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公開番号2024060112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2021034062
出願日2021-03-04
発明の名称草履
出願人株式会社サカガワ
代理人個人
主分類A43B 3/00 20220101AFI20240424BHJP(履物)
要約【課題】 屈曲性よく、歩行しやすく、履き心地がいい草履の提供。
【解決手段】 雪駄100は、ソール部材101、滑り止め部材103、上層部材105、鼻緒107、及び、新部材109を有している。ソール部材101は、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)樹脂を主成分とする樹脂により成形される。雪駄100は、側面に、弾性空間101aを有している。弾性空間101aは、足の幅方向に沿って、ソール部材101を、貫通するように形成されている。ソール部材101は、弾性空間101aを、少なくとも、一般的に想定される使用者が雪駄100に足を配置した際に母指球が配置される母指球配置領域R3に有している。弾性空間101aは、ソール部材101内に、複数、形成されている。また、弾性空間101aは、ソール部材101のつま先側から踵側に渡って形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の弾性材料を用いて形成されるソール部材を有する草履であって、
前記ソール部材は、
足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有する弾性空間を、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、中心からつま先方向のつま先側領域に有すること、
を特徴とする草履。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1に係る草履において、
前記ソール部材は、さらに、
前記弾性空間を、少なくとも、当該草履に足を配置した際に母指球が配置される母指球配置領域に有すること、
を特徴とする草履。
【請求項3】
請求項1、又は、請求項2に係る草履において、
前記弾性空間は、
前記ソール部材を、貫通するように形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれかに係る草履において、
前記弾性空間は、
複数、形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項5】
請求項4に係る草履において、
前記弾性空間は、
前記ソール部材のつま先側から踵側に渡って形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれかに係る草履において、
前記ソール部材は、
裏面に、前記足の幅方向に沿って、溝が形成されていること、
を特徴とする草履。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれかに係る草履において、
前記ソール部材は、
前記つま先側から前記踵側に沿って下側に凸形状となる前記裏面を有すること、
を特徴とする草履。
【請求項8】
請求項7に係る草履において、さらに、
前記つま先側から前記踵側に沿って下側に凸形状である芯部材であって、前記ソール部材の上面に配置される芯部材、を有する草履。
【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれかに係る草履において、
前記ソール部材は、
前記裏面において、前記つま先側、及び/又は、前記踵側に、滑り止め部材を有すること、
を特徴とする草履。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれかに係る草履において、さらに、
前記足を配置した際に、前記足の裏面と接する上層部材であって、所定の弾性部材を用いて形成される上層部材、を有する草履。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、草履に関し、特に、ソール部材に弾性空間を有するものに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の草履について、類似するサンダルを用いて説明する。図6を用いて説明する。図6Aに示すように、軟質合成樹脂により一体成形されたサンダルにおいて、ヒール部3を、上下に対向する底面部4、上面部5、両部間を一体に連結する隔壁、及び、隔壁により区画され、かつ、ヒール部3両側面に開放された複数の凹所8により構成し、図6B、Cに示すように、上記隔壁をヒール部3の中心にその長さ方向に形成される中央隔壁6と、その中央隔壁6にそれぞれヒール部側面に達する複数の補強隔壁7とにより構成したものである。
【0003】
これにより、軟質合成樹脂で一体成形されるサンダルのヒール部3において、凹所8をヒール部3の両側面に開放したことにより、凹所8に小石等の塊状物を噛み込む支障がなく、履き心地がよい。また、底面部4が摩耗しても隔壁の高さに直接影響しないので、その高さが不変である。従って、長期にわたり体重支持機能、及び、クッション機能を維持することができる。
【0004】
更に、隔壁を中間隔壁6とその両側に形成される補強隔壁7とにより構成したため、隔壁が相互に補強し合い、腰折れを生じることがない。また、隔壁の下部と上部には、ヒール部3の底面部4と表面部5とが一体に形成されているため、道路等の凹凸部分に載った際、底面部4に作用する集中荷重は、底面部4、各隔壁、及び、表面部5において分散され、人体の足裏に均等に作用する。また、人体の体重に対向する表面部5に現われる反作用も各隔壁、及び、表面部5に分散される。従って、足裏の一部分が固いという感触がなく、全体として柔軟になるので、履き心地がよい(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭64-000082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述のサンダルには以下に示すような改善すべき点がある。前述のサンダルでは、凹所8をヒール部3の両側面に開放することによって、体重支持機能、及び、クッション機能を維持し、履き心地をよくしている。これは、足の甲を覆ういわゆるアッパーを有するサンダルでは、歩行動作において、ヒール部が足裏の運動に追従しやすいため、踵着地における衝撃緩和が、履きゴゴチに影響することによる。
【0007】
一方、鼻緒と足指で掴みながら歩行する必要がある草履では、歩行動作において、ヒール部が足裏の運動に追従させず、ヒール部を地面に擦るように歩行することが多い。このため、草履は、アッパーを有する履物とは異なる履き心地を有している。このような草履において、ヒール部を足裏の運動に追従させようとした場合、踵への衝撃に加えて、鼻緒を掴み、足裏を屈曲させる際の足の屈曲領域であるつま先側半分の領域、特に、母指球あたりの領域への衝撃を緩和する必要がある、という改善すべき点がある。
【0008】
また、草履において、足裏の屈曲、及び、歩行動作においてヒール部を足裏の運動に追従させるためには、草履のソール部材を、つま先から踵に沿う方向に屈曲しやすくする必要がある、という改善すべき点がある。
【0009】
そこで、本発明は、屈曲性よく、歩行しやすく、履き心地がいい草履を提供することを目的とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る草履は、所定の弾性材料を用いて形成されるソール部材を有する草履であって、前記ソール部材は、足の幅方向に沿って、側面から内側に向かう凹形状を有する弾性空間を、少なくとも、つま先から踵に沿う長さ方向において、中心からつま先方向のつま先側領域に有すること、を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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