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公開番号2024036005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140691
出願日2022-09-05
発明の名称履物
出願人株式会社アシックス
代理人個人,個人,個人
主分類A43C 11/14 20060101AFI20240308BHJP(履物)
要約【課題】 履物の脱ぎ履きを容易にするとともに、人の足甲形状に関わらずアッパーを効果的に締め付けることができる履物を提供する。
【解決手段】 本発明の履物1は、ソール10と、ソール10の上方に設けられ足を収容するアッパー20と、を備え、履物1の内側面1aまたは外側面1bの少なくとも一方の側面に配置され、ソール10、アッパー20またはソール10とアッパー20の界面のいずれかに固定され、下方から上方に向かって延びる複数のループ31、32、33を有するループ係合部3と、ループ係合部3の複数のループを通る単一のループを有するループ締付部4と、ループ締付部4に設けられた固定部41と、アッパー20またはソール10に配置され、固定部41が固定される被固定部60と、を備え、ループ締付部4がループ係合部3を引っ張った状態において固定部41を被固定部60に固定可能に構成される。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
ソールと、前記ソールの上方に設けられ足を収容するアッパーと、を備える履物であって、
前記履物の内側面または外側面の少なくとも一方の側面に配置され、前記ソール、前記アッパーまたは前記ソールと前記アッパーの界面のいずれかに固定され、下方から上方に向かって延びる複数のループを有するループ係合部と、
前記ループ係合部の複数のループを通る単一のループを有するループ締付部と、
前記ループ締付部に設けられた固定部と、
前記アッパーまたはソールに配置され、前記固定部が固定される被固定部と、を備え、
前記ループ締付部が前記ループ係合部を引っ張った状態において前記固定部を前記被固定部に固定可能に構成される、
履物。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ループ係合部は、前記履物の内側面または外側面のどちらか一方の側面に配置され、
前記ループ締付部は、前記一方の側面の反対側の他方の側面に配置され、前記ソール、前記アッパーまたは前記ソールと前記アッパーの界面のいずれかに固定され、前記ソールからアッパーに向かって延びる、請求項1に記載の履物。
【請求項3】
前記ループ係合部及び前記ループ締付部は、紐状部材により構成される、請求項2に記載の履物。
【請求項4】
前記ループ締付部に前記固定部が移動自在に設けられている、請求項3に記載の履物。
【請求項5】
前記履物が、前足部、中足部、後足部を有し、
前記ループ係合部の複数のループが前記中足部に配置される、請求項1から4のいずれか1項に記載の履物。
【請求項6】
前記被固定部が複数の被固定部材からなり、前記被固定部材は、少なくとも前記アッパーの前足部、中足部、前記アッパーの足を挿入するための履き口近傍に設けられる、請求項5に記載の履物。
【請求項7】
前記ループ係合部の前記複数のループの中で、足長方向の最前方に配置されるループの前方の端点が、前記履物の足長方向のMP関節相当部より前方に配置され、足長方向の最後方に配置されるループの後方の端点が前記後足部に配置される、請求項5に記載の履物。
【請求項8】
前記ループ係合部が前記履物の内側面に配置され、
前記ループ締付部が前記履物の外側面に配置される、請求項1から3のいずれか1項に記載の履物。
【請求項9】
前記ループ係合部は、足長方向に並んだ3つの前記ループを有し、
前記ループ締付部が、前記ループ係合部が配置された側面の反対側の側面から前記ループ係合部が配置された側面に案内され、3つの前記ループの中で足長方向において前方と後方のループを通過し、前記ループ係合部が配置された側面の反対側の側面に向かって折り返され、3つの前記ループのうち足長方向において中央のループを通過し、中央のループを通過した前記ループ締付部の箇所に前記固定部が設けられる、請求項2または3に記載の履物。
【請求項10】
前記ループ係合部は、複数のループが多段に編み込まれて形成され、前記ループの数を下段の層より上段の層を少なくし、最上層の段が3つのループで形成される、請求項1から3のいずれか1項に記載の履物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、履物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
履物の脱ぎ履きを容易にする履物が知られている。例えば、特許文献1には、脱着を比較的容易にし、引き締めを確実にする履物が開示されている。この履物は、ソール構造体と、該ソール構造体に固定されたアッパーと、アッパー及びソール構造体の少なくとも一方に固定された近位端部を有しアッパーから外方へ延びている複数の引張りケーブルと、を備える。この履物は、ストラップが、複数の引張りケーブルの遠位端部に接続された近位端部を有するとともに、アッパーに取外し可能に固定され得る遠位端部を有し、引張りケーブルを引き締めるように構成されている。
【0003】
特許文献1に記載された履物は、アッパーの中足部の足甲部分の一方に、複数の引張ケーブルが引き出され、アッパーの中足部の足甲部分の他方に設けられた複数のループ状ケーブルに、複数の引張ケーブルがそれぞれ挿通され、複数の引張ケーブルがストラップに接続されている。
【0004】
上記履物は、複数の引張ケーブルを接続したストラップを緩めてアッパーを緩め、履物内部に足を差し入れ、ストラップを引っ張り、複数の引張ケーブルを引き締めてアッパーに固定することにより、アッパーを容易に引き締めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2021-520918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明等は、履物の脱ぎ履きを簡便にできるとともに、効果的な引き締め効果が得られる構造について検討した。履物の脱ぎ履きを簡便にするためには、アッパーを簡単に緩めることができるとともに、アッパーを容易に締め付けることが望ましい。特に、紐靴を脱ぎ履きすることが困難な人の場合には、アッパーを大きく緩めることができるとともに、アッパーを片手で容易に締め付けることが望まれる。
【0007】
ところで、履物の脱ぎ履きを容易にするように構成した上記特許文献1の履物は、アッパーの中足部の足甲部分に引き出された複数の引張ケーブルと複数の引張ケーブルが挿通されるループ状ケーブルでアッパーを引き締めるので、足甲部分に引張り力を加える構成となる。
【0008】
足甲の高さなど人の足甲形状は様々であり、足甲部分に引張り力が付与される特許文献1の履物においては、人の足甲部分に沿って複数の引張ケーブルのいずれかの引張ケーブルの引張方向が沿わない場合がある。このような場合には、引張ケーブルの撓みや引張力の偏りが起こり、十分な締付が得られないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、履物の脱ぎ履きを容易にするとともに、人の足甲形状に関わらずアッパーを効果的に締め付けることができる履物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は、履物の脱ぎ履きを容易にするとともに、履物を効果的に締め付けることができる履物について検討した。本発明者等は、鋭意検討の結果、以下のような構成に想到した。
(【0011】以降は省略されています)

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