TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024150410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024048885
出願日2024-03-26
発明の名称動画処理の方法、装置、電子デバイス及び媒体
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類A61B 1/045 20060101AFI20241016BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】内視鏡動画における血管または病変部位に対して検出および強調し、病巣に対して局所ヒントを出して、医師の検査を支援する方法を提供する。
【解決手段】動画の第1のフレームの第1のエッジと、第1のフレームの少なくとも1つの隣接領域フレームの第2のエッジとを取得することを含む。方法は、第1のフレームと少なくとも1つの隣接領域フレームとの間のレジストレーションに基づいて、第1のエッジの画素から第2のエッジの対応する画素への空間オフセットを決定することをさらに含む。方法は、少なくとも第2のエッジの対応する画素の第2のエッジ属性と空間オフセットとに基づいて、第1のエッジの前記画素の第1のエッジ属性を更新することをさらに含む。動画の時空間手がかりを利用してエッジ検出および強調の正確性および信頼性を向上させ、動画における低品質画像による悪影響を低減して、動画処理のロバスト性を向上させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
動画処理の方法であって、
前記動画の第1のフレームの第1のエッジと、前記第1のフレームの少なくとも1つの隣接領域フレームの第2のエッジとを取得することと、
前記第1のフレームと前記少なくとも1つの隣接領域フレームとの間のレジストレーションに基づいて、前記第1のエッジの画素から前記第2のエッジの対応する画素への空間オフセットを決定することと、
少なくとも前記第2のエッジの前記対応する画素の第2のエッジ属性と前記空間オフセットとに基づいて、前記第1のエッジの前記画素の第1のエッジ属性を更新することと、を含む、
方法。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記動画の前記第1のフレームの第1のエッジと、前記少なくとも1つの隣接領域フレームの第2のエッジとを取得することは、
前記第1のフレームと前記少なくとも1つの隣接領域フレームとの各画素のエッジ属性を決定することであって、前記エッジ属性は、画素がエッジに属する確率を示すことと、
前記第1のフレームと前記少なくとも1つの隣接領域フレームにおいて、エッジ属性が閾値より大きい画素を決定することによって、前記第1のエッジと前記第2のエッジを決定することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のエッジの前記画素の前記第1のエッジ属性を更新することは、
前記少なくとも1つの隣接領域フレームが予め設定された条件を満たしているか否かを決定することと、
前記少なくとも1つの隣接領域フレームが予め設定された条件を満たしていると決定したことに応答して、前記第2のエッジの前記対応する画素の前記第2のエッジ属性と前記空間オフセットとに基づいて、前記第1のエッジの前記画素の前記第1のエッジ属性を更新することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの隣接領域フレームが予め設定された条件を満たしているか否かを決定することは、
前記少なくとも1つの隣接領域フレームの画像品質レベルが品質閾値を超えているか否かを決定することと、
前記第1のエッジの画素から前記第2のエッジの対応する画素への前記空間オフセットの平均値が予め設定された範囲内にあるか否かを決定することと、のうちの少なくとも一項を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のエッジの前記画素の更新後の第1のエッジ属性に基づいて、前記第1のフレームにおける関心がある対象の輪郭セグメントを決定することと、
前記第1のフレームと前記第1のフレームの後続フレームとの間のレジストレーションに基づいて、前記輪郭セグメントから前記後続フレームへの全体的な空間オフセットを決定することと、
前記全体的な空間オフセットに基づいて、前記後続フレームにおいて前記輪郭セグメントとマッチングする別の輪郭セグメントを検索することと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のフレームにおける関心がある対象の輪郭セグメントを決定することは、
前記更新後の第1のエッジ属性に基づいて、前記第1のフレームのスーパー画素輪郭を生成することと、
前記スーパー画素輪郭に基づいて、前記関心がある対象の前記輪郭セグメントを生成することと、を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記関心がある対象の前記輪郭セグメントを生成することは、
前記スーパー画素輪郭における交差点に基づいて、前記スーパー画素輪郭を1セットのセグメントに分割することと、
前記1セットのセグメントをマージすることによって、前記輪郭セグメントを生成することと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1セットのセグメントをマージすることによって前記輪郭セグメントを生成することは、
前記1セットのセグメントのうちの2つの隣接するセグメント間の類似度を決定することと、
前記類似度が閾値を超えていることに応答して、前記2つの隣接するセグメントをマージして前記輪郭セグメントを生成することと、を含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記1セットのセグメントのうちの2つの隣接するセグメント間の類似度を決定することは、
前記2つの隣接するセグメントの画素の平均勾配の間の差と、
前記2つの隣接するセグメントの画素の平均エッジ確率の間の差と、
前記2つの隣接するセグメントの画素から隣接領域フレームへの平均空間オフセットの間の差と、のうちのいずれか一項を決定することを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記全体的な空間オフセットに基づいて、前記後続フレームにおいて前記輪郭セグメントとマッチングする別の輪郭セグメントを検索することは、
前記全体的な空間オフセットに基づいて、前記後続フレームへの前記輪郭セグメントの投影を取得することと、
前記後続フレームにおける複数の候補輪郭セグメントを決定することと、
前記複数の候補輪郭セグメントにおいて前記投影に距離が最も近い前記別の輪郭セグメントを検索することと、を含む、
請求項7に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、画像処理技術の分野に関するものであり、より具体的には、動画処理の方法、装置、電子デバイス、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、およびコンピュータプログラム製品に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
内視鏡検査は、体外から人体の自然管腔を経て体内に送り込まれ、体内の疾患を検査する光学設備検査の1種である。医師は、使用時に内視鏡を検査対象臓器に導入し、内視鏡を操作して動かし、関わる部位を直接に覗き、画像や動画を記録することができる。
【0003】
一部の内視鏡システムは血管と周囲とのコントラストを高めることができるとともに、数十倍から百倍に拡大して、医師が血管構造や病変をよりはっきり観察できるように支援することもできる。しかしながら、血管構造や病変を内視鏡システムで直接観察するには、医師の強大で豊富な経験が必要となる。したがって、内視鏡動画における血管または病変部位に対して検出および強調し、病巣に対して局所ヒントを出して、医師が検査を完了するのを支援する改善案を提供することが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなことに鑑みて、本開示の実施例は、動画処理の技術案を提出する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、動画処理方法を提供する。方法は、動画の第1のフレームの第1のエッジと、第1のフレームの少なくとも1つの隣接領域フレームの第2のエッジとを取得することを含む。方法は、第1のフレームと少なくとも1つの隣接領域フレームとの間のレジストレーションに基づいて、第1のエッジの画素から第2のエッジの対応する画素への空間オフセットを決定することをさらに含む。方法は、少なくとも第2のエッジの対応する画素の第2のエッジ属性と空間オフセットとに基づいて、第1のエッジの画素の第1のエッジ属性を更新することをさらに含む。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、動画処理装置を提供する。装置は、エッジ取得ユニットと、空間オフセット決定ユニットと、更新ユニットとを備える。エッジ取得ユニットは、動画の第1のフレームの第1のエッジと、第1のフレームの少なくとも1つの隣接領域フレームの第2のエッジとを取得するように構成される。空間オフセット決定ユニットは、第1のフレームと少なくとも1つの隣接領域フレームとの間のレジストレーションに基づいて、第1のエッジの画素から第2のエッジの対応する画素への空間オフセットを決定するように構成される。更新ユニットは、少なくとも対応する画素の第2のエッジ属性と空間オフセットとに基づいて、第1のエッジの画素の第1のエッジ属性を更新するように構成される。
【0007】
本開示の第3の形態によれば、電子デバイスを提供する。電子デバイスは、少なくとも1つの処理ユニットと、前記少なくとも1つの処理ユニットに結合され、前記少なくとも1つの処理ユニットによって実行される命令が格納されたメモリとを備え、前記命令が前記少なくとも1つの処理ユニットによって実行されると、本開示の第1の形態を実行する。
【0008】
本開示の第4の形態によれば、デバイスによって実行されると、本開示の第1の形態に記載の方法を前記デバイスに実行させる機械実行可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の第5の形態によれば、デバイスによって実行されると、本開示の第1の形態に記載の方法を前記デバイスに実行させる機械実行可能命令を含む、コンピュータプログラム製品を提供する。
【0010】
発明内容の部分は、以下の具体的な実施形態でさらに説明される概念に対する選択を簡略化した形で紹介するために提供される。発明内容の部分は、本開示のクリティカルな特徴又は必要な特徴を指示することを意図せず、また、本開示の範囲を限定することも意図しない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本電気株式会社
素子、ボロメータ及び素子製造方法
1日前
日本電気株式会社
試着室システム、試着方法、プログラム
10日前
日本電気株式会社
RF測定器、補正方法、及びプログラム
8日前
日本電気株式会社
動画処理の方法、装置、電子デバイス及び媒体
3日前
日本電気株式会社
情報取得装置、情報取得方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
受付支援装置、受付支援方法、及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
処理装置、処理方法、プログラム、および認証装置
11日前
日本電気株式会社
制御装置、制御方法、及び、コンピュータプログラム
1日前
日本電気株式会社
制御装置、制御方法、プログラム、及び、通信システム
2日前
日本電気株式会社
旅行計画提案装置、旅行計画提案方法、およびプログラム
2日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及びシステム
9日前
日本電気株式会社
通信システム
3日前
日本電気株式会社
着座率向上装置、着座率向上方法および着座率向上プログラム
2日前
日本電気株式会社
サーバ装置、システム、サーバ装置の制御方法及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報生成システム、情報処理方法、およびプログラム
3日前
日本電気株式会社
処理装置、処理装置の制御方法及びプログラム
8日前
日本電気株式会社
端末、システム、端末の制御方法及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
映像処理装置、映像解析システム、方法およびプログラム
3日前
日本電気株式会社
プログラム、サービスサーバ、端末の制御方法及びサービスサーバの制御方法
8日前
日本電気株式会社
ゲート装置、生体認証制御ユニット、システム、ゲート装置の制御方法及びコンピュータプログラム
10日前
日本電気通信システム株式会社
運行計画生成装置、運行計画生成方法、及びプログラム
8日前
個人
錠剤撒き器
1か月前
個人
穿刺補助具
3か月前
個人
男性用下着
3か月前
個人
入れ歯
5か月前
個人
聴診器
5か月前
個人
乗馬テラピー
2日前
個人
蓋付きしびん
5か月前
個人
介護浴槽
5か月前
個人
排便漏れ予防装具
3か月前
個人
鼻腔拡張具
2か月前
株式会社コロナ
脱臭機
1か月前
個人
動体視力強化装置
8日前
個人
挟圧手工爪矯正具
1か月前
続きを見る