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公開番号2023163087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-09
出願番号2022073914
出願日2022-04-27
発明の名称紐靴
出願人個人
代理人個人
主分類A43B 23/02 20060101AFI20231101BHJP(履物)
要約【課題】羽根を紐で締めるのと変わらない着用感を維持しつつ、従来の舌革を持つ紐靴の着用時のフィット感の損失を防ぐことが可能な紐靴を提供すること。
【解決手段】本発明に係る紐靴100は、靴底10及び表革22と裏革23より成るアッパー20を備え、前記アッパー20に履き口101が形成された紐靴100において、腰革24と爪先革21との間に連設され、複数の孔26を備えた、表革22の構成要素である紐挿通革25を設けると共に、該紐挿通革25と裏革23を履き口101近傍でのみ縫合し、裏革23と紐挿通革25との間に空洞部を設けて構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
靴底及び表革と裏革より成るアッパーを備え、前記アッパーに履き口が形成された紐靴において、
靴底及び表革と裏革より成るアッパーを備え、前記アッパーに履き口が形成された紐靴において、腰革と爪先革との間に連設され、複数の孔を備えた、表革の構成要素である紐挿通革を設けると共に、紐挿通革と裏革を履き口近傍でのみ縫合したこと、
裏革と紐挿通革との間に空洞部を設けたこと、
を特徴とする紐靴。
続きを表示(約 72 文字)【請求項2】
細長方形状の革材にハトメを取り付けた部材を、該ハトメが孔に重なる態様で紐挿通革に取り付けた請求項1に記載の紐靴。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は紐靴に関し、より詳しくは舌革や羽根を有する紐靴と変わらない着用感を備えた紐靴に関する。
続きを表示(約 940 文字)【背景技術】
【0002】
図5に示される一般的な紐靴1はアッパー5の甲部に設けた一対の羽根3,3に紐2を挿通し、紐2を緩めることでで靴の脱着を容易にしつつ、着用時には紐2を締めることにより足甲部から踵部の遊びを確実に抑え靴が脱げることを抑制するものである。
【0003】
この紐靴1は紐2を通す一対の羽根3,3の下に、舌革4と呼ばれる別のパーツが備えられ、この舌革4により汚れの侵入や、紐2が直接足に接触することを防いでいる。
【0004】
特許文献1に記載の靴においては、アッパーと舌革の継ぎ目をなくすことで履き心地の改良を図った紐靴が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-195925号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の羽根と舌革が重なっている甲部は、靴が厚く硬くなる為、甲高の人は楔状骨が圧迫されたり、舌革の材料厚により生まれる段差が、着用時のフィット感を損なっている。
【0007】
靴甲部を羽根でなく舌革のみの構造で纏められたいわゆるスリップオン式の靴は、上記羽根を有する紐靴の持つ欠点を補っているが、着用時には脱げやすかったり、足へのサポート性に劣る欠点がある。
【0008】
そこで本発明は羽根を紐で締めるのと変わらない着用感を維持しつつ、従来の舌革を持つ紐靴の着用時のフィット感の損失を防ぐことが可能な紐靴を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成する本発明の構成は以下の通りである。
【0010】
(1) 請求項1に記載の紐靴は、靴底及び表革と裏革より成るアッパーを備え、前記アッパーに履き口が形成された紐靴において、腰革と爪先革との間に連設され、複数の孔を備えた、表革の構成要素である紐挿通革を設けると共に、該紐挿通革と裏革を履き口近傍でのみ縫合し、裏革と紐挿通革との間に空洞部を設けて構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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