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公開番号2024150573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024114359,2021538551
出願日2024-07-17,2019-08-02
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04W 72/121 20230101AFI20241016BHJP(電気通信技術)
要約【課題】他の端末の通信の制御を行う機能を有するスケジューリング端末に対して優先的に扱う端末(ユーザ装置)および通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、端末20は、通信の制御を行う制御部と、通信の制御に関連する情報及び設定情報の少なくとも一つを送信または受信する送受信部と、を有する。送受信部は、通信の制御を行うスケジューリング端末として設定する通知を基地局装置から受信する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
通信の制御を行う制御部と、
前記通信の制御に関連する情報、及び、設定情報の少なくとも一つを送信または受信する送受信部と、
を有する端末。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記送受信部は、前記通信の制御を行うスケジューリング端末として設定する通知を基地局装置から受信する、
請求項1に記載の端末。
【請求項3】
前記送受信部は、前記通知を受信した場合に、前記通知を受け入れるか否かを応答する、
請求項2に記載の端末。
【請求項4】
前記送受信部は、前記通信の制御を行うスケジューリング端末としての設定の要求を基地局装置に送信する、
請求項1に記載の端末。
【請求項5】
通信の制御を行うステップと、
前記通信の制御に関連する情報、及び、設定情報の少なくとも一つを送信または受信するステップと、
を有する端末が実行する通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムにおける端末(ユーザ装置)および通信方法に関連するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE-A(LTE Advanced)、NR(New Radio)(5Gとも呼ぶ))では、UE等の通信装置同士が基地局gNBを介さないで直接通信を行うサイドリンク(D2D(Device to Device)とも呼ぶ)技術が検討されている(非特許文献1)。
【0003】
また、V2X(Vehicle to Everything)を実現することが検討され、仕様化が進められている。ここで、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、自動車間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Nomadic device)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
3GPP TS 36.213 V14.3.0(2017-06)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
端末間直接通信(サイドリンク技術)において使用される端末間直接通信用チャネルには以下のチャネルが含まれる。
【0006】
SCI(Sidelink Contol Information)等の制御情報を送信するチャネルはPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)と称され、データを送信するチャネルはPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と称される。また、NRのV2Xでは、PSCCH及びPSCCHに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)動作をサポートすることが規定されており、HARQ-ACKを含む端末間直接通信フィードバック制御情報(Sidelink Feedback Control Information(SFCI))が定義されている。SFCIは、端末間直接通信フィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel(PSFCH))上で送信される。
【0007】
NR-V2Xのサイドリンク送信モードの一つとして、スケジューリング端末(scheduling UE)とメンバ端末(member UE)で構成される端末グループ(UE group)において、スケジューリング端末が、メンバ端末に対してスケジューリングすることが提案されている。上記送信モードはサイドリンク送信モード2-dと呼ばれてもよいし、異なる名称であっても良い。また、スケジューリング端末はヘッダ端末(header UE)などと呼ばれても良いし、メンバ端末は非スケジューリング端末、非ヘッダ端末などと呼ばれても良い。
【0008】
今後は、スケジューリング機能を有するスケジューリング端末の普及が想定される。また、スケジューリング端末は、V2Xのような車両に関する端末に限定されず、広い用途の端末として普及することが想定される。また、スケジューリング端末ではない端末に比べて高機能高コストとなることが想定される。しかしながら、スケジューリング端末について、他の端末のためにスケジューリングを行う端末にふさわしいメリットは明確には規定されていない。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、他の端末のスケジューリング等の、他の端末の通信の制御を行う機能を有する端末に対して優先的な扱い(preferential treatment)を提供する技術を提供することを目的とする。なお、本発明はV2Xにおける端末間通信に限られず、いかなる端末に適用されてもよい。また、本発明は端末に限られず、例えば基地局、アクセスポイント、ノード、IABノードに適用されてもよい。また、本発明におけるスケジューリングは端末間直接通信に限られず、基地局と端末との間の通信であってもよい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示の技術によれば、通信の制御を行う制御部と、前記通信の制御に関連する情報、及び、設定情報の少なくとも一つを送信または受信する送受信部と、を有する端末が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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