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公開番号2024152313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066430
出願日2023-04-14
発明の名称スペーサ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/6555 20140101AFI20241018BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】発熱に伴う蓄電セルの劣化を抑制可能なスペーサを提供する。
【解決手段】スペーサ20は、複数のリブが設けられたプレート30と熱伝導部材40とを備え、プレート30は、互いに隣り合う蓄電セルの間に配置された配置状態において、蓄電要素の集電部に対向する第1対向領域R10および蓄電要素の中央部に対向する第2対向領域R20を含む第1領域R1と、第1対向領域R10および第2対向領域R20の間に位置する領域R3,R4を含む第2領域R2とを含み、複数のリブは、第1領域R1と第2領域R2とを規定する第1リブ32、ならびに、第1対向領域R10および第2対向領域R20に設けられた第2リブ33,34,35を含み、配置状態において、隣り合う蓄電セルが並ぶ配列方向から見た場合に、第1領域R1は、蓄電セルの下端部から上方に向かうように設けられており、熱伝導部材40は、第1領域R1に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電要素が収容されかつ互いに隣り合う蓄電セルの間に配置されるスペーサであって、
複数のリブが設けられたプレートと、
前記蓄電セルと前記プレートとの間の隙間に部分的に充填される熱伝導部材と、を備え、
前記プレートは、互いに隣り合う前記蓄電セルの間に配置された配置状態において、前記蓄電要素の集電部に対向する第1対向領域および前記蓄電要素の中央部に対向する第2対向領域を含む第1領域と、前記第1対向領域および前記第2対向領域の間に位置する領域を含む第2領域とを含み、
前記複数のリブは、前記第1領域と前記第2領域とを規定する第1リブ、ならびに、前記第1対向領域および前記第2対向領域に設けられた第2リブを含み、
前記配置状態において、前記互いに隣り合う蓄電セルが並ぶ配列方向から見た場合に、前記第1領域は、前記蓄電セルの下端部から上方に向かうように設けられており、
前記熱伝導部材は、前記第1領域に設けられている、スペーサ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記第2領域には、前記熱伝導部材が設けられておらず、
前記第1対向領域および前記第2対向領域の間に位置する前記領域には、前記リブが設けられていない、請求項1に記載のスペーサ。
【請求項3】
前記第1対向領域および前記第2対向領域は、前記配置状態において前記蓄電セルの前記下端部に向かうにつれて領域が狭くなるように設けられている、請求項1または2に記載のスペーサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スペーサに関し、特に、互いに隣り合う蓄電セルの間に配置されるスペーサに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、互いに隣り合うの電池(蓄電セル)の間に配置されたスペーサとして、特開2022-62288号公報(特許文献1)には、上部の領域が熱伝導抑制部で構成され、下部の領域が熱伝導促進部で構成された板状のスペーサが開示されている。熱伝導抑制部と接する電池の上方の領域においては、隣接する電池への熱の移動が抑制され、熱伝導促進部と接する電池の下方の領域においては、隣接する電池への熱の移動が促進される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-62288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電池の上部側には、発熱が大きい電極体の集電部および集電部材が配置されており、特許文献1の構成においては、当該集電部および集電部材を十分に冷却することができない。このため、電池の劣化を十分に抑制できない。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、発熱に伴う蓄電セルの劣化を抑制可能なスペーサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づくスペーサは、蓄電要素が収容されかつ互いに隣り合う蓄電セルの間に配置されるものである。当該スペーサは、複数のリブが設けられたプレートと、上記蓄電セルと上記プレートとの間の隙間に部分的に充填される熱伝導部材と、を備える。上記プレートは、互いに隣り合う上記蓄電セルの間に配置された配置状態において、上記蓄電要素の集電部に対向する第1対向領域および上記蓄電要素の中央部に対向する第2対向領域を含む第1領域と、上記第1対向領域および上記第2対向領域の間に位置する領域を含む第2領域とを含む。上記複数のリブは、上記第1領域と上記第2領域とを規定する第1リブ、ならびに、上記第1対向領域および上記第2対向領域に設けられた第2リブを含む。上記配置状態において、上記互いに隣り合う蓄電セルが並ぶ配列方向から見た場合に、上記第1領域は、上記蓄電セルの下端部から上方に向かうように設けられている。上記熱伝導部材は、上記第1領域に設けられている。
【0007】
上記構成によれば、蓄電要素が発熱しやすい集電部に対向する第1対向領域および中央部に対向する第2対向領域を含みかつ蓄電セルの下端部側から上方に向かうように設けられた第1領域に、熱伝導部材が設けられている。これにより、蓄電セルの底部に蓄電セルを冷却する冷却器が配置された場合には、蓄電セルの温度が高くなる領域に対応して比較的広い範囲に設けられた熱伝導部材により、蓄電セルからの熱を冷却器に効率良く導くことができる。この結果、発熱に伴う蓄電セルの劣化を抑制することができる。
【0008】
上記本開示に基づくスペーサにあっては、上記第2領域には、上記熱伝導部材が設けられていなくてもよい。上記第1対向領域および上記第2対向領域の間に位置する上記領域には、上記リブが設けられていなくてもよい。
【0009】
上記構成によれば、上記第1対向領域および上記第2対向領域の間に位置する上記領域によって蓄電セルの膨張が許容される。蓄電セルのうち膨張が許容される部分で電解液を保持することができ、ハイレート劣化を抑制することができる。
【0010】
上記本開示に基づくスペーサにあっては、上記第1対向領域および上記第2対向領域は、上記配置状態において上記蓄電セルの上記下端部に向かうにつれて領域が狭くなるように設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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