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公開番号2024148798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062248
出願日2023-04-06
発明の名称RF測定器、補正方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G01S 19/49 20100101AFI20241010BHJP(測定;試験)
要約【課題】定常的に衛星測位信号を取得できない場所においても、自己位置を取得できるRF測定器、補正方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】RF測定器10は、第1のデータ取得部1と、第2のデータ取得部2と、位置情報補正部3とを備える。第1のデータ取得部1は、衛星測位信号を取得し、第2のデータ取得部2は、RF測定器10の動きを示す動作情報を取得し、第1のデータ取得部1による衛星測位信号の取得が停止した場合、位置情報補正部3は、停止前に取得した衛星測位信号に基づくRF測定器10の位置情報、及び、取得した動作情報を用いて、RF測定器10の位置情報を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ＲＦ（Radio Frequency）測定器であって、
第１のデータ取得部と、
第２のデータ取得部と、
位置情報補正部と、を備え、
前記第１のデータ取得部は、衛星測位信号を取得し、
前記第２のデータ取得部は、前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を取得し、
前記第１のデータ取得部による衛星測位信号の取得が停止した場合、
前記位置情報補正部は、前記停止前に取得した衛星測位信号に基づく前記ＲＦ測定器の位置情報、及び、前記取得した動作情報を用いて、前記ＲＦ測定器の位置情報を補正する、
ＲＦ測定器。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記動作情報に基づいて、前記ＲＦ測定器の位置を予測した予測位置情報を生成する位置予測部をさらに備え、
前記第１のデータ取得部が衛星測位信号を継続的に取得しつつ、前記位置情報の示す前記ＲＦ測定器の位置と、前記予測位置情報の示す前記ＲＦ測定器の位置との間の距離が所定の値以上である場合、
前記位置情報補正部は、前記予測位置情報を用いて、前記位置情報を補正する、
請求項１に記載のＲＦ測定器。
【請求項３】
前記取得した衛星測位信号、及び前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を記憶部にロギングする処理部と、
前記ＲＦ測定器が停止しているか否かを判定する判定部と、をさらに備え、
前記判定部は前記ＲＦ測定器が停止していると判定した場合、前記処理部は前記記憶部への前記ロギングを停止する、
請求項１又は２に記載のＲＦ測定器。
【請求項４】
前記動作情報に基づいて、前記ＲＦ測定器の速度を算出する速度算出部をさらに備え、
前記判定部は、前記ＲＦ測定器の速度に基づいて、前記ＲＦ測定器が停止しているか否かを判定する、
請求項３に記載のＲＦ測定器。
【請求項５】
前記取得した衛星測位信号に基づいて、前記ＲＦ測定器の速度を算出する速度算出部をさらに備え、
前記判定部は、前記ＲＦ測定器の速度に基づいて、前記ＲＦ測定器が停止しているか否かを判定する、
請求項３に記載のＲＦ測定器。
【請求項６】
前記判定部は、前記ＲＦ測定器の位置情報が示す前記ＲＦ測定器の位置と、前記予測位置情報が示す前記ＲＦ測定器の位置とに基づいて、前記ＲＦ測定器が停止しているか否かを判定する、
請求項２を引用する請求項３に記載のＲＦ測定器。
【請求項７】
ＲＦ測定器による当該ＲＦ測定器の位置を補正する補正方法において、
衛星測位信号を取得するステップと、
前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を取得するステップと、
前記衛星測位信号の取得が停止した場合、前記停止前に取得した衛星測位信号に基づく前記ＲＦ測定器の位置情報、及び、前記取得した動作情報を用いて、前記ＲＦ測定器の位置情報を補正するステップと、を備える、
補正方法。
【請求項８】
ＲＦ測定器として動作するコンピュータに、
衛星測位信号を取得するステップと、
前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を取得するステップと、
前記衛星測位信号の取得が停止した場合、前記停止前に取得した衛星測位信号に基づく前記ＲＦ測定器の位置情報、及び、前記取得した動作情報を用いて、前記ＲＦ測定器の位置情報を補正するステップと、を実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示はＲＦ（Radio Frequency）測定器、補正方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
衛星測位システムからＧＰＳ（Global Positioning System）電波等の電波をスキャンして、ＧＰＳ信号等の衛星測位信号を取得する移動体が利用されている。このような移動体は、衛星測位信号に基づいて当該移動体の位置、言い換えると自己位置を測定する。
【０００３】
例えば、特許文献１に開示のデバイスは、ＧＰＳ信号を取得した後、その付近の無線ＬＡＮ（Local Area Network)アクセスポイントを観測する。さらに、デバイスは、無線ＬＡＮアクセスポイントと、対応するＧＰＳ信号に基づく位置とを関連付けて記録する。デバイスは、ＧＰＳ信号に基づく位置を推定できない場合、その付近の観測可能な無線ＬＡＮアクセスポイントの位置を推定することによって、自己位置を推定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第５６５７５３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明者等は、以下のような技術的な課題を発見した。
このようなデバイスでは、予め、ＧＰＳ信号の取得と、その付近の無線ＬＡＮアクセスポイントの観測とを必要とする。そのため、このようなデバイスは、定常的にＧＰＳ信号を取得できない場所において、そのデバイスの位置を推定できず、その位置を取得する
ことができない。
【０００６】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、定常的に衛星測位信号を取得できない場所においても、自己位置を取得できるＲＦ測定器、補正方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示にかかるＲＦ測定器は、ＲＦ（Radio Frequency）測定器であって、
第１のデータ取得部と、
第２のデータ取得部と、
位置情報補正部と、を備え、
前記第１のデータ取得部は、衛星測位信号を取得し、
前記第２のデータ取得部は、前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を取得し、
前記第１のデータ取得部による衛星測位信号の取得が停止した場合、
前記位置情報補正部は、前記停止前に取得した衛星測位信号に基づく前記ＲＦ測定器の位置情報、及び、前記取得した動作情報を用いて、前記ＲＦ測定器の位置情報を補正する。
【０００８】
本開示にかかる補正方法は、ＲＦ測定器による当該ＲＦ測定器の位置を補正する補正方法において、
衛星測位信号を取得するステップと、
前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を取得するステップと、
前記衛星測位信号の取得が停止した場合、前記停止前に取得した衛星測位信号に基づく前記ＲＦ測定器の位置情報、及び、前記取得した動作情報を用いて、前記ＲＦ測定器の位置情報を補正するステップと、を備える。
【０００９】
本開示にかかるプログラムは、ＲＦ測定器として動作するコンピュータに、
衛星測位信号を取得するステップと、
前記ＲＦ測定器の動きを示す動作情報を取得するステップと、
前記衛星測位信号の取得が停止した場合、前記停止前に取得した衛星測位信号に基づく前記ＲＦ測定器の位置情報、及び、前記取得した動作情報を用いて、前記ＲＦ測定器の位置情報を補正するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、定常的に衛星測位信号を取得できない場所においても、自己位置を取得できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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