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公開番号2024151683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065230
出願日2023-04-12
発明の名称仮足場取付具および仮足場取り付け方法
出願人株式会社オトワコーエイ,KSコンサルタント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E01D 21/00 20060101AFI20241018BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】コンパクトで簡素な構造を有し、確実かつ安全に取り付けられる仮足場取付具を提供する。
【解決手段】鋼管若しくはH形鋼からなる支柱の上端に取付けられる仮足場取付具であって、支柱の上端に載置される水平材、支柱を挟むように、水平材から垂下される一対の垂直材、垂直材の少なくとも一方の下端側に取付けられる足場支持材、及び垂直材を支柱に連結する連結材を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
鋼管若しくはH形鋼からなる支柱の上端に取付けられる仮足場取付具であって、
前記支柱の上端に載置される水平材、
前記支柱を挟むように、前記水平材から垂下される一対の垂直材、
前記垂直材の少なくとも一方の下端側に取付けられる足場支持材、及び
前記垂直材を前記支柱に連結する連結材を備える、仮足場取付具。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記連結材は、前記支柱を挟むように、前記足場支持材の同じ側に配置される第一連結バーと反対側に配置される第二連結バーとを備え、前記第一連結バーと前記第二連結バーは異なる高さで配置される、請求項1に記載の仮足場取付具。
【請求項3】
前記第一連結バーが前記第二連結バーより下側に配置される、請求項2に記載の仮足場取付具。
【請求項4】
前記垂直材は前記支柱より細幅で、前記連結バーは、前記垂直材より突設されたリテーナへ着脱可能に取付けられる、請求項3に記載の仮足場取付具。
【請求項5】
前記水平材の下面には前記支柱の上端へ嵌合する嵌合部が突設され、その上面には被掛止部が突設されている、請求項1~4のいずれか記載の仮足場取付具。
【請求項6】
鋼管若しくはH形鋼からなる支柱の上端側に足場を取付ける足場取付け方法であって、
請求項1に記載の仮足場取付具をクレーンで吊り上げて、前記支柱の上端に取付けるステップ、
前記支柱に取付けられた前記仮足場取付具の前記水平材へ構台から仮橋をかけ渡すステップ、及び
前記支柱に取付けられた前記仮足場取付具の前記足場支持材へクレーンで吊り上げた足場を載置するステップ、を含む仮足場取付け方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
高架橋の建設に使用される仮足場取付具およびその仮足場取付具を使用した仮足場取り付け方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高架橋の建設において、橋脚の他に複数の仮受け台を設け、端の仮受け台から順に架設桁を移動式クレーンで吊り上げて架設する。仮受け台には、作業者が橋梁の上部構造を施工するための作業台が必要であり、作業台として特許文献1の例を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-189824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、仮受け台は、櫓状に組み立てられたものであり、仮足場取付具も大掛かりなものであるため、コンパクトで簡素な構造を有し、確実かつ安全に取り付けられる仮足場取付具の開発が望まれた。
【0005】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、コンパクトで簡素な構造を有し、確実かつ安全に取り付けられる仮足場取付具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様の仮足場取付具によれば、鋼管若しくはH形鋼からなる支柱の上端に取付けられる仮足場取付具であって、前記支柱の上端に載置される水平材、前記支柱を挟むように、前記水平材から垂下される一対の垂直材、前記垂直材の少なくとも一方の下端側に取付けられる足場支持材、及び前記垂直材を前記支柱に連結する連結材を備える。
【0007】
これによれば、支柱の上端に水平材を載置するだけで、仮足場を支持する足場支持材が作業者を搭載する適切な位置に位置決めされ、連結材によって支柱に連結される。このような簡素な構造で、確実かつ安全に取り付けることができる。
【0008】
本発明の第二の態様の仮足場取付具によれば、第一の態様の仮足場取付具において、前記連結材は、前記支柱を挟むように、前記一対の垂直材へ着脱可能に掛け渡される一対の連結バーを備え、前記足場支持材の同じ側に配置される第一連結バーが、反対側に配置される第二連結バーより下側に配置される。
【0009】
これによれば、第一連結バーと第二連結バーとは、上下方向の位置をずらすことによって、支柱を挿入するための開口が広くなって、作業が容易となる(第ニの態様)。その際、作業者や仮足場による荷重は、水平材を支点(回転中心)とする回転力が足場支持材が設けられた側から働く。
【0010】
この力は主に第一連結バーに負荷されるが、第一連結バーの方を、支点からの距離が第二連結バーよりも遠くなるように、下側にずらすことで、小さな力で大きな力のモーメントを生じさせる(第三の態様)。これによって、第一連結バーを第二連結バーよりも剛性の高いもので作成する必要がなく、部品の共通化が図れ、製造コストを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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