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公開番号2024150920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023063970
出願日2023-04-11
発明の名称乗物用シート
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/64 20060101AFI20241017BHJP(車両一般)
要約【課題】バックボードを有するシートバックを備えた乗物用シートにおいて、バックカバーの端末部を簡潔な構造でバックフレームに固定した乗物用シートを提供する。
【解決手段】シートバック2は、バックフレーム2Fと、バックパッド2Pと、バックカバー2Cと、バックフレーム2Fの背面側に取付けられた硬質なバックボード4と、を有する。シートバック2の上部におけるバックパッド2Pには背面側に向けて開口する開口部22が形成されており、開口部22を覆うように配置されたバックカバー2Cの端末部には係止孔32aと切欠き31cが形成されている。バックボード4のフック部42を係止孔32aと切欠き31cに通してバックフレーム2Fの被係合部材14に係合させることによりバックカバー2Cの端末部とバックボード4とがバックフレーム2Fに対して固定されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートであって、
シートバックが、骨格をなすバックフレームと、該バックフレームに被せ付けられたクッション材であるバックパッドと、該バックパッドの表面側を被覆する表皮材であるバックカバーと、前記バックフレームの背面側に取付けられた硬質なバックボードと、を有し、
前記シートバックの上部における少なくとも一箇所において前記バックパッドには前記背面側に向けて開口する開口部が形成されており、
前記バックカバーには、前記開口部の一部が覆われないように貫通孔が設けられており、
前記バックボードには、前記貫通孔に対応する位置にフック部が設けられており、
前記フック部が前記貫通孔に挿通されて前記バックフレームの被係合部に係合させることで前記バックカバーが前記バックボードと前記バックパッドの間で挟まれている乗物用シート。
続きを表示(約 88 文字)【請求項2】
請求項1において、前記少なくとも一箇所は、前記バックパッドの上部に角状に突き出たシート幅方向の寸法が40~60mm程度の部分である乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートバックにおけるバックカバーの端部をバックボードのフック部を利用してフレームに固定した乗物用シートに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗物用シート、例えば、自動車用シートにあっては、シートバックの背面側を覆うバックボードが配設されているものがある。かかる自動車用シートにおいては、シートバックは、骨格をなすバックフレームの上にクッション材であるバックパッドを載置した状態でバックパッドの表面側を表皮材であるバックカバーで覆って構成されている。バックカバーの端末部は、複数のホグリングやフック部材によってバックフレームに対して固定されたのちバックフレームの背面側にバックボードが取付けられる構造が多かった。特許文献1に記載された椅子においては、表皮材の周縁をバックボードに対応する基板とほぼ同サイズの中板に固定した状態で中板に設けられた孔に基板の係合突起を挿入して、基板をフレームに取付けることによって表皮材の周縁をフレームに対して固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4948911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した自動車用シートにおいては、バックカバーの端末部をバックフレームに対して固定するのに、複数のホグリングやフック部材を必要とするので部品点数が増加するとともに作業性も良くないという問題があった。また、特許文献1に記載された椅子においては、表皮材の周縁をフレームに対して固定するのに基板とほぼ同サイズの中板を必要とし、材料費及び重量の増大を招くという問題があった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、バックボードを有するシートバックを備えた乗物用シートにおいて、バックカバーの端末部を簡潔な構造でバックフレームに固定した乗物用シートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、シートバックが、骨格をなすバックフレームと、該バックフレームに被せ付けられたクッション材であるバックパッドと、該バックパッドの表面側を被覆する表皮材であるバックカバーと、前記バックフレームの背面側に取付けられた硬質なバックボードと、を有し、前記シートバックの上部における少なくとも一箇所において前記バックパッドには前記背面側に向けて開口する開口部が形成されており、前記バックカバーには、前記開口部の一部が覆われないように貫通孔が設けられており、前記バックボードには、前記貫通孔に対応する位置にフック部が設けられており、前記フック部が前記貫通孔に挿通されて前記バックフレームの被係合部に係合させることで前記バックカバーが前記バックボードと前記バックパッドの間で挟まれていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、シートバックの上部における少なくとも一箇所において、バックカバーに設けられた貫通孔にバックボードのフック部を挿通した状態でフック部がバックフレームの被係合部に係合させられている。これによって、バックカバーはバックボードとバックパッドとの間に挟まれるので、部品点数を増加させることなくバックカバーをバックフレームに対して固定することができる。そして、シートバックの上部におけるバックカバーに表面側の方向に向けて引っ張る力が印加されてもバックカバーがバックパッドに対してずれて外観見栄えを悪化させるおそれを抑制できる。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記少なくとも一箇所は、前記バックパッドの上部に角状に突き出たシート幅方向の寸法が40~60mm程度の部分であることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、バックカバーに複数のホグリングやフック部材を配設しにくいバックパッドの角状に突き出たシート幅方向の寸法が40~60mm程度の部分において、簡潔な構造でバックカバーをバックフレームの被係合部に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の自動車用リアシートを斜め前方から見た斜視図である。
図1のII部分を拡大して後方から見た図である。バックボード、ヘッドレスト、バックカバーは省いている。
図2において、バックカバーの側面部ピースを加えた状態を示す図である。
図3において、バックカバーの後面部ピースを加えた状態を示す図である。
図4において、バックボードを取付けた状態を示す図である。
バックカバーの側面部ピースと後面部ピースの展開図である。
図5のVII-VII矢視線断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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