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公開番号2024150745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024127598,2021040703
出願日2024-08-02,2021-03-12
発明の名称視線入力装置及び視線入力装置用のプログラム
出願人株式会社オレンジアーチ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20241016BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの視線が定まりにくくても文字を容易に入力することができる視線入力装置を提供する。
【解決手段】画面に表示された仮想的な文字盤に配列された複数の文字をユーザの視線により選択して入力できるようにした視線入力装置であって、前記画面上における前記ユーザの注視点の位置を推定する注視点推定部と、推定された前記注視点の位置に基づいて前記文字の入力を決定する入力決定部とを備え、前記入力決定部が、前記注視点が複数の前記文字間をふらついている間、前記複数の文字のそれぞれに対して、前記注視点が滞在している時間である注視時間を個別に計測して保持し、前記注視時間が最も早く閾値に達した1つの前記文字の入力を決定する視線入力装置。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
画面に表示された仮想的な文字盤に配列された複数の文字をユーザの視線により選択して入力できるようにした視線入力装置であって、
前記画面上における前記ユーザの注視点の位置を推定する注視点推定部と、
推定された前記注視点の位置から前記画面上に設定した所定の選択位置に向けて前記文字盤を移動させる文字盤表示制御部と、
前記選択位置にある前記文字上に前記注視点が滞在している時間である注視時間を計測し、当該注視時間が閾値に達すると、前記選択位置にある1つの文字の入力を決定する入力決定部とを備え、
前記入力決定部が、前記注視時間の計測中に前記注視点が前記文字から外れた場合に、計測した前記注視時間をリセットすることなく保持する視線入力装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記文字盤表示制御部が、前記注視時間の計測中に前記注視点が他の前記文字上に移動した場合に、前記注視点と前記選択位置との間の距離が所定値以下であれば、前記文字盤を移動させることなく留めておく請求項1に記載の視線入力装置。
【請求項3】
前記注視時間の計測中に前記注視点と前記選択位置との間の距離が前記所定値を超えた場合に、計測した前記注視時間を保持した状態で前記文字盤を移動させる請求項2に記載の視線入力装置。
【請求項4】
注視時間を計測中の文字とは異なる他の文字が前記選択位置にある状態で、当該他の文字上に前記注視点が所定時間以上滞在する場合に、計測中の前記注視時間をリセットし、当該他の文字に対する注視時間の計測を開始する請求項1~3のいずれか一項に記載の視線入力装置。
【請求項5】
画面に表示された仮想的な文字盤に配列された複数の文字をユーザの視線により選択して入力できるようにした視線入力装置用のプログラムであって、
前記画面上における前記ユーザの注視点の位置を推定する注視点推定部としての機能と、
推定された前記注視点の位置から前記画面上に設定した所定の選択位置に向けて前記文字盤を移動させる文字盤表示制御部としての機能と、
前記選択位置にある前記文字上に前記注視点が滞在している時間である注視時間を計測し、当該注視時間が閾値に達すると、前記選択位置にある1つの文字の入力を決定する入力決定部としての機能とをコンピュータに発揮させるものであり、
前記入力決定部が、前記注視時間の計測中に前記注視点が前記文字から外れた場合に、計測した前記注視時間をリセットすることなく保持する視線入力装置用のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画面に表示された文字をユーザの視線により選択して入力できるようにした視線入力装置及び当該視線入力装置用のプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、重度の肢体麻痺等により手足や口を満足に動かすことができない患者の意思伝達を支援するツールとして、画面上に仮想的な文字盤上を表示し、当該文字盤上の文字を視線により選択して入力できるようにした視線入力装置が開発されている。
【0003】
このような視線入力装置として、例えば特許文献1には、複数の文字が配列された仮想的な文字盤が画面上に表示され、視線により所望の文字を選択して入力できるようにしたものが開示されている。この視線入力装置は、カメラ等を用いて画面上のユーザの注視点の位置を検出し、注視点が文字上に留まっている時間(注視時間)をカウントするように構成されている。そしてこの注視時間が所定の閾値に達すると、その文字の入力が決定され、画面上の別ウィンドウに当該文字が表示される。ユーザは、視線により文字を次々入力してメッセージを作成することで、自分の意思を他人に伝えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-195323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで従来の視線入力装置では、注視時間を計測中に注視点が文字から外れると、当該文字を選択しないものと判断し、それまで計測していた注視時間をリセットする(ゼロにする)ように構成されている。そのため、例えば眼球の回転角に対する注視点の動きが大きく、注視点が定まりにくい画面の端の方にある文字を選択する場合には、注視点が文字から外れることで注視時間が頻繁にリセットされてしまい、文字の入力の決定をなかなか行えないという問題がある。またユーザに重度の眼振の症状がある場合にも、入力したい文字上で注視点が定まらず、文字の入力をなかなか決定できないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの視線が定まりにくくても文字を容易に入力することができる視線入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明の一態様に係る視線入力装置は、画面に表示された仮想的な文字盤に配列された複数の文字をユーザの視線により選択して入力できるようにしたものであって、前記画面上における前記ユーザの注視点の位置を推定する注視点推定部と、推定された前記注視点の位置に基づいて前記文字の入力を決定する入力決定部とを備え、前記入力決定部が、前記注視点が複数の前記文字間をふらついている間、前記複数の文字のそれぞれに対して、前記注視点が滞在している時間である注視時間を個別に計測して保持し、前記注視時間が最も早く閾値に達した1つの前記文字の入力を決定することを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、複数の文字間を注視点がふらついている間、各文字に対して注視時間を計測して保持し、注視時間が最も早く閾値に達した文字を入力決定するようにしているので、注視点の位置が1つの文字上に定まらなくても、ユーザが意識的に視線を向けている1つの文字の注視時間がどんどん溜まっていき、この文字の入力を決定することができる。これにより、画面の端の方の文字を選択する場合や、ユーザに重度の眼振の症状がある場合等、入力したい文字上で注視点が定まりにくい状況であっても、ユーザは容易に文字を入力することができる。
【0009】
前記視線入力装置では、前記入力決定部が、前記注視点が前記文字上に滞在している間、前記注視時間をカウントアップし、前記注視点が前記文字から外れている間、前記注視時間をカウントダウンするように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、注視点が文字から外れている間は注視時間をカウントダウンするようにしているので、ユーザが意識的に視線を向けている文字に対する注視時間と、意図せず視線が向いてしまった文字に対する注視時間との差を大きくすることができる。これにより、意図しない文字が誤入力されてしまうことを回避しやすい。
【0010】
また、ユーザが短い時間で所望の文字の入力を決定できるようにするには、前記注視時間のカウントダウンの速度が前記注視時間のカウントアップの速度よりも低くすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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