TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024152234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066298
出願日
2023-04-14
発明の名称
電子部品の製造装置及び製造方法
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H01G
13/00 20130101AFI20241018BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】部品をペーストに浸漬させた際に、部品に付着したペースト中にポアができにくい電子部品の製造装置を提供する。
【解決手段】製造装置1は、弾性変形可能な樹脂で内面が被覆された貫通孔15を有し、貫通孔15に部品が挿入される保持具3と、部品に接触する先端面を有するピン4と、ピン4の先端面が部品に接触するようにピン4を移動させて、ピン4によって貫通孔15から部品を押し出して突出させるピン駆動手段6と、部品に付着させるペースト18が貯留される容器7と、容器7内のペースト18の液面に対して、保持具3の貫通孔15に挿入された部品が近づく方向又は離れる方向に、保持具3と容器7とのうち、一方又は双方を移動させることができる駆動手段8と、を備える。ピン4の先端面は、ピン4の軸方向に対して傾斜した傾斜面である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性変形可能な樹脂で内面が被覆された貫通孔を有し、前記貫通孔に部品が挿入される保持具と、
前記部品に接触する先端面を有するピンと、
前記ピンの前記先端面が前記部品に接触するように前記ピンを移動させて、前記ピンによって前記貫通孔から前記部品を押し出して突出させるピン駆動手段と、
前記部品に付着させるペーストが貯留される容器と、
前記容器内のペーストの液面に対して、前記保持具の前記貫通孔に挿入された前記部品が近づく方向又は離れる方向に、前記保持具と前記容器とのうち、一方又は双方を移動させることができる駆動手段と、を備え、
前記ピンの前記先端面は、前記ピンの軸方向に対して傾斜した傾斜面である、電子部品の製造装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記ピンは、前記ピンの軸線まわりに回転可能である、請求項1に記載の電子部品の製造装置。
【請求項3】
複数の前記ピンが立設された状態で保持されるピン保持部を備え、
前記保持具は、複数の前記部品それぞれが挿入される複数の前記貫通孔を有しており、
前記ピン保持部は、前記先端面の向く方向が異なる複数の前記ピンを有している、請求項2に記載の電子部品の製造装置。
【請求項4】
前記軸方向に対して垂直な面と、前記ピンの前記先端面とがなす角度は、0.3°~10°である、請求項1から3のいずれかに記載の電子部品の製造装置。
【請求項5】
弾性変形可能な樹脂で内面が被覆された貫通孔を有する保持具の前記貫通孔に部品を挿入するとともに、ピンによって前記貫通孔から前記部品を突出させる挿入工程と、
容器に貯留されたペーストに、前記貫通孔から突出した状態で前記貫通孔に挿入された前記部品のうち、前記貫通孔から突出した部分を浸漬する浸漬工程と、を含み、
前記ピンは、前記部品に接触する先端面を有し、前記先端面が前記ピンの軸方向に対して傾斜した傾斜面である、電子部品の製造方法。
【請求項6】
前記保持具は、複数の前記部品それぞれが挿入される複数の前記貫通孔を有しており、
前記ピンは、複数であり、
複数の前記ピンは、ピン保持部に立設された状態で保持されており、
前記ピン保持部は、前記先端面の向く方向が異なる複数の前記ピンを有している、請求項5に記載の電子部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品の製造装置及び製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、積層セラミックコンデンサなどの電子部品を製造する際には、外部電極が形成されていない部品をペーストに浸漬させる工程がある。例えば、下記特許文献1には、ディップ器上に保持された導電性ペースト層に、弾性保持部に保持された誘電体素体が浸漬される第1のディップ工程を含む製造方法が開示されている。第1のディップ工程では、誘電体素体が保持された弾性保持部を下降させることで、誘電体素体をディップ器上の導電性ペースト層に浸漬させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-69827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の製造方法の場合、外部電極が形成されていない部品を下降させることでペーストに浸漬させているので、浸漬時において、液体状のペーストに気泡が入るおそれがある。部品に付着したペーストに気泡があると、ペーストが付着した部品を焼成した際に、気泡により外部電極中に微小な空隙であるポアが形成される場合がある。外部電極中にポアが形成されると、電子部品の信頼性に悪影響を与えたり、半田実装時にフローやリフローの熱によりポアが破裂し、半田が周囲にまき散らされたりすることがある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、部品をペーストに浸漬させた際に、部品に付着したペースト中にポアができにくい電子部品の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子部品の製造装置は、弾性変形可能な樹脂で内面が被覆された貫通孔を有し、前記貫通孔に部品が挿入される保持具と、前記部品に接触する先端面を有するピンと、前記ピンの前記先端面が前記部品に接触するように前記ピンを移動させて、前記ピンによって前記貫通孔から前記部品を押し出して突出させるピン駆動手段と、前記部品に付着させるペーストが貯留される容器と、前記容器内のペーストの液面に対して、前記保持具の前記貫通孔に挿入された前記部品が近づく方向又は離れる方向に、前記保持具と前記容器とのうち、一方又は双方を移動させることができる駆動手段と、を備え、前記ピンの前記先端面は、前記ピンの軸方向に対して傾斜した傾斜面である。
【0007】
本発明の電子部品の製造方法は、弾性変形可能な樹脂で内面が被覆された貫通孔を有する保持具の前記貫通孔に部品を挿入するとともに、ピンによって前記貫通孔から前記部品を突出させる挿入工程と、容器に貯留されたペーストに、前記貫通孔から突出した状態で前記貫通孔に挿入された前記部品のうち、前記貫通孔から突出した部分を浸漬する浸漬工程と、を含み、前記ピンは、前記部品に接触する先端面を有し、前記先端面が前記ピンの軸方向に対して傾斜した傾斜面である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、部品をペーストに浸漬させた際に、部品に付着したペースト中にポアができにくい電子部品の製造装置及び製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の概略構成を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、振込具に部品が保持された状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、保持具に部品が挿入された状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、部品をペーストに浸漬する状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、部品にペーストを付着させた状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、部品を保持部から別の保持部に移し替える状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、別の保持部に部品が保持された状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、別の保持部に保持された部品をペーストに浸漬する状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、別の保持部に保持された部品にペーストを付着させた状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の他の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、振込具に部品が保持された状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造方法の典型例を示すフローチャートである。
電子部品の概略斜視図である。
図12のA-A断面図である。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の別の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、図5の状態から保持部を回転させた状態を示している。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置の別の使用状態を示す一部拡大縦断面図であり、図14の状態から部品を突出させた状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社村田製作所
弾性波装置
1か月前
株式会社村田製作所
弾性波装置
13日前
株式会社村田製作所
外観選別装置
27日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
5日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
13日前
株式会社村田製作所
機能材料インク
26日前
株式会社村田製作所
インダクタ部品
26日前
株式会社村田製作所
複合フィルタ装置
26日前
株式会社村田製作所
積層セラミックコンデンサ
13日前
株式会社村田製作所
熱拡散デバイス及び電子機器
26日前
株式会社村田製作所
高周波モジュール及び通信装置
26日前
株式会社村田製作所
測定装置セット及び収納ケース
7日前
株式会社村田製作所
高周波モジュール及び通信装置
26日前
株式会社村田製作所
電池パックおよびそのの制御方法
26日前
株式会社村田製作所
感光性絶縁ペーストおよび電子部品
20日前
株式会社村田製作所
電源装置、電源回路の制御装置、及びプログラム
26日前
株式会社村田製作所
弾性波素子、弾性波フィルタ装置およびマルチプレクサ
26日前
株式会社村田製作所
繊維マット
6日前
株式会社村田製作所
フィルタ装置
6日前
株式会社村田製作所
インダクタ部品
15日前
株式会社村田製作所
変形検知センサ
13日前
株式会社村田製作所
アタッチメント、フォークリフト及びRFIDタグの読み取り方法
27日前
株式会社村田製作所
電子部品の管理方法および電子部品の収納体
19日前
株式会社村田製作所
生体情報管理システム、中継装置、および生体情報管理方法
13日前
個人
タワー式増設端子台
今日
個人
複円環アレーアンテナ
1か月前
個人
接触式電気的導通端子
20日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
27日前
オムロン株式会社
入力装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
12日前
個人
安全プラグ安全ソケット
22日前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
12日前
続きを見る
他の特許を見る