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公開番号2023084318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-19
出願番号2021198426
出願日2021-12-07
発明の名称履物
出願人アサヒシューズ株式会社
代理人
主分類A43B 23/02 20060101AFI20230612BHJP(履物)
要約【課題】高齢者や下肢に障害のある人が屈んだり手を使わずに、立ったまま履物を履けることを目的とした履物。
【解決手段】履物の履口の前方部を、足の中足骨の中間を横切る線を横軸としたときに、当該横軸に対して第5趾側を10~40度前方へ傾けるとともに、前記履口前方部の中心を踵部後端からつま先部先端に至る中心線において、踵部後端からつま先方向へ45~65%の位置に配置した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
履物の履口の前方部を、足の中足骨の中間を横断する線を横軸としたときに、当該横軸に対して第5趾側を10~40度前方へ傾けたことを特徴とする履物。
続きを表示(約 87 文字)【請求項2】
前記履口前方部の中心を、踵部後端とつま先部先端を結ぶ中心線において踵部後端から45~65%の位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の履物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は履物の胛被、特に履口の形状に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の履物の履口は、履物の用途種類によって多少異なるが概ね長手方向に沿った楕円形で、履口の前方部は均一に湾曲しているか、または足裏のMTP関節に沿うように第1趾側から第5趾側へ後方、すなわち踵側に傾いているものが多く見受けられる。MTP関節とは、足の第1趾~第5趾の基節骨と中足骨の間にある関節である。
【0003】
これらの履物の履口は足入れ(足を履物に挿入する動作)のし易さより外観上の美感が優先されることが多く、前記MTP関節に沿って第1趾側から第5趾側へ後方に傾いているタイプの履口は、足入れの際に足の第4趾または第5趾が外胛側の履口に引っ掛かり、スムーズな足入れができない。
【0004】
また、例えば紐靴の場合、着用者はまず屈んで靴紐をほどき、足を挿入し再度靴紐を結ぶ動作を経て靴を履く必要があるが、この一連の作業は高齢者や下肢に障害のある人、あるいは第三者の介助を必要とする人にとって煩雑で苦痛を伴うものである。
【0005】
なお、スリッポンやサボといった前記動作を行うことなく簡易的に履ける履物は履口を広く設けており、この形状は足入れや着用がし易い利点がある一方、簡易性を重視した結果踵部がないものや履口が広すぎるものが多く、着用時のフィット性が低下し、歩行時の安定性に欠ける。
【0006】
そこで、特許第4499449号(特許文献1)では、履口をアッパーの少なくとも左右いずれか一側面の上縁沿いとするとともに、他側面側は接際部付近まで至る下がり開口部とし、当該開口部は、前甲部の上縁部から下前方に形成した開口前部を有して形成しており、さらに下がり開口部の開口下端部を内底上面よりも僅かに上位よりも低い高さに位置するように形成したことを特徴とする靴が開示されている。これにより足をアッパーの一側面の下がり開口部へ横から挿入、足入れすることができる。
【0007】
また、特開2010-201155(特許文献2)では、短靴を背面視した際に踵部の最凸部(最も高い位置)を、踵部中心よりも外側にオフセット配置し、かつアッパー内側の履口上縁面の高さ位置を、アッパー外側の履口上縁面の高さ位置よりも低く位置させたことを特徴とする短靴が開示されている。これは、歩行時の荷重移動のライン上(踵部の左後端で着地した際に発生した荷重が、右斜め前方の母趾に向かって移動する軌道)に位置する踵部に、当該踵部を覆うアッパーの最も高い位置(最凸部)をオフセット配置することで着用時の踵部のホールド性を保ち、歩行、特に蹴り出しの際に踵部が浮くことを防ぐとともに、アッパー内側の履口上縁面の高さを外側の履口上縁面よりも低くして履口の開口面積を確保し足入れのし易さを確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第4499449号
特開2010-201155
【0009】
然しながら、特許文献1の発明では、下がり開口部の底部状態が靴底とアッパーの接際部付近まで開口しているため、足入れはし易い反面着用時のフィット性や歩行時の安定性が十分ではなく、歩行に適していない。
【0010】
また特許文献2は、踵部の最凸点を外側にオフセット配置したことで足と靴の密着性が向上し、着用、歩行時の靴の脱落の防止となるが、足入れ、すなわち足を靴に挿入する際は靴の外胛側からつま先を履口前方に挿入しつつ着用するため、前記形状では足入れ、着用がし易いとは言い難い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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