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公開番号2024151714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065298
出願日2023-04-13
発明の名称ダクト構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60H 1/00 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約【課題】エアダクトに配された光源を用いて乗物内の光源を削減する。
【解決手段】乗物内に配されて空気流路を形成するダクト本体40と、光源60と、ダクト本体40の一部を構成するとともに光源60を保持する光源保持部74と、光源保持部74をダクト本体40の壁面に沿う回転軸76aまわりに回転可能に保持し、光源60がダクト本体40内を照射する位置である第1位置と、光源60がダクト本体40の外側に向かって照射する位置である第2位置との間で、光源保持部74を回転させる保持部回転機構88と、を備えた構成とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
乗物内に配されて空気流路を形成するダクト本体と、
光源と、
前記ダクト本体の一部を構成するとともに、前記光源を保持する光源保持部と、
前記光源保持部を前記ダクト本体の壁面に沿う回転軸まわりに回転可能に保持し、前記光源が前記ダクト本体内を照射する位置である第1位置と、前記光源が前記ダクト本体の外側に向かって照射する位置である第2位置との間で、前記光源保持部を回転させる保持部回転機構と、
を備えたダクト構造。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記ダクト本体の内部に配された空気清浄部を備え、
前記光源は、深紫外線を照射するものとされ、前記第1位置において前記空気清浄部に深紫外線を照射する請求項1に記載のダクト構造。
【請求項3】
前記ダクト本体は、乗物室の意匠面を形成する乗物用内装材の室外側に配され、
前記光源は、前記第2位置において、乗物室に向かって光を照射する請求項1または請求項2に記載のダクト構造。
【請求項4】
前記乗物用内装材は、開口を有する内装材本体部と、前記内装材本体部にスライド移動可能に設けられて前記開口を開閉させるスライダと、を備え、
前記保持部回転機構は、前記スライダのスライド移動によって前記光源保持部の回転を許容するものとされ、
前記スライダが前記開口を閉状態としている場合に、前記光源保持部を前記第1位置に位置させ、前記スライダが前記開口を開状態としている場合に、前記光源保持部を前記第2位置に位置させて前記開口から前記光源の光を出射する請求項3に記載のダクト構造。
【請求項5】
前記乗物用内装材は、天井材であり、
前記光源保持部は、前記ダクト本体の本体部に対してヒンジによって回転可能に保持されており、
前記スライダは、前記光源保持部を下方から支持することで前記第1位置に位置させ、スライド移動することによって前記光源保持部の支持位置を変化させて、前記光源保持部を回転させる請求項4に記載のダクト構造。
【請求項6】
前記乗物用内装材は、天井材である請求項3に記載のダクト構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物に配されるエアダクトのダクト構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、エアダクト(空気通路)内において流れる空気を清浄する技術、具体的には、光触媒作用を引き起こす物質(光触媒体)に対して、光を照射して、光触媒作用を活性化させ、空気中に含まれる臭い成分等を分解することで、空気を清浄する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-129704号公報
特開2022-119199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、近年では、除菌のニーズが高まっており、エアダクト中のフィルタ等を除菌すべく、深紫外線を照射する構成のものも存在する。さらに、上記特許文献2のように、車室内に、深紫外線を照射して、シートや内装材の除菌を行うことも行われる。このように、乗物内には、可視光や上記紫外線を照射するために種々の光源が設けられる。特に、深紫外線を照射する光源は、比較的高価なものであるため、複数設けると、コストアップに繋がることになる。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、エアダクトに配された光源を用いて乗物内の光源を削減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に開示されるダクト構造は、下記の構成とされている。
(1)乗物内に配されて空気流路を形成するダクト本体と、
光源と、
前記ダクト本体の一部を構成するとともに、前記光源を保持する光源保持部と、
前記光源保持部を前記ダクト本体の壁面に沿う回転軸まわりに回転可能に保持し、前記光源が前記ダクト本体内を照射する位置である第1位置と、前記光源が前記ダクト本体の外側に向かって照射する位置である第2位置との間で、前記光源保持部を回転させる保持部回転機構と、
を備えたダクト構造。
【0007】
本願に開示のダクト構造は、例えば、光触媒作用を引き起こす物質に対して、光を照射する光源(可視光線や紫外線を照射するもの)や、エアダクト内に配されたフィルタ等を除菌するために深紫外線を照射する光源等を、ダクトの外側に向けることが可能とされている。光源が、可視光を照射するものである場合には、乗物室内に向けて光を照射する照明装置として利用することができる。また、光源が、紫外線を照射するものである場合には、乗物室内に向けて紫外線を照射して乗物室内の除菌に利用することができる。したがって、本願に開示のダクト構造によれば、1つの光源を、2種類の目的で利用することが可能であり、コストを抑えることができる。なお、光源が深紫外線を照射するものである場合、第2位置において乗物室に向けて深紫外線を出射する場合に限定されず、例えば、乗物室内に小物等を除菌するスペースを設け、そのスペース内に向けて深紫外線を出射するような構成としてもよい。
【0008】
また、上記構成のダクト構造において、以下に示す種々の態様とすることが可能である。なお、本発明は以下の態様に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
【0009】
(2)前記ダクト本体の内部に配された空気清浄部を備え、
前記光源は、深紫外線を照射するものとされ、前記第1位置において前記空気清浄部に深紫外線を照射する(1)項に記載のダクト構造。
【0010】
この構成のダクト構造は、光源の種類が深紫外線を照射するものに限定されている。深紫外線を照射する光源は、比較的コストが高いため、コストをより抑えることができる。また、この構成のダクト構造は、ダクトの外側、例えば、乗物室内等の乗員が触れやすい箇所(車両のシートや内装材)等を除菌することも可能となる。近年では、公共の乗物やタクシー等は、不特定多数の乗員が乗り降りするため、除菌のニーズが高まっており、この構成のダクト構造が好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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