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公開番号
2024154909
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069127
出願日
2023-04-20
発明の名称
浴室システム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
A47K
4/00 20060101AFI20241024BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】浴槽の湯水の有効利用が、構成の簡易な手段によって適切に図ることが可能な浴室システムを提供する。
【解決手段】追い焚き用配管20aに分岐接続されている排水用流路8と、浴槽3の湯水を排水用流路8に流れさせる状態と流れさせない状態とのいずれか一方を選択的に切り替え設定可能に構成され、かつ浴槽設置領域1aに配されている流路切替弁Vaおよび排水用流路8に設けられているポンプPaと、を備えている、浴室システムAであって、浴槽エプロン部30には、開口部37が設けられ、かつ排水用流路8の終端の排水部81は、開口部37を介して洗い場領域1bに対面または露出した配置に設けられており、浴槽3の湯水を、排水用流路8の排水部81から洗い場領域1bに流すことが可能な構成とされている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
追い焚き用配管が接続されている浴槽が設置されている浴槽設置領域と、
この浴槽設置領域とは浴槽エプロン部を介して仕切られている洗い場領域と、
前記追い焚き用配管に分岐接続されている排水用流路と、
前記浴槽の湯水を前記排水用流路に流れさせる状態と流れさせない状態とのいずれか一方を選択的に切り替え設定可能に構成され、かつ前記浴槽設置領域に配されている流路切替弁および前記排水用流路に設けられているポンプと、
を備えている、浴室システムであって、
前記浴槽エプロン部には、開口部が設けられ、かつ前記排水用流路の終端の排水部は、前記開口部を介して前記洗い場領域に対面または露出した配置に設けられており、前記浴槽の湯水を、前記排水用流路の前記排水部から前記洗い場領域に流すことが可能な構成とされていることを特徴とする、浴室システム。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の浴室システムであって、
前記浴槽への湯張り動作、および前記浴槽に設置されている給湯端末への給湯動作が可能な給湯装置と、
この給湯装置からの供給湯水、および前記供給湯水に洗剤が混合された洗剤液のいずれか一方を所定のノズル孔から前記洗い場領域に選択的に噴射し、前記洗い場領域の洗浄動作が可能とされた洗浄装置と、
をさらに備えている、浴室システム。
【請求項3】
請求項2に記載の浴室システムであって、
前記洗浄装置による前記洗い場領域の洗浄動作が開始されるときには、これに先立って、前記浴槽の湯水が前記排水用流路を利用して前記洗い場領域に流され、前記洗い場領域の予備すすぎ工程が行なわれるように制御する制御手段を、
さらに備えている、浴室システム。
【請求項4】
請求項2または3に記載の浴室システムであって、
前記排水用流路の前記排水部を構成するノズル孔が形成されているノズルヘッド部を備え、かつこのノズルヘッド部には、前記洗浄装置の前記ノズル孔も設けられている、浴室システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
浴室システムの具体例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の浴室システムにおいては、浴槽に接続されている追い焚き用配管に、排水用流路が分岐接続されている。また、その分岐接続箇所には、流路切替弁(三方弁)が設けられ、さらにその近傍にはポンプが設けられている。流路切替弁を所定状態に設定し、かつポンプを稼働させることにより、浴槽の湯水を、排水用流路を介して浴槽の外部に強制的に排出することが可能である。
【0003】
このような構成によれば、たとえば入浴者が浴槽内において体調不良になったような際には、浴槽の湯水を強制的に排出し、入浴者の溺れ、あるいは熱中症を抑制することが可能である。また、浴槽の湯水は、本来的には、浴槽の底部の排水口から外部に排水可能であるが、前記した排水用流路からの排水を併用すれば、浴槽の湯水を速く抜くことができる。
【0004】
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき余地があった。
【0005】
すなわち、前記浴槽の湯水が排水用流路を介して外部に排水される場合において、この湯水は、浴室の排水部に導かれて排水され、そのまま廃棄されている。このため、前記湯水は有効な用途には利用されていないこととなり、この点において改善の余地がある。具体例を挙げると、浴室の洗い場領域を清掃(洗浄)するに際し、予め洗い場領域に湯水を撒いて湿らせておきたい場合がある。この場合、たとえば浴槽の湯水を洗面器で掬ってから洗い場領域に撒く作業、あるいは浴室に設置されたシャワーヘッドから湯水を噴出させて洗い場領域に撒く作業などが行なわれている。これでは、ユーザにとってそのような作業が面倒であったり、あるいはシャワー湯水の消費量が多くなるなどの不具合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6587985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、浴槽の湯水の有効利用を、構成の簡易な手段によって適切に図ることが可能な浴室システムを提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
本発明により提供される浴室システムは、追い焚き用配管が接続されている浴槽が設置されている浴槽設置領域と、この浴槽設置領域とは浴槽エプロン部を介して仕切られている洗い場領域と、前記追い焚き用配管に分岐接続されている排水用流路と、前記浴槽の湯水を前記排水用流路に流れさせる状態と流れさせない状態とのいずれか一方を選択的に切り替え設定可能に構成され、かつ前記浴槽設置領域に配されている流路切替弁および前記
排水用流路に設けられているポンプと、を備えている、浴室システムであって、前記浴槽エプロン部には、開口部が設けられ、かつ前記排水用流路の終端の排水部は、前記開口部を介して前記洗い場領域に対面または露出した配置に設けられており、前記浴槽の湯水を、前記排水用流路の前記排水部から前記洗い場領域に流すことが可能な構成とされていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によれば、浴槽の湯水を、排水用流路を介して浴槽の外部に排出することができるため、浴槽の湯水を迅速に抜きたい場合に、そのような要望に的確に応え得るものとなる。また、これに加え、次のような効果がさらに得られる。
排水用流路を介して浴槽の外部に排出される湯水は、洗い場領域に流される。このため、前記湯水を洗い場領域の洗浄に利用することが可能となる。具体的には、前記湯水の流れにより洗い場領域を洗浄したり、あるいは洗剤を用いて洗い場領域を洗浄する前に、この洗い場領域を前記湯水によって濡らすことが可能となる。したがって、たとえば洗い場領域の洗浄前に、浴槽の湯水を洗面器で掬ってから洗い場領域に撒く必要はない。シャワーヘッドから湯水を洗い場領域に撒く作業を行なう必要もなくすことができる。したがって、ユーザにとって便利である。また、洗浄に用いられる湯水の消費量を減少させることも可能となる。
また、排水用流路、流路切替弁、およびポンプは、浴槽設置領域に配されているのに対し、排水用流路の終端の排水部は、浴槽設置領域と洗い場領域とを仕切る浴槽エプロン部に設けられた開口部から洗い場領域に対面し、または露出する配置に設けられている。このため、排水用流路の全長を短くし、また形状の単純化を図り、排水用流路、流路切替弁、およびポンプをコンパクトに纏め、それらの全体構成を簡素にすることが可能である。したがって、それらの部品コストや設置工事コストなどを低く抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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