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公開番号2024150713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024121667,2019207017
出願日2024-07-26,2019-11-15
発明の名称医薬、医療または美容用途のための物質のための複数の容器を同時に保持するための保持構造、輸送ユニット、および該輸送ユニットを有する輸送または包装コンテナ
出願人ショット ファーマ シュヴァイツ アー・ゲー,SCHOTT Pharma Schweiz AG
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人
主分類A61J 1/14 20230101AFI20241016BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医薬、医療または美容用途のための物質のための複数の容器を同時に保持するための改良された保持構造、輸送ユニット、および該輸送ユニットを有する輸送または包装コンテナを提供する。
【解決手段】医薬、医療もしくは美容用途のための物質のための複数の容器6a,6b、またはそのような容器を有する複数の器具を同時に保持するための保持構造であって、複数のレセプタクル5を有し、レセプタクル5は、規則的な配列に配置されるとともに、いずれも周状に形成された側壁によって形成されている。本発明によれば、レセプタクル5はいずれも、1または2つの拡幅されたクリアランスを有し、該拡幅されたクリアランスは、拡幅されたクリアランス以外の領域における、レセプタクル5に受け入れられた容器6a,6bと、レセプタクル5の側壁との間の隙間の幅に比べて著しく大きい。
【選択図】図4a
特許請求の範囲【請求項1】
医薬、医療もしくは美容用途のための物質のための複数の容器(6;6’;60;61)またはそのような容器を有する複数の器具を同時に保持するための保持構造であって、前記保持構造は、前記容器を受け入れるための複数のレセプタクル(5)を有し、
前記レセプタクル(5)は、規則的な配列に配置されるとともに、周状に形成された側壁(10)によって形成され、
前記レセプタクル(5)は、前記容器または器具が前記レセプタクルに受け入れられている際に、前記容器または器具の側壁とそれぞれのレセプタクルの側壁(10)との間に環状の隙間が形成されるように、前記容器または器具(6;6’;60;61)の外形に合わせられている保持構造において、
平面図で見て、前記レセプタクルは、点対称または鏡面対称の仮想的な基本形状から始まり、第1の方向(53)に縮小されるとともに前記第1の方向(53)に対して横方向の第2の方向に拡大され、その結果、前記隙間が前記レセプタクルの少なくとも1つの領域において拡幅され、前記レセプタクル(5)に受け入れられた前記容器または器具(6;6’;60;61)のハンドリングのための拡幅されたクリアランス(56)が形成されていることを特徴とする、
保持構造。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1の方向(53)での前記レセプタクル(5)の幅が前記第1の方向での前記仮想的な基本形状の幅よりも小さくなるとともに、前記第1の方向(53)に対して横方向の前記第2の方向での前記レセプタクルの幅が前記第2の方向での前記仮想的な基本形状の幅よりも大きくなるように、前記レセプタクルは、前記第1の方向(53)に縮小されるとともに、前記第1の方向(53)に対して横方向の前記第2の方向に拡大されている、
請求項1記載の保持構造。
【請求項3】
前記レセプタクルは、六角形の基本形状を有するか、または、六角形の基本形状から派生しており、前記第2の方向での前記レセプタクル(5)の前記幅は、前記第1の方向(53)での前記レセプタクル(5)の前記幅よりも少なくとも30%だけ、より好ましくは少なくとも22%だけ、より一層好ましくは少なくとも17%だけ大きい、
請求項2記載の保持構造。
【請求項4】
前記拡幅されたクリアランス(56)は、コーナ領域によって形成され、前記コーナ領域は、前記拡幅されたクリアランス(56)を形成するために、平面図で見たときに、点(54)に向かってまたは短い接続ウェブ(55)に向かって収束角(α)で収束する2つの側壁(50,51)によって形成され、前記収束角は、0°<α<110°、より好ましくは0°<α<45°、より一層好ましくは0°<α<30°が当てはまる、
請求項2または3記載の保持構造。
【請求項5】
収束する前記側壁(50,51)は、前記レセプタクルの縦方向にいずれも延びかつ前記それぞれのレセプタクルのコーナ領域に配置された直線状のコーナ領域(54)に収束するか、または、
収束する前記側壁(50,51)はいずれも、前記短い接続ウェブ(55)と一緒に、前記レセプタクルの前記縦方向にいずれも延びかつ前記それぞれのレセプタクルのコーナ領域に配置されている直線状のコーナ領域を形成する、
請求項4記載の保持構造。
【請求項6】
側壁(10;50,51)は、前記複数のレセプタクルのうち直接隣接するレセプタクル(5)の各対間の共通の分離壁として形成されている、
請求項1から5までのいずれか1項記載の保持構造。
【請求項7】
それぞれの前記共通の分離壁の高さ(H)は、前記対をなす前記直接隣接するレセプタクル(5)の軸線方向長さに実質対応し、それぞれの前記共通の分離壁は、前記高さ(H)の少なくとも80%にわたって固体材料から形成されている、
請求項6記載の保持構造。
【請求項8】
前記レセプタクル(5)は、同一の基本形状であるとともに、ハンドリングのための拡幅されたクリアランス(56)をいずれも有し、前記拡幅されたクリアランス(56)は、コーナ領域(54)に向かってまたは短い接続ウェブ(55)に向かって収束するとともに収束する前記側壁(50,51)によって形成されており、前記レセプタクル(5a,5b)は、いずれも、行と前記行に直交して延びる列とに沿って互いにオフセットして配置されており、前記列または前記行に沿って互いに直接隣接して配置された前記レセプタクルは、いずれも、前記列または前記行に関して鏡像式に配置されている(図1f)、
請求項1から7までのいずれか1項記載の保持構造。
【請求項9】
平面図で見て、前記レセプタクル(5)は、いずれも、六角形の基本形状を有し、前記六角形の基本形状は、平面図で見て、収束する前記側壁(50,51)に比べて著しく短い2つの平坦な接続ウェブ(52,55)を有する、
請求項1から8までのいずれか1項記載の保持構造。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか1項記載の保持構造(1)と、前記保持構造(1)に保持される、医薬、医療もしくは美容用途のための物質の複数の容器(6;6’;60;61)またはそのような容器を有する複数の器具と、の組合せからなる輸送ユニットであって、前記容器または前記器具は、前記レセプタクル(5)内の少なくとも特定の部分に受け入れられている、
輸送ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、医薬、医療または美容用途のための物質のための容器の処理に関し、特には、医薬、医療または美容用途のための物質のための複数の容器、例えば、バイアル、アンプルまたはカープル、あるいはそのような容器を有する複数のより複雑なアセンブリなどを同時に保持するための保持構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、バイアル、アンプルまたはカープルなどの薬剤容器は、投与するための医療、医薬または美容調合品を、液体形態で、特に事前に適量に分けられた量で、保管するための容器として広く使用されている。これらの薬剤容器は一般に円筒形であり、プラスチックまたはガラスから生産でき、費用効果的な方法で大量に入手可能である。この点において、容器は、保持構造に入れられ、所定の幾何学的配列で医薬品製造業者にまたは後続の処理作業にますます届けられるようになっており、容器は、保持構造に保持されまたは受け入れられている間にさらに処理される。この目的のために、可能な限りスペースをとらない配列で容器を保持または受け入れる、費用効果的でかつ耐久性のある保持構造が要求されている。
【0003】
中国特許出願公開第103359348号明細書には、複数の垂直位置決めペグが設けられた底部を有する、トラフ形状の保持トレイの形態の保持構造が開示されており、容器は、複数の垂直位置決めペグ間に相互に接触することなく受け入れられ得る。保持構造は、射出成形によりプラスチックから形成される。垂直位置決めペグは同時に、該位置決めペグによって形成されたレセプタクル内に容器を挿入するための案内部として機能する。しかしながら、容器は比較的大きな遊びをもって保持される。達成可能な容器の包装密度は比較的小さい。
【0004】
国際公開第2012/126582号には、プレート状のキャリアを備える、シリンジ体のためのさらなる保持構造が開示されており、プレート状のキャリアには、周状に形成された側壁を有する複数の円筒形のレセプタクルが形成されている。シリンジ体は、その保持フランジによって円筒形のレセプタクルの上端部に載置される。キャリアを強固にするため、円筒形のレセプタクルは、キャリアの下側の接続ウェブを介して互いに接続されている。円筒形のレセプタクル間の距離は比較的大きく、その結果、この保持構造によって達成可能な包装密度は最適ではない。
【0005】
国際公開第2014/130349号には、同等の保持構造が開示されている。
【0006】
国際公開第2017/038878号には、プレート状のキャリアを有するさらなる保持構造が開示されており、プレート状のキャリアには、周状に形成された側壁を有する複数の円筒形のレセプタクルが形成されている。円筒形のレセプタクルは互いに比較的短い距離で配置されるが、そのために、互いに比較的短い距離で2つの側壁を生産する必要がある。プラスチック射出成形による生産中、これは、非常に薄壁で壊れやすい、冷却が困難なリブ状の外形を必要とさせる。これは、さらには、金型の設計において、非常に複雑で、したがって高価な金型につながる。その上、このような設計は、射出成形に使用される金型の耐用年数に悪影響を与える可能性もある。これらの繊細な構造は、射出成形中に、仮に可能であったとしても、非常に大きな労力をかけてしか冷却できないため、この設計は生産プロセスのサイクルタイムにも悪影響を及ぼし、単位生産費の高騰を招く。
【0007】
本出願人の独国実用新案第202016107209号明細書には、前述のタイプのさらなる保持構造が開示されており、保持構造の内部レセプタクルは、軸線方向に延びる位置決めシリンダと、該位置決めシリンダを互いに接続する分離ウェブによって形成されている。この配置は容器のより高い包装密度を可能にするが、プラスチック射出成形による保持構造の生産は比較的複雑である。
【0008】
本出願人の未公開の独国特許出願第102017101398.9号には、レセプタクルが比較的薄い分離および接続ウェブによって形成されるさらなる保持構造が開示されており、該保持構造は、プラスチック射出成形による保持構造の生産を比較的複雑にする。
【0009】
2018年5月14日に出願された本出願人の独国特許出願第102018111491.5号「医薬、医療または美容用途のための物質のための複数の容器を同時に保持するための保持構造、輸送ユニット、および該輸送ユニットを有する輸送または包装コンテナ」には、医薬、医療または美容用途のための物質のための複数の容器を同時に保持するための、該容器を受け入れるための複数のレセプタクルを有する保持構造が開示されており、レセプタクルは、規則的な配列で配置されており、平面図で見たとき、レセプタクルは多角形設計である。ここで、レセプタクルは側壁によって形成されるとともにいずれも周状であり、複数のレセプタクルのうち直接隣接するレセプタクルの各対間には、共通の分離壁としての側壁が形成されている。
【0010】
多くのさまざまな理由により、従来技術によれば、通常、周状の側壁によってレセプタクルが形成された保持構造が使用されている。円筒形の基体を有する容器を保持するために、ここでのレセプタクルは、独国特許出願公開第19815993号明細書に開示されているように、常に、円形の基本形状、または四角形の基本形状、すなわち正方形または長方形の基本形状、または六角形の基本形状のいずれかを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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