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公開番号
2024153452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023067354
出願日
2023-04-17
発明の名称
ドラム式洗濯機
出願人
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
D06F
37/22 20060101AFI20241022BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】外槽の共振回転数域で外槽の振動振幅を低減でき、定常回転時に床へ伝わる振動を抑制できるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】本発明のドラム式洗濯機は、外郭を形成する筐体1と、筐体1内に支持され、内部に液体を貯溜可能な外槽17と、外槽17内に収容され回転可能なドラム21と、外槽17に設けられる複数のダンパ24とを備え、複数のダンパ24のうち、ダンパ24の減衰が可変である減衰可変ダンパ26a、28aを、最前列または最後列に備えている。
【選択図】図5B
特許請求の範囲
【請求項1】
外郭を形成する筐体と、
前記筐体内に支持され、内部に液体を貯溜可能な外槽と、
前記外槽内に収容され回転可能なドラムと、
前記外槽に設けられる複数のダンパとを備え、
前記複数のダンパのうち、ダンパの減衰が可変である減衰可変ダンパを、最前列または最後列に備えている
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
前記複数のダンパのうち、前記減衰可変ダンパを最前列および最後列に備えている
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
前記ドラムの正面視で、前記ドラムの回転方向が、時計まわりの場合には左側に前記減衰可変ダンパを備え、反時計まわりの場合には右側に前記減衰可変ダンパを備えている
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
前記減衰可変ダンパはストロークで減衰が可変する摩擦減衰可変ダンパである
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
前記外槽は、前と後とに分割可能な分割面が設けられ、前記減衰可変ダンパを前記分割面の前側と後側とに備えていることを特徴とするドラム式洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ドラム式洗濯機においては、洗濯、すすぎ工程の後、脱水運転が行われる。
ドラム式洗濯機の脱水運転では、洗濯槽(以下、「外槽」と称する)自身の振動と、その振動のドラム式洗濯機の設置面への伝達によって生じる床振動を低減する必要がある。脱水運転の振動は、減衰力を付与するダンパ及びダンパを有するサスペンションで低減している。
ダンパ及びダンパを有するサスペンションを用いた脱水運転の振動低減に関する文献として、特許文献1と特許文献2がある。
【0003】
特許文献1では、外槽の下部に外槽を下から支えるダンパが設けられている。ダンパは、内槽の回転中心に対する不釣合いの加振力を多方向に分散するため、前面側に配置されるダンパと、背面側に配置されるダンパとが設けられている。
前面側のダンパは、左右一対になっており、側面視で回転軸方向の前後位置において略同じ位置に配置されている。前面側のダンパは、外槽とベース(本発明では「筐体の下カバー」と称す)に取り付けられている(段落0029、図1)。
【0004】
脱水運転では、回転速度を上昇していく過程ではじめに外槽に起因する共振点(以下、「外槽の共振回転数域」と称す)を通過した後、十分高い回転速度で一定時間回転する。外槽の共振回転数域と高速の定常回転数域の運転時では、設置面の床への振動伝達という点でダンパは相反する作用を示す。ダンパの減衰力が大きいほど高速回転時の床への振動伝達は大きくなってしまう。そこで、流体に電界または磁界を印加されるとその粘性を変化させることが可能な電気粘性流体または磁気粘性流体を用いた減衰力を可変自在な減衰可変ダンパを用いると記載されている(段落0052)。
【0005】
また、ダンパの配置は、ドラムの回転軸方向の前面側に配置された減衰可変ダンパは洗濯槽の重心の略直下に配置して、洗濯槽を下から支持する構成において電源遮断時の洗濯槽の姿勢を保持可能とする構成が記載されている(段落0066、図5)。
【0006】
特許文献2では、外箱(以下、「筐体」と称す)の底板には、サスペンションと並べてその両前方に伸縮部材を設置していると記載されている(段落0027、図1)。
サスペンションは、ダンパを有しており、このダンパは、主部材として、シリンダとロッドとを具えており、このシリンダ及びロッドはともに磁性材から成っている。また、サスペンションを構成する部材に磁気粘性流体を充填させる。そして、磁気粘性流体の粘性による摩擦抵抗でサスペンションに減衰力を与える。そして、この減衰力によって、外槽の振幅を減衰(外槽の振動振幅を低減)させると記載されている(段落0014、段落0037)。また、伸縮部材をサスペンションの前方と後方とに設置していると記載されている(段落0053、図9)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第7174607号公報(段落0029、0052、0066、図1)
特開第2015-66060号公報(段落0014、0027、図1等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
近年、一度に大量の衣類を洗濯するニーズが高まっている。そこで、洗濯機の洗濯容量の大容量化(以下、「大容量化」と称す)が行われている。洗濯機の大容量化を行うには、衣類を投入するドラムと、ドラムを内包する外槽とを拡大する必要がある。一方、ドラムと外槽を拡大するため、洗濯機の本体の左右幅も拡大した場合、洗濯機本体が大型化するため、設置建物への洗濯機の搬入性や、洗濯機の設置性が悪化する。したがって、洗濯機の本体左右幅を維持しながら大容量化するには、ドラムと外槽を前後方向に拡大する必要がある。
【0009】
ドラムを前後方向に拡大した場合、ドラムが前後方向に伸びることで、ドラムの前側と後側に衣類が分布しやすくなる。そのため、ドラムの前側と後側で衣類の片寄りが発生しやすくなる。
また、外槽を前後方向に拡大した場合、外槽の重心から衣類の片寄りまでの距離が長くなり、加振モーメントが大きくなる。したがって、ドラムと外槽を前後方向に拡大し、大容量化を行う場合、外槽の共振回転数域を通過する際の外槽の振動振幅が増加し、外槽と筐体が衝突する恐れがある。
【0010】
そこで、外槽と筐体との衝突を防ぐために、外槽の振動振幅が大きくなる位置にダンパを設けている。ダンパで大きな減衰を与えることで外槽の振動振幅を低減できる。一方、外槽の共振回転数域を通過した後の高速の定常回転時では、ダンパの減衰力が大きいほど床への振動伝達は大きくなるため、不快感が増加する。外槽の振動振幅の低減と、床への振動伝達の増大とのトレードオフを解決するため、外槽の共振回転数域と定常回転時でダンパの減衰を可変にする減衰可変ダンパを設けている。
(【0011】以降は省略されています)
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