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公開番号2023095714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-06
出願番号2021211752
出願日2021-12-26
発明の名称シューズのソール
出願人美津濃株式会社
代理人個人
主分類A43B 13/14 20060101AFI20230629BHJP(履物)
要約【課題】荷重時にウィンドラス効果を促しかつ中足部から踵部における支持・挙上効果を高めて、走行効率を向上させる。
【解決手段】シューズのソール1において、踵部からつま先部まで前後方向に延設されたソール本体1Aと、ソール本体1Aに設けられ、ソール本体1Aに沿って前後方向に延びる湾曲プレートPとを設ける。ソール本体1Aの圧縮剛性は、中足趾節関節MP位置において最も低くなっている。また、ソール本体1Aが、前足部において、湾曲プレートPの上方に配置されたソール前足上部2A1と、湾曲プレートPの下方に配置されたソール前足下部2B1とを含んでおり、ソール本体1Aの圧縮剛性がソール前足下部2B1において相対的に低くなっている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
シューズのソールであって、
踵部からつま先部まで前後方向に延設されたソール本体と、
前記ソール本体に設けられ、前記ソール本体に沿って前後方向に延びる湾曲プレートとを備え、
前記ソール本体の圧縮剛性が、中足趾節関節位置において最も低くなっている、
ことを特徴とするシューズのソール。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記ソール本体が、前足部において、前記湾曲プレートの上方に配置されたソール前足上部または前記湾曲プレートの下方に配置されたソール前足下部の少なくともいずれかを含んでいる、
ことを特徴とするシューズのソール。
【請求項3】
請求項2において、
前記ソール本体が、前記ソール前足上部および前記ソール前足下部を含み、前記ソール前足上部および前記ソール前足下部の圧縮剛性がこれらの領域以外の領域の圧縮剛性よりも低くなっており、または、前記ソール前足上部の圧縮剛性が当該ソール前足上部以外の領域の圧縮剛性よりも低くなっており、あるいは、前記ソール前足下部の圧縮剛性が当該ソール前足下部以外の領域の圧縮剛性よりも低くなっている、
ことを特徴とするシューズのソール。
【請求項4】
請求項1において、
前記湾曲プレートが、前足部から中足部において下凸状に湾曲する下凸状湾曲部を有し、中足部から前記踵部において略平坦状に延びる平坦状部または緩やかに凸状に湾曲しつつ延びる上凸状湾曲部を有している、
ことを特徴とするシューズのソール。
【請求項5】
請求項1において、
前記ソール本体がソール上面およびソール下面を有するとともに、
前記ソール上面の最後端の位置とつま先先端の位置を結ぶ直線を基準線Sとし、前記最後端の位置を原点Oとして原点Oから前記ソール上面に沿って測った前記つま先先端の位置までの道程をLとし、前記ソール上面に沿って原点Oから0.45×Lの位置を通って前記基準線Sと直交する線とソール下面との交点をCとし、ソールが点Cで地面と接地したソール姿勢を基準姿勢とするとき、
前記基準姿勢において、前記ソール上面に沿って原点Oから0.68×Lの位置にある中足趾節関節位置から前方側領域において、前記ソール下面が地面から離れているとともに、
前記ソール上面に沿って原点Oから0.15×Lの位置にある踵中心位置と原点Oから0.68×Lの位置にある中足趾節関節位置とを結ぶ直線が地面となす角度をθとするとき、前記基準姿勢において、
θ≧5°
に設定されている、
ことを特徴とするシューズのソール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シューズのソールに関し、詳細には、荷重時にウィンドラス効果を促しかつ中足部から踵部における支持・挙上効果を高めて、走行効率を向上させることができるようにするための構造の改良に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特表2018-534028号公報には、履物板を内蔵したソール構造が開示されている(同公報の図2、図3等参照)。このソール構造(200)は、緩衝部材(250)と、緩衝部材(250)に設けられ、湾曲部を有する履物板(300)とを備えている。
【0003】
上記公報によれば、ランニング運動中にMTP関節におけるエネルギー損失を低減して足の回転が高められると記載されている(同公報の段落[0041]参照)。
【0004】
その一方、近年、長距離を効率よく走る上で、足の前足部(フォアフット)から接地するフォアフット走法が主流になってきている。一般に、フォアフット走法においては、前足部での接地直後に踵部が落ち込む(つまり降下する)が、その際、上記公報に記載された履物板のような板状部材は、このような踵部の落ち込みに対してある程度の効果は発揮されるだろうと推測される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記公報に記載されたような履物板のみでは、ウィンドラス効果を促して走行効率を向上させることができない。
【0006】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、本発明が解決しようとする課題は、荷重時にウィンドラス効果を促しかつ中足部から踵部における支持・挙上効果を高めて、走行効率を向上させることができるシューズのソールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るシューズのソールは、踵部からつま先部まで前後方向に延設されたソール本体と、ソール本体に設けられ、ソール本体に沿って前後方向に延びる湾曲プレートとを備え、ソール本体の圧縮剛性が中足趾節関節位置において最も低くなっている。ここで、「圧縮剛性」とは、圧縮荷重に対する変形のしにくさを表す概念であって、同じ圧縮荷重を作用させた際、圧縮剛性が高いものは変形量が小さく、圧縮剛性が低いものは変形量が大きい。
【0008】
本発明によれば、ソール本体の圧縮剛性が中足趾節関節位置において最も低くなっているので、ソール前足部での接地後の荷重時には、ソール前足部が(ソール中足部およびソール踵部の変形と比較して)相対的に大きく下方に沈み込むように変形する。これにより、足指が大きく屈曲して足底腱膜が引き伸ばされ、その結果、アーチが挙上して、ウィンドラス効果(すなわち、足指の屈曲によりアーチが挙上して足部の剛性がアップする効果)を促進でき、走行時の推進力をアップできる。この場合、ソール前足部での接地時に速やかにウィンドラス効果を発揮できるので、ウィンドラス効果の発揮のタイミングを早めることができ、速い走速度にも対応できるようになって、走行効率をアップできる。
【0009】
しかも、本発明によれば、ソール本体に沿って前後方向に延びる湾曲プレートが設けられているので、ソール前足部での接地後の踵部の落ち込み(つまり降下)を湾曲プレートにより抑制して踵部の落ち込み量(つまり降下量)を低減できるとともに、前方への荷重の移動により湾曲プレートの前端側が下方に押された際には、湾曲プレートが後端側を持ち上げるように挙動することにより、ソール前足部の相対的な変形と連動して、足の中足部から踵部においてソールによる支持・挙上効果を高めることができ、アーチの挙上に追従して走行効率を向上できる。
【0010】
また、本発明によれば、ウィンドラス効果の促進により、足部の剛性がアップして安定性を向上できるとともに、離地時には地面に対するキック力を高めることができ、これにより、走行効率を一層向上できる。さらに、ソール前足部が相対的に大きく下方に沈み込むように変形することで、足裏に対する支持角度が増して、中足部から踵部における支持・挙上効果を一層高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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