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公開番号2024151795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065511
出願日2023-04-13
発明の名称ソール及び前記ソールを有するシューズ
出願人株式会社アシックス
代理人個人,個人,個人
主分類A43B 13/38 20060101AFI20241018BHJP(履物)
要約【課題】蹴り出しの際に着用者が足を移動させる力を補う反発力を増大させることができるソール及び前記ソールを有するシューズを提供する。
【解決手段】ソール1は、先端部からシューズを着用した着用者の母指球部分及び小指球部分までの範囲を少なくとも含む範囲である前足部1Fを有する。前足部1Fは、上下方向に見て、前記着用者の足を載置する載置部と重なる範囲A1であって、前記着用者の母指球部分と重なる範囲A2の少なくとも一部を含む第1内足側踏みつけ部2と、上下方向に見て、範囲A1であって、前記着用者の小指球部分と重なる範囲A3の少なくとも一部を含む第1外足側踏みつけ部と、を含む。第1内足側踏みつけ部2は、少なくとも一部が下方向に湾曲して突出し、且つ前記着用者の母指球部分と小指球部分とを通過する仮想線上L1において、前記第1外足側踏みつけ部3よりも厚い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性体で形成されるシューズ用のソールであって、
前記ソールは、
先端部から前記シューズを着用した着用者の母指球部分及び小指球部分までの範囲を少なくとも含む範囲である前足部を有し、
前記前足部は、
上下方向に見て、前記着用者の足を載置する載置部と重なる範囲であって、前記着用者の母指球部分と重なる範囲の少なくとも一部を含む第1内足側踏みつけ部と、
上下方向に見て、前記載置部と重なる範囲であって、前記着用者の小指球部分と重なる範囲の少なくとも一部を含む第1外足側踏みつけ部と、を含み、
前記第1内足側踏みつけ部は、
少なくとも一部が下方向に湾曲して突出し、且つ前記着用者の母指球部分と小指球部分とを通過する仮想線上において、前記第1外足側踏みつけ部よりも厚い、
ソール。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記前足部は、
上下方向に見て、前記載置部と重なる範囲であって、前記着用者の母指末節骨部分と重なる範囲の少なくとも一部を含む第2内足側踏みつけ部と、
上下方向に見て、前記載置部と重なる範囲であって、前記着用者の小指末節骨部分と重なる範囲の少なくとも一部を含む第2外足側踏みつけ部を更に含み、
前記第2内足側踏みつけ部は、
少なくとも一部が下方向に湾曲して突出し、且つ前記着用者の母指末節骨部分と小指末節骨部分とを繋ぐ仮想線上において、前記第2外足側踏みつけ部よりも厚い、
請求項1に記載のソール。
【請求項3】
前記第1内足側踏みつけ部の突出部分は、
足長方向及び足幅方向に湾曲している曲面形状を有する、
請求項1に記載のソール。
【請求項4】
前記第2内足側踏みつけ部の突出部分は、
足長方向及び足幅方向に湾曲している曲面形状を有する、
請求項2に記載のソール。
【請求項5】
前記前足部は、
上下方向に見て、前記第1内足側踏みつけ部よりも外足側且つ前記第1外足側踏みつけ部よりも内足側に、中央踏みつけ部を更に含み、
前記中央踏みつけ部は、
少なくとも一部が下方向に湾曲して突出し、且つ前記着用者の母指球と小指球とを繋ぐ仮想線上において、前記第1外足側踏みつけ部よりも厚い、
請求項1に記載のソール。
【請求項6】
前記前足部は、
ミッドソールであり、前記ミッドソールの下方にアウターソールが位置する、
請求項1に記載のソール。
【請求項7】
前記アウターソールは、
上下方向に見て、前記第1内足側踏みつけ部の少なくとも一部と重なるように位置する内足側踏みつけ部アウターソールを有する、
請求項6に記載のソール。
【請求項8】
前記内足側踏みつけ部アウターソールは、
前記内足側踏みつけ部アウターソールよりも後方及び外足側に位置するアウターソールと分割されている、
請求項7に記載のソール。
【請求項9】
前記内足側踏みつけ部アウターソールは、
上下方向に見て、前記第2内足側踏みつけ部の少なくとも一部と重なる、
請求項8に記載のソール。
【請求項10】
前記前足部は、発泡体によって構成される、
請求項1に記載のソール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソール及び前記ソールを有するシューズに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ランニングシューズ等のスポーツに用いられるシューズは、良好な履き心地を着用者に感じさせるだけでなく、走る、止まるといった前記着用者の動きをサポートする機能が求められる。従って、前記シューズのソールは、様々な材質、形状の組み合わせによって、衝撃吸収力、反発力、グリップ力、屈曲性等が高められている。このような高い機能を有するシューズにおいて、グリップ力を高めつつ軽量化することにより、前記着用者に軽快感を与えるシューズが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、ミッドソールとアウターソールとを有するシューズ(靴)が記載されている。前記ミッドソールの接地面側は、エラストマーシートによって構成される前記アウターソールによって覆われている。前記アウターソールは、グリップ力を高め、且つ前記シューズを軽量化するために略平坦な接地面を有している。つまり、前記アウターソールの接地面積は、複雑な凹凸形状を有するアウターソールの接地面積よりも増大している。これにより、前記アウターソールによってグリップ力を高め、着用者に軽快感を与えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/073600号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のシューズのミッドソール及びアウターソールは、前記着用者の母指球と小指球とを通過する仮想線上において、略同一の厚みに構成されている。つまり、前記シューズのミッドソール及びアウターソールは、地面に対して略均一に接地することを前提とした形状である。一方、前記シューズのミッドソール及びアウターソールにおいて、ランニング中の着用者の母指球と重なる部分(以下、「内足側踏みつけ部」と記す)は、着地した際に着用者からの圧力が集中して加わる。よって、特許文献1に記載のシューズでは、前記着用者の母指球を支持する部分において、着地した際に前記内足側踏みつけ部に加わる圧力に対して、蹴り出しの際に着用者が足を移動させる力を補う反発力を得られない場合があった。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、蹴り出しの際に着用者が足を移動させる力を補う反発力を増大させることができるソール及び前記ソールを有するシューズを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、着用者の母指球を支持する部分において、蹴り出しの際に着用者が足を移動させる力を補う反発力を増大させることができるソール及び前記ソールを有するシューズについて検討した。本発明者等は、鋭意検討の結果、以下のような構成に想到した。
【0008】
本発明の一実施形態に係るソールは、弾性体で形成されるシューズ用のソールである。前記ソールは、先端部から前記シューズを着用した着用者の母指球部分及び小指球部分までの範囲を少なくとも含む範囲である前足部を有する。前記前足部は、上下方向に見て、前記着用者の足を載置する載置部と重なる範囲であって、前記着用者の母指球部分と重なる範囲の少なくとも一部を含む第1内足側踏みつけ部と、上下方向に見て、前記載置部と重なる範囲であって、前記着用者の小指球部分と重なる範囲の少なくとも一部を含む第1外足側踏みつけ部と、を含む。前記第1内足側踏みつけ部は、少なくとも一部が下方向に湾曲して突出し、且つ前記着用者の母指球部分と小指球部分とを通過する仮想線上において、前記第1外足側踏みつけ部よりも厚い。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、蹴り出しの際に着用者が足を移動させる力を補う反発力を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態1に係るソールの平面図である。
図2は、本発明の実施形態1に係るソールの側面図である。
図3は、本発明の実施形態1に係るソールの図1におけるX‐X矢視断面図である。
図4は、本発明の実施形態1に係るソールにおいて、着用者が前方向に歩行または走行する際のソールの反発力を示す模式図である。
図5は、本発明の実施形態1の第1変形例に係るソールの平面図である。
図6は、本発明の実施形態1の第1変形例に係るソールの側面図である。
図7は、図5におけるY‐Y矢視断面図である。
図8は、本発明の実施形態1の第1変形例に係るソールにおいて、着用者が前方向に歩行または走行する際のソールの反発力を示す模式図である。
図9は、本発明の実施形態1の第2変形例に係るソールの平面図である。
図10は、図9におけるZ1‐Z1矢視断面図である。
図11は、図9におけるZ2‐Z2矢視断面図において着用者が前方向に歩行または走行する際のソールの反発力を示す模式図である。
図12は、本発明の実施形態1の第3変形例に係るソールの底面図である。
図13は、本発明の実施形態1の第4変形例に係るソールの底面図である。
図14は、本発明の実施形態1の第5変形例に係るソールの底面図である。
図15は、本発明の実施形態1の第5変形例に係るソールの側面図である。
図16は、本発明の実施形態2に係るシューズの側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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