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公開番号2023143568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-06
出願番号2022065929
出願日2022-03-26
発明の名称
出願人個人
代理人
主分類A43B 13/36 20060101AFI20230929BHJP(履物)
要約【課題】高さの異なるヒールに交換する際、ソールをヒールの高さに適した形状に簡単に変形させられ、快適性と外観を両立できる靴を実現するものである。
【解決手段】ソール中央部(12)において靴の長手方向を軸として軸回動可能に固定されたシャンク(2)を備え、前記シャンクの軸回動によって、水平方向からみたソールトゥ部(11)とソール中央部(12)とがなす角度とソール中央部(12)とソールヒール部(13)とがなす角度がそれぞれ変わり、シャンクヒール延長部(23)がソールヒール部(13)及びヒール(3)の少なくとも一方に設けられたシャンクヒール延長部を受け入れる受け入れ部(81g、81h、81c)に収納され、ヒール固定手段によってソール(1)とヒール(3)が固定され、同時にシャンクヒール延長部(23)が固定され、ソールの各角度も固定される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ソールとヒールとを有し、高さの異なるヒールを取り替え可能な靴であって、
前記ソールはつま先から踵方向に順にソールトゥ部、ソール中央部、ソールヒール部からなり、
前記ソール中央部において靴の長手方向を軸として軸回動可能に固定され前記ソールトゥ部及び前記ソール中央部の相対位置関係を可変規制するシャンクを備え、
前記シャンクは、前記ソール中央部と前記ソールヒール部の境界部で所定の角度を形成して延在するシャンクヒール延長部と、前記ソール中央部と前記ソールトゥ部の境界部で所定の角度を形成して延在するシャンクトゥ延長部を有し、
前記ソール中央部と前記ソールトゥ部の境界部は屈曲可能であり、
前記ソールトゥ部は前記シャンクトゥ延長部を受け入れて略ソール面に沿った平面移動を可能にするシャンクトゥ延長部受け入れ部を備え、
前記ヒールに前記シャンクヒール延長部を受け入れる受け入れ部を備える、
ことを特徴とする靴。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
ソールとヒールとを有し、高さの異なるヒールを取り替え可能な靴であって、
前記ソールはつま先から踵方向に順にソールトゥ部、ソール中央部、ソールヒール部からなり、
前記ソール中央部において靴の長手方向を軸として軸回動可能に固定され前記ソール中央部及び前記ソールヒール部の相対位置関係を可変規制するシャンクを備え、
前記シャンクは、前記ソール中央部と前記ソールヒール部の境界部で所定の角度を形成して延在するシャンクヒール延長部を有し、
前記ソール中央部と前記ソールヒール部の境界部は屈曲可能であり、
前記ソールヒール部及び前記ヒールの少なくとも一方に前記シャンクヒール延長部を受け入れる受け入れ部を備える、
ことを特徴とする靴。
【請求項3】
ソールとヒールとを有し、高さの異なるヒールを取り替え可能な靴であって、
前記ソールはつま先から踵方向に順にソールトゥ部、ソール中央部、ソールヒール部からなり、
前記ソール中央部において靴の長手方向を軸として軸回動可能に固定され前記各ソール部の相対位置関係を可変規制するシャンクを備え、
前記シャンクは、前記ソール中央部と前記ソールヒール部の境界部で所定の角度を形成して延在するシャンクヒール延長部と、
前記ソール中央部と前記ソールトゥ部の境界部で所定の角度を形成して延在するシャンクトゥ延長部を有し、
前記ソール中央部と前記ソールトゥ部の境界部と前記ソール中央部と前記ソールヒール部の境界部は屈曲可能であり、
前記ソールトゥ部は前記シャンクトゥ延長部を受け入れて略ソール面に沿った平面移動を可能にするシャンクトゥ延長部受け入れ部を備え、
前記ソールヒール部及び前記ヒールの少なくとも一方に前記シャンクヒール延長部を受け入れる受け入れ部を備える、
ことを特徴とする靴。
【請求項4】
前記ヒールを前記ソールに固定するヒール固定手段を有し、
前記ソール中央部と前記ソールヒール部の境界部から所定の角度を形成した前記シャンクヒール延長部を前記受け入れ部に収納した状態で、前記ヒール固定手段によって、シャンクの軸回動が固定されるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1~3に記載の靴。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高さの異なるヒールを交換できる構造を有する靴において、高さの異なるヒール其々に適した形状にソールが変形することによって、美しい外観と快適性の両立を実現する靴の構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ヒール靴はヒールが高いと外観が美しいが、長時間の着用で足に負担がかかり快適性が損なわれ易い。そこで、高さの異なるヒールに交換できれば、外出中に靴を履き替えることなく美しい外観と快適性を両立できる。高さの異なるヒールに交換できる靴はすでに市場で販売されているが、多くは一つのソール形状で高さの異なる複数のヒールを交換する靴である。
【0003】
通常、靴はヒールの高さに合わせたソールが使用されており、ソールはヒールの高さによって形状や各部分の強度が異なる。例えば、高いヒールのソール程、ソールトゥ部とソール中央部とがなす角度や、ソール中央部とソールヒール部とがなす角度が適正に保てるよう、中足骨頭付近の接地部分からソール中央部とソールヒール部にかけてはファイバーボード(パルプ繊維でできた硬い板)などの硬い材料でできており、内部にはシャンクと呼ばれる金属製の芯が入っている。
【0004】
このような構造的特徴を有するソールに対して、既存製品のように単純に高さの違うヒールに交換した場合、ソール形状がヒールの高さに合わず、足にソールが沿わなくなり足とソールの間に隙間が生じたり局部の圧迫が生じたりする。また、ソールの地面との接地部分が設計からずれ、歩行時の安定性や快適性が失われるなどの問題があった。
【0005】
これを図9~図11で解説する。図9(a)(b)(c)はそれぞれ低いヒール、中程度のヒール、高いヒールの靴のソール形状と接地状態を示すもので、いずれも中足骨頭付近の部分96で接地している。図9(c)のようなヒールの高い靴のソール形状を、図9(b)のようなヒール高さが中程度のソール形状と比較すると、ソールトゥ部とソール中央部とがなす角度がより下向きに鋭角である。図10のように、高さが中程度のヒールに適したソールに高いヒールを取り付けると、足の荷重がかかるべきソールの地面との接地部分が浮いてしまい、ソールの接地が本来の接地部分より靴の前方にずれてしまう。このため、ソールには足に好ましくない大きな負荷がかかる上、体重や歩行時の応力がソールの地面との接地部分を大きく変形させるように作用し、破損が生じる恐れもある。
【0006】
一方、図9(a)のようなヒールの低い靴のソールの形状を、図9(b)のようなヒール高さが中程度のソール形状と比較すると、ソールトゥ部とソール中央部とがなす角度がより下向きに鈍角である。図11のように、中程度のヒールに適したソールに低いヒールを取り付けると、ソールの接地が本来の接地部分より靴の後方にずれてしまい、靴の先端が本来の位置より上がってしまう。このため、体重や歩行時の応力により靴の先端が下方に変形させるように作用し、ソールに負荷がかかる。
【0007】
また、ソールトゥ部とソール中央部とがなす角度より角度が小さいが、ソール中央部とソールヒール部とがなす適切な角度も、高いヒールと中程度のヒールと低いヒールでは異なる。図9(c)のようなヒールの高い靴のソール形状の場合、ソール中央部とソールヒール部とがなす角度が図9(b)のような中程度のヒールのソール形状より上向きに鋭角である。図10のように中程度のヒールに適したソールに高いヒールを取り付けると、ソール中央部とソールヒール部とがなす角度が高いヒールのソール形状より上向きに鈍角であり、踵が靴の前方にすべりやすくなる。
【0008】
図9(a)のようなヒールの低い靴のソール形状の場合、ソール中央部とソールヒール部とがなす角度が図9(b)のような中程度のヒールのソール形状より上向きに鈍角である。図11のように中程度のヒールに適したソールに低いヒールを取り付けると、ソール中央部とソールヒール部とがなす角度が低いヒールのソール形状より上向きに鋭角であり、ソール中央部とソールヒール部の境目に足が出っ張りを感じやすく違和感を持ちやすい。
【0009】
このように、選択したヒールの高さに対して適正なソール形状がそれぞれあり、ヒール高さの変化に応じてソール形状を変化させる試みも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2011-234953号公報
実用新案登録第3230390号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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