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公開番号2024155965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024140585,2020116352
出願日2024-08-22,2020-07-06
発明の名称潤滑組成物及びそれを用いた共重合体の製造方法
出願人エスケー イノベーション カンパニー リミテッド,SK INNOVATION CO.,LTD.,エスケー ジオ セントリック カンパニー リミテッド
代理人個人,個人
主分類C10M 169/04 20060101AFI20241024BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】重合禁止剤及び重合禁止促進剤の相互作用により、重合工程での自己重合体の生成を抑制できる。
【解決手段】本発明の実施形態の潤滑組成物は、基油と、フェノチアジン系重合禁止剤と、ヒンダードフェノール系化合物及びヒドロキノン系化合物を含む重合禁止促進剤とを含む。重合禁止剤及び重合禁止促進剤の相互作用により、重合工程での自己重合体の生成を抑制させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基油と、
フェノチアジン系重合禁止剤と、
ヒンダードフェノール系化合物及びヒドロキノン系化合物を含む重合禁止促進剤とを含む、潤滑組成物。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記重合禁止剤は、下記化学式1で表される化合物を含む、請求項1に記載の潤滑組成物。
TIFF
2024155965000012.tif
52
169
(化学式1中、R

~R

は、それぞれ独立して水素、炭素数1~5のアルキル基または炭素数1~5のアルコキシ基である。)
【請求項3】
前記重合禁止剤の含有量は、前記基油の重量に対して1~2,000ppmである、請求項1に記載の潤滑組成物。
【請求項4】
前記重合禁止剤の含有量は、前記基油の重量に対して1~10ppmである、請求項3に記載の潤滑組成物。
【請求項5】
前記ヒンダードフェノール系化合物は、下記化学式2で表される、請求項1に記載の潤滑組成物。
TIFF
2024155965000013.tif
51
169
(化学式2中、R

~R
11
は、それぞれ炭素数1~5のアルキル基である。)
【請求項6】
前記ヒンダードフェノール系化合物は、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)である、請求項5に記載の潤滑組成物。
【請求項7】
前記ヒドロキノン系化合物は、下記化学式3で表される、請求項1に記載の潤滑組成物。
TIFF
2024155965000014.tif
61
169
(化学式3中、R
12
~R
16
は、それぞれ水素または炭素数1~5のアルキル基である。)
【請求項8】
前記ヒドロキノン系化合物は、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MeHQ)である、請求項7に記載の潤滑組成物。
【請求項9】
前記重合禁止促進剤の含有量は、前記基油の重量に対して1~10重量%である、請求項1に記載の潤滑組成物。
【請求項10】
極性非芳香族化合物をさらに含む、請求項1に記載の潤滑組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑組成物及びそれを用いた共重合体の製造方法に関する。より詳細には、基油および添加剤を含む潤滑組成物、並びにそれを用いた共重合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 920 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、エチレン-アクリル酸共重合体のようなエチレン-カルボン酸共重合体は、シール材、接着剤、パッキング材、光学フィルムなどの様々な用途に活用されている。
【0003】
エチレン-カルボン酸共重合体は、エチレン及び共単量体としてのカルボン酸系化合物(例えば、アクリル酸、メタクリル酸など)を連続反応器により重合して製造することができる。
【0004】
カルボン酸系化合物は、エチレンに比べて自己反応性が高いため、流路、ポンプ、コンプレッサーなどから供給される過程で高温にさらされるときに自己重合されることがある。
【0005】
この場合、ポンプ、コンプレッサー、流路などの前記装置のクロッギング、流路の遮断などの装置欠陥が引き起こされることがあり、これにより、共重合体の生産収率が低下し、工程の均一な繰り返しが困難になることがある。
【0006】
そこで、共重合体を重合するための単量体のほか、自己重合を抑制するための添加剤を共に使用する方法が研究されている。しかし、前述した装置欠陥を直接遮断するために、装置に適用される潤滑油のような組成物にも自己重合を効率よく抑制するための設計又は研究が求められる。
【0007】
例えば、国際特許公開公報WO2016/172076号は、重合反応のファウリングを防止するための重合禁止剤の使用を開示しているが、前述のような装置、工程単位での自己重合を防止するための設計は開示していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際特許公開公報WO2016/172076号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、向上した工程信頼性、重合効率を実現するための潤滑組成物を提供することである。
【0010】
本発明の目的は、前記潤滑組成物を用いた共重合体の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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