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公開番号2024153415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067297
出願日2023-04-17
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類F24H 9/02 20060101AFI20241022BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給湯器において電装基板にかかる作業性を向上させる。
【解決手段】給湯器は、前面に設けられる開口71Aと開口71Aを閉塞するフロントカバー72とを有する筐体70と、筐体70内に配されるコントローラ80と、を備え、コントローラ80は、電装基板81と、電装基板81を収容する基板ケース82と、基板ケース82を前方から覆うフィルム状のカバー83と、を備え、フロントカバー72は、給気口75と、カバー83の前側に設けられる窓部76と、窓部76を閉塞する蓋部74と、を有し、カバー83は、基板ケース82に固定される固定部84と、固定部84に接続され、固定部84に対して移動可能な可動部85と、可動部85の端縁部に形成され、窓部76を介して可動部85をめくった状態で給気口75の口縁部75Aに係止可能な係止部86と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
前面に設けられる開口と前記開口を閉塞するフロントカバーとを有する筐体と、
前記筐体内に配されるコントローラと、を備え、
前記コントローラは、電装基板と、前記電装基板を収容する基板ケースと、前記基板ケースを前方から覆うフィルム状のカバーと、を備え、
前記フロントカバーは、給気口と、前記カバーの前側に設けられる窓部と、前記窓部を閉塞する蓋部と、を有し、
前記カバーは、前記基板ケースに固定される固定部と、前記固定部に接続され、前記固定部に対して移動可能な可動部と、前記可動部の端縁部に形成され、前記窓部を介して前記可動部をめくった状態で前記給気口の口縁部に係止可能な係止部と、を備える、給湯器。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記給気口は前記窓部の上方に配され、
前記係止部は、前記給気口の前記口縁部と幅方向について同じ位置に配されている、請求項1に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2005-37018号公報(下記特許文献1)に記載の給湯暖房機が知られている。特許文献1に記載の給湯暖房機は、略直方体形状の筐体と、筐体内に配される内胴と、を備える。内胴には、バーナ、ファン、熱交換器、コントローラ等が含まれる。筐体は、左側壁、右側壁、背面壁、及び天板を有するバックカバーと、バックカバーの開放された底面側に固定される底板と、バックカバーの背面壁と対向する前面側に固定されるフロントカバーと、により構成されている。フロントカバーの下部には開口部が設けられており、この開口部を塞ぐように正面視略長方形状のケーブル接続扉が設けられている。ケーブル接続扉は、ビスによってフロントカバーに固定されている。このケーブル接続扉の裏面側には、コントローラが配されている。コントローラの点検、又は給湯暖房機の試運転時によるコントローラの操作等を行う場合、ケーブル接続扉をフロントカバーから外して作業が行えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-37018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には詳細に記載されていないものの、コントローラは、例えば、電装基板と、電装基板を収容し、前面が開口するボックス本体と、ボックス本体の前面を開閉可能とされるフィルム状のカバーと、を備えて構成することができる。このような構成によれば、フロントカバーの開口部を通じて手でカバーをめくることで、簡単に電装基板にかかる作業を行うことができる。しかし、作業を行う間、カバーをめくった状態で保持する必要があり、作業性に改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の給湯器は、前面に設けられる開口と前記開口を閉塞するフロントカバーとを有する筐体と、前記筐体内に配されるコントローラと、を備え、前記コントローラは、電装基板と、前記電装基板を収容する基板ケースと、前記基板ケースを前方から覆うフィルム状のカバーと、を備え、前記フロントカバーは、給気口と、前記カバーの前側に設けられる窓部と、前記窓部を閉塞する蓋部と、を有し、前記カバーは、前記基板ケースに固定される固定部と、前記固定部に接続され、前記固定部に対して移動可能な可動部と、前記可動部の端縁部に形成され、前記窓部を介して前記可動部をめくった状態で前記給気口の口縁部に係止可能な係止部と、を備える、給湯器である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、給湯器において電装基板にかかる作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかる給湯暖房機の正面図である。
図2は、フロントカバーを除いた給湯暖房機の正面図である。
図3は、蓋部を除いた給湯暖房機の正面図である。
図4は、蓋部を除いた状態でカバーをめくり係止部を給気口の口縁部に係止させた給湯暖房機の正面図である。
図5は、コントローラの斜視図である。
図6は、カバーの可動部をめくった状態を示すコントローラの斜視図である。
図7は、係止部と給気口の口縁部との係止について示す給湯暖房機の拡大斜視図である。
図8は、給湯暖房機の概略回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0009】
(1)本開示の給湯器は、前面に設けられる開口と前記開口を閉塞するフロントカバーとを有する筐体と、前記筐体内に配されるコントローラと、を備え、前記コントローラは、電装基板と、前記電装基板を収容する基板ケースと、前記基板ケースを前方から覆うフィルム状のカバーと、を備え、前記フロントカバーは、給気口と、前記カバーの前側に設けられる窓部と、前記窓部を閉塞する蓋部と、を有し、前記カバーは、前記基板ケースに固定される固定部と、前記固定部に接続され、前記固定部に対して移動可能な可動部と、前記可動部の端縁部に形成され、前記窓部を介して前記可動部をめくった状態で前記給気口の口縁部に係止可能な係止部と、を備える。
【0010】
このような構成によると、窓部を介して、可動部をめくり、係止部を給気口の口縁部に係止することにより、電装基板が前方に露出した状態を保持することができる。したがって、電装基板の配線作業やメンテナンスを行いやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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