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公開番号2024154894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069106
出願日2023-04-20
発明の名称貯蔵庫
出願人ホシザキ株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類F25D 23/12 20060101AFI20241024BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】カートの天面部に形成されたステーションとの連通路における埃等の侵入を防止する機構を、連通路ごとに独立させるととともに、ステーションとの連携も必要ない構成とする。
【解決手段】カート12の断熱箱体30には、天面部30aに設けられた連通路37A,37Bに対して、ステーション側開口66A,66Bにフィルタ材70を配するとともに、内部に平板状のカバー部材72を配する。ステーション側開口66A,66Bの内寸は、全域にわたって連通路の中間部64A,64Bの内寸より小さくし、カバー部材72は、全域にわったってステーション側開口66A,66Bの内寸より大きく、かつ、中間部64A,64Bの内寸より小さな外寸とし、平面視でステーション側開口66A,66Bが重畳する位置に配されて自身の周囲に空気を流す構成とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
貯蔵物を収容する断熱箱体と複数の車輪とを備えたカートと、
温調装置と循環ファンとを備え、内部に格納した前記カートの前記断熱箱体との間で温調した空気を循環させるステーションと、からなる貯蔵庫であって、
前記断熱箱体は、
天面部に設けられ、前記ステーションとの間で空気の受け渡しを行うための連通路と、
前記連通路における上方の前記ステーション側の開口であるステーション側開口に配されたフィルタ材と、
前記連通路の内部に、板面が上下方向に交差する向きで配された平板状のカバー部材と、
を有し、
前記ステーション側開口の内寸は、全域にわたって前記連通路の中間部の内寸より小さくされ、
前記カバー部材は、全域にわったって前記ステーション側開口の内寸より大きく前記中間部の内寸より小さな外寸とされ、平面視で前記ステーション側開口が重畳する位置に配されて自身の周囲に空気を流すものとされている貯蔵庫。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記断熱箱体は、内部を2つの収容室に区画する仕切壁を備え、
前記天面部は、前記2つの収容室の各々に対応して、前記連通路,前記フィルタ材および前記カバー部材を2組有している請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項3】
前記連通路における下方の前記断熱箱体の内部側の開口である内部側開口の内寸は、少なくとも一部において前記カバー部材の外寸より大きくされており、
前記カバー部材は、前記内部側開口から着脱可能とされている請求項1または請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項4】
前記内部側開口の縁部には、上方に向かって突出する複数の台座部が設けられており、
前記カバー部材は、複数の前記台座部に対して着脱可能とされている請求項3に記載の貯蔵庫。
【請求項5】
前記カバー部材は、金属製のものとされ、
複数の前記台座部の一部である第1台座部は、前記カバー部材が係合する係合部を有し、
複数の前記台座部の残りのものである第2台座部は、磁石を有しており、磁力によって前記カバー部材を吸着する請求項4に記載の貯蔵庫。
【請求項6】
前記カバー部材は、概して矩形状の部材とされ、互いに対向する辺から外側に突出する突出部を有し、
前記第1台座部は、前記係合部として、一方側の前記突出部を挿入させる係合穴を有し、
前記第2台座部は、他方側の前記突出部を、前記磁石によって吸着する請求項5に記載の貯蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステーションの内部にカートを格納可能な貯蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、貯蔵物を収容する断熱箱体と複数の車輪とを備えたカートと、冷却手段と加熱手段と循環ファンとを備えて内部に格納したカートの断熱箱体との間で暖気あるいは冷気を循環させるステーションと、からなる冷温蔵装置(貯蔵庫)が記載されている。そのカートは、天井壁に、ステーションからの空気を吸い込む吸込路と、ステーションへ空気を吹き出す吹出路とが設けられるとともに、それら吸込路と吹出路とを開閉するシャッタ板が設けられている。このシャッタ板は、常にばね弾力により閉鎖位置に移動付勢されている一方、カートがステーションに格納されることに伴い、シャッタ板に設けられた被係合部が、ステーションに設けられた係合部に係合して、シャッタ板がばね弾力に抗して開放位置まで移動する構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5348769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された貯蔵庫においては、カートにおけるシャッタ板の被係合部と、ステーションの係合部とが当接するようにするため、それらの位置調整を行う必要がある。また、例えば、上記特許文献1のように、断熱箱体内が温蔵室と冷蔵室とに区画されている場合、シャッタ板が、それら温蔵室と冷蔵室との両者を横断するため、シャッタ板と断熱箱体本体との隙間から、空気(熱)の移動が生じやすいという問題がある。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、カートの天面部に形成されたステーションとの連通路における埃等の侵入を防止する機構を、連通路ごとに独立させるととともに、ステーションとの連携も必要ない構成とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本願に開示の貯蔵庫は、以下の構成とされている。
(1)貯蔵物を収容する断熱箱体と複数の車輪とを備えたカートと、
温調装置と循環ファンとを備え、内部に格納した前記カートの前記断熱箱体との間で温調した空気を循環させるステーションと、からなる貯蔵庫であって、
前記断熱箱体は、
天面部に設けられ、前記ステーションとの間で空気の受け渡しを行うための連通路と、
前記連通路における上方の前記ステーション側の開口であるステーション側開口に配されたフィルタ材と、
前記連通路の内部に、板面が上下方向に交差する向きで配された平板状のカバー部材と、
を有し、
前記ステーション側開口の内寸は、全域にわたって前記連通路の中間部の内寸より小さくされ、
前記カバー部材は、全域にわったって前記ステーション側開口の内寸より大きく前記中間部の内寸より小さな外寸とされ、平面視で前記ステーション側開口が重畳する位置に配されて自身の周囲に空気を流すものとされている貯蔵庫。
【0007】
本願に開示の貯蔵庫は、カートがステーションに格納されていない場合に、カートにおける断熱箱体の天面部に形成された連通路において、フィルタ材とカバー部材とによって、断熱箱体の内部の収容室に埃等が侵入することを防止する。詳しく言えば、連通路の上方側に配されたフィルタ材によって、ある大きさまでのゴミ等の侵入を防止し、フィルタ材を通過した塵や埃は、ステーション側開口の直下に位置するカバー部材の上に落下する。したがって、塵や埃が収容室に侵入することを防止できる。このように、本願に開示の貯蔵庫において、埃等の侵入を防止する構造が、連通路の内部に設けられているため、従来のシャッタ板のように、シャッタ板の開閉にステーションと連携させる必要がなく、そのための位置調整が必要ない。また、複数の連通路を有する場合であっても、埃等の侵入を防止する構造が連通路ごとに独立した構造とされているため、断熱箱体の内部が仕切壁によって2つの収容室に区画されている場合であっても、従来のシャッタ板が配されている場合のように2つの収容室を連通するような隙間が生じることがない。つまり、ステーションによって各収容室の温調を行う際に、効率的に行うことが可能となる。
【0008】
また、上記構成の貯蔵庫において、以下に示す種々の態様とすることが可能である。なお、本発明は以下の態様に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
【0009】
(2)前記断熱箱体は、内部を2つの収容室に区画する仕切壁を備え、
前記天面部は、前記2つの収容室の各々に対応して、前記連通路,前記フィルタ材および前記カバー部材を2組有している(1)項に記載の貯蔵庫。
【0010】
この構成の貯蔵庫は、断熱箱体の内部が仕切壁によって2つの収容室に区画されており、それぞれの収容室が天面部の連通路から空気の受け渡しが行われるように構成されている。この構成の貯蔵庫においては、各連通路に対して、上記の埃等の侵入を防止する構造を採用すれば、従来のシャッタ板が配されている場合のように2つの収容室を連通するような隙間が生じないため、ステーションによって各収容室の温調を行う際に、効率的に行うことが可能となる。したがって、この構成の貯蔵庫には、本願に開示の埃等の侵入を防止する構造が好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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