媒体認証部と、
前記第1の媒体リーダに対応付けられた、通路内の第1の所定のラインに前記旅客が到達したかどうかを判定する位置検出部と、
前記旅客が前記所定の位置に到達した場合、前記第1の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御する媒体リーダ制御部と、
を備える、自動改札機。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記旅客が通行可能であると認証した後、前記媒体リーダ制御部は、前記媒体情報を取得した媒体リーダより上流にある媒体リーダを前記停止状態から受け付け状態になるように制御する、請求項1に記載の自動改札機。
【請求項3】
前記第1の所定のラインは、前記第1の媒体リーダが設置された場所に対応する通路内の位置よりも下流に設定される、請求項1に記載の自動改札機。
【請求項4】
前記位置検出部は、前記媒体情報を取得した媒体リーダより下流にある第2の媒体リーダに対応付けられた、前記通路内の第2の所定のラインに前記旅客が到達したかどうか判定し、
前記媒体リーダ制御部は、前記旅客が前記第2の所定の位置に到達した場合、前記第2の媒体リーダを前記停止状態から受け付け状態になるように制御する、請求項1に記載の自動改札機。
【請求項5】
前記第1の所定のラインは、前記通路内において、前記第2の所定のラインより上流に設定される、請求項4に記載の自動改札機。
【請求項6】
前記第1の所定のラインは、前記通路内において、前記第2の所定のラインと同じ位置に設定される、請求項4に記載の自動改札機。
【請求項7】
前記旅客の通行可能と判定した後、前記旅客が前記通路から退去した場合、前記媒体リーダ制御部は、前記複数の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御する、請求項1に記載の自動改札機。
【請求項8】
複数の媒体リーダを備える自動改札機と、
前記自動改札機に接続されたサーバと、
を備え、前記自動改札機は、
前記複数の媒体リーダのうちの1つの第1の媒体リーダが読み取った媒体情報を取得し、前記媒体情報を取得後、前記複数の媒体リーダを停止状態にする媒体情報取得部と、
前記媒体情報と、旅客の通路内の位置を示す位置情報を前記サーバに送信する送信制御部と、
を備え、前記サーバは、
前記媒体情報に基づいて旅客が通行可能かどうかを認証する媒体認証部と、
前記位置情報に基づいて、前記第1の媒体リーダに対応付けられた、通路内の第1の所定のラインに前記旅客が到達したかどうかを判定する位置検出部と、
前記旅客が前記所定の位置に到達した場合、前記第1の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御する媒体リーダ制御部と、
を備える、自動改札システム。
【請求項9】
複数の媒体リーダを備える自動改札機のプロセッサが実行する自動改札方法であって、
前記複数の媒体リーダのうちの1つの第1の媒体リーダが読み取った媒体情報を取得することと、
前記媒体情報を取得後、前記複数の媒体リーダを停止状態にすることと、
前記媒体情報に基づいて旅客が通行可能かどうかを認証することと、
前記第1の媒体リーダに対応付けられた、通路内の第1の所定のラインに前記旅客が到達したかどうかを判定することと、
前記旅客が前記所定の位置に到達した場合、前記第1の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御することと、
を備える、自動改札方法。
【請求項10】
複数の媒体リーダを備える自動改札機のプロセッサによって実行させるための命令を備える自動改札プログラムであって、前記命令は、
前記複数の媒体リーダのうちの1つの第1の媒体リーダが読み取った媒体情報を取得することと、
前記媒体情報を取得後、前記複数の媒体リーダを停止状態にすることと、
前記媒体情報に基づいて旅客が通行可能かどうかを認証することと、
前記第1の媒体リーダに対応付けられた、通路内の第1の所定のラインに前記旅客が到達したかどうかを判定することと、
前記旅客が前記所定の位置に到達した場合、前記第1の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御することと、
を備える、自動改札プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、自動改札機、自動改札システム、自動改札方法、および自動改札プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
旅客の利便性向上のため、複数の媒体リーダを搭載する自動改札機がある。例えば、磁気媒体読み取り器とICカードリーダのような複数の媒体リーダを搭載する自動改札機では、1つの媒体から媒体情報を読み取ると、他の媒体リーダの読み取りを停止する。
【0003】
今後、2次元コードリーダ、EMV(Europay Mastercard Visa)リーダ等、さらに複数の媒体リーダを搭載する自動改札機が利用されることが想定される。
【0004】
また、特許文献1では、顔認証と光学系リーダの読み取りとを組み合わせて旅客の認証を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-110324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、自動改札機は、媒体情報を読み取って認証が終了すると、媒体が読み取り可能な受け付け状態に戻っている。そのため、旅客は、1つ目の媒体を読み取らせた後、意図せずに2つ目の媒体を読み取らせてしまう場合がある。この場合、旅客が自動改札機を通行し終えていないにも関わらず、複数の媒体情報が読み取られたことにより、判定NGとなる。そのため、自動改札機は、ドアを閉じて旅客の通行を阻止することになるため、流動阻害が発生するという問題がある。
【0007】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、複数の媒体リーダを搭載した自動改札機を通行する旅客が目的の媒体リーダ以外からの誤読み取りを防止することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る自動改札機は、複数の媒体リーダと、前記複数の媒体リーダのうちの1つの第1の媒体リーダが読み取った媒体情報を取得し、前記媒体情報を取得後、前記複数の媒体リーダを停止状態にする媒体情報取得部と、前記媒体情報に基づいて旅客が通行可能かどうかを認証する媒体認証部と、前記第1の媒体リーダに対応付けられた、通路内の第1の所定のラインに前記旅客が到達したかどうかを判定する位置検出部と、前記旅客が前記所定の位置に到達した場合、前記第1の媒体リーダを停止状態から受け付け状態になるように制御する媒体リーダ制御部と、を備えるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る自動改札システムの構成例を示す概念図である。
図2は、第1の実施形態における自動改札機20の側面図を示した図である。
図3は、第1の実施形態に係る自動改札機のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、第1の実施形態に係る中央サーバのハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5は、第1の実施形態における自動改札処理手順の一例を示すフローチャートである。
図6は、第2の実施形態における自動改札機の側面図を示した図である。
図7は、第2の実施形態に係る自動改札機のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8は、第2の実施形態における自動改札処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら自動改札機、自動改札システム、自動改札方法、および自動改札プログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。例えば、複数の同一または類似の要素が存在する場合に、各要素を区別せずに説明するために共通の符号を用いることがあるし、各要素を区別して説明するために当該共通の符号に加えて枝番号を用いることもある。
(【0011】以降は省略されています)

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