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公開番号2024152457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066664
出願日2023-04-14
発明の名称フィルタ装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20241018BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】小型化されたフィルタ装置を提供する。
【解決手段】フィルタ装置は、第1電気部品と第2電気部品の並び方向に貫通する貫通孔63を有する環状の磁性体コア60と、貫通孔を通るように延びているバスバー130、140と、を備える。バスバーは、第1電気接続部133、143と、第2電気接続部135、145と、連結部134、144と、を備える。第1電気接続部または第2電気接続部が貫通孔を通過し、貫通孔を通過している第1電気接続部または第2電気接続部の幅方向の占有幅が、貫通孔の幅方向の径よりも小さい。貫通孔を通過している第1電気接続部または第2電気接続部の厚さ方向の占有幅が、貫通孔の厚さ方向の径よりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1電気部品(2)と第2電気部品(30)に電気的に接続され、前記第1電気部品と前記第2電気部品が並ぶ並び方向(DP)に関して前記第1電気部品と前記第2電気部品の間に設けられているフィルタ装置(90)であって、
前記並び方向に貫通する貫通孔(63)を有する環状の磁性体コア(60)と、
前記第1電気部品と前記第2電気部品とを電気的に接続するとともに前記貫通孔を通るように延びているバスバー(130、140)と、を備え、
前記バスバーは、
前記第1電気部品に接続されるとともに、前記並び方向に延びる第1電気接続部(133、143)と、
前記並び方向と自身の厚さ方向(TD)に直交する幅方向(WD)に関して前記第1電気接続部からずれた位置に設けられ、前記第2電気部品に接続されるとともに、前記並び方向に延びる第2電気接続部(135、145)と、
前記並び方向に関して、前記第1電気接続部と前記第2電気接続部とをつなぐ連結部(134、144)と、を備え、
前記第1電気接続部または前記第2電気接続部が前記貫通孔を通過し、
前記貫通孔を通過している前記第1電気接続部または前記第2電気接続部の前記幅方向の占有幅が、前記貫通孔の前記幅方向の径よりも小さく、
前記貫通孔を通過している前記第1電気接続部または前記第2電気接続部の前記厚さ方向の占有幅が、前記貫通孔の前記厚さ方向の径よりも小さいフィルタ装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記厚さ方向から見て前記連結部は前記幅方向に延びている請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
前記磁性体コアの前記並び方向の投影領域に前記連結部が含まれている請求項2に記載のフィルタ装置。
【請求項4】
前記バスバーを2つ備え、
2つの前記バスバーのうちの1つである第1バスバー(130)は、前記第1電気接続部である第1延長部(133)と、前記連結部である第2延長部(134)と、前記第2電気接続部である第3延長部(135)と、を有し、
2つの前記バスバーのうち残りの1つである第2バスバー(140)は、前記第1電気接続部である第4延長部(143)と、前記連結部である第5延長部(144)と、前記第2電気接続部である第6延長部(145)と、を有し、
前記第3延長部および前記第4延長部が前記貫通孔に通過しており、
前記第3延長部と前記第4延長部とが前記厚さ方向または前記幅方向に関して重なる請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
【請求項5】
前記第3延長部と前記第4延長部とが前記厚さ方向に関して重なる態様で、前記第1バスバーと前記第2バスバーが配置され、
前記第1延長部と前記第4延長部とが前記幅方向で重なり、
前記第3延長部と前記第6延長部とが前記幅方向で重なる請求項4に記載のフィルタ装置。
【請求項6】
前記第1延長部および前記第4延長部を固定する第1固定部(71)と、前記第3延長部および前記第6延長部を固定する第2固定部(73)と、を有するベース(70)をさらに備え、
前記第1延長部の前記厚さ方向の位置と前記第4延長部の前記厚さ方向の位置が等しく、かつ、前記第3延長部の前記厚さ方向の位置と前記第6延長部の前記厚さ方向の位置が等しくなるように、前記第2延長部と前記第5延長部が段差形状を有している請求項5に記載のフィルタ装置。
【請求項7】
前記第2電気部品はYコンデンサであり、
前記Yコンデンサは、コンデンサ素子(31、32)と、前記コンデンサ素子および前記第3延長部に接続される第1コンデンサバスバー(41)と、前記コンデンサ素子および前記第6延長部に接続される第2コンデンサバスバー(42)と、前記コンデンサ素子とグラウンドとを接続するグラウンドバスバー(50)と、を有し、
前記第2固定部は、前記第3延長部および前記第1コンデンサバスバーを固定する第1バスバー側第2固定部(73A)と、前記第6延長部および前記第2コンデンサバスバーを固定する第2バスバー側第2固定部(73B)と、を有し、
前記ベースにおける、前記第1バスバー側第2固定部と、前記第2バスバー側第2固定部との間の部位に、前記グラウンドバスバーが接続されている請求項6に記載のフィルタ装置。
【請求項8】
前記ベースは、前記磁性体コアを固定する磁性体固定部(72)と、前記Yコンデンサを固定するYコンデンサ固定部(74)と、をさらに備え、
前記磁性体コア、前記第1バスバー、前記第2バスバー、および、前記Yコンデンサのうちの1つにおける、前記並び方向または前記幅方向の投影領域と、前記磁性体コア、前記第1バスバー、前記第2バスバー、および、前記Yコンデンサのうちの別の1つにおける、前記並び方向または前記幅方向の投影領域と、が重なる領域に、前記ベースを外部に取り付けるための締結部材(81、82、83)の少なくとも一部が設けられている請求項7に記載のフィルタ装置。
【請求項9】
前記第2延長部と前記第5延長部とが前記並び方向に離間しており、
前記第2延長部の前記並び方向の投影領域と、前記第5延長部の前記並び方向の投影領域とが重なる領域に、前記締結部材である第1締結部材とは異なる、前記磁性体コアを前記磁性体固定部に固定するための第2締結部材(80)が設けられている請求項8に記載のフィルタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、フィルタ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のバスバーユニットは、磁性体コアと、バスバーと、を有する。磁性体コアは貫通孔を有する環状形成をしている。バスバーは、本体部と、交差部と、折り返し部と、を有している。本体部は貫通孔内に配置されている。交差部は、貫通孔の軸方向における一方側の貫通孔の外側において、軸方向と交差する方向に折り曲げられている。折り返し部は、磁性体コアの外側において軸方向における他方側に延びている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6417600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、本体部の端部にパワーコントロールユニットに接続される先端部が設けられている。折り返し部の端部に回転電機の各相端子に接続される先端部が設けられている。パワーコントロールユニットと回転電機の間にバスバーユニットが設けられている。パワーコントロールユニットと回転電機が並ぶ方向と貫通孔の軸方向とが直交している。バスバーが2つの先端部の間で磁性体コアの内面と下面と外面に沿うように延びている。したがって、上記特許文献1では、バスバーの体格が、交差部の延びる方向に大きくなりやすく、バスバーユニットが大型化する懸念があった。
【0005】
本開示の目的は、小型化されたフィルタ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるフィルタ装置は、
第1電気部品(2)と第2電気部品(30)に電気的に接続され、第1電気部品と第2電気部品が並ぶ並び方向(DP)に関して第1電気部品と第2電気部品の間に設けられているフィルタ装置(90)であって、
並び方向に貫通する貫通孔(63)を有する環状の磁性体コア(60)と、
第1電気部品と第2電気部品とを電気的に接続するとともに貫通孔を通るように延びているバスバー(130、140)と、を備え、
バスバーは、
第1電気部品に接続されるとともに、並び方向に延びる第1電気接続部(133、143)と、
並び方向と自身の厚さ方向(TD)に直交する幅方向(WD)に関して第1電気接続部からずれた位置に設けられ、第2電気部品に接続されるとともに、並び方向に延びる第2電気接続部(135、145)と、
並び方向に関して、第1電気接続部と第2電気接続部とをつなぐ連結部(134、144)と、を備え、
第1電気接続部または第2電気接続部が貫通孔を通過し、
貫通孔を通過している第1電気接続部または第2電気接続部の幅方向の占有幅が、貫通孔の幅方向の径よりも小さく、
貫通孔を通過している第1電気接続部または第2電気接続部の厚さ方向の占有幅が、貫通孔の厚さ方向の径よりも小さい。
【0007】
貫通孔(63)を通過している第1電気接続部(133、143)または第2電気接続部(135、145)が磁性体コア(60)の並び方向(DP)の投影領域内に配置されることとなる。これによれば幅方向(WD)に関して、バスバー(130、140)の体格が抑えられやすくフィルタ装置(90)を小型化可能である。
【0008】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電気部品の電気回路図である。
フィルタ装置の分解斜視図である。
フィルタ装置の平面図である。
図3に示すIV側から見たフィルタ装置の平面図である。
図3に示すV側から見たフィルタ装置の平面図である。
図3に示すVI側から見たフィルタ装置の平面図である。
バスバーの変形例を説明する平面図である。
バスバーの変形例を説明する平面図である。
磁性体コアとバスバーとの配置の変形例を説明する斜視図である。
磁性体コアとバスバーとの配置の変形例を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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