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公開番号
2024148100
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023061030
出願日
2023-04-04
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラム
出願人
パイオニア株式会社
代理人
個人
主分類
G01C
21/26 20060101AFI20241009BHJP(測定;試験)
要約
【課題】発話コンテンツを出力すべき適切な位置において、発話コンテンツを最後まで再生させること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、車両を運転する運転者の運転負荷に基づいて、発話コンテンツの出力制御を行う情報処理装置であり、判定結果取得部と、出力制御部とを備える。判定結果取得部は、車両の現在位置と、車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、道路区間ごとの運転負荷の種別と、発話コンテンツの再生時間とに基づいて、発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが判定された判定結果を取得する。出力制御部は、発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、車両の走行状況の変化により発話コンテンツを最後まで再生可能となったか否か、かつ、発話コンテンツで話題となっているスポットとの位置関係が所定の条件を満たしているか、に基づいて、発話コンテンツを出力させる制御を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を運転する運転者の運転負荷に基づいて、発話コンテンツの出力制御を行う情報処理装置であって、
前記車両の現在位置と、前記車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、前記道路区間ごとの運転負荷の種別と、前記発話コンテンツの再生時間とに基づいて、前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが判定された判定結果を取得する判定結果取得部と、
前記発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、前記車両の走行状況の変化により前記発話コンテンツを最後まで再生可能となったか否か、かつ、前記発話コンテンツで話題となっているスポットとの位置関係が所定の条件を満たしているか、に基づいて、前記発話コンテンツを出力させる制御を行う出力制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記車両の現在位置と、前記車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、前記道路区間ごとの運転負荷の種別に基づき予測された時刻であって、前記運転負荷の種別に基づく所定の地点に前記車両が到達する時刻である到達時刻を取得する時刻取得部をさらに備え、
前記判定結果取得部は、前記到達時刻が予測された現時点から前記到達時刻までの期間である予測期間と、前記発話コンテンツの再生時間との長さ関係に基づき、前記予測期間内に前記発話コンテンツを最後まで再生させることが可能か否かを判定された判定結果を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記時刻取得部は、前記車両の走行状況の変化に応じて再予測された前記到達時刻を取得し、
前記判定結果取得部は、再予測された前記到達時刻を用いて前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが再判定された判定結果を取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記運転負荷の種別に基づく所定の地点は、前記走行経路において前記運転負荷の種別が変化する変化地点である
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記出力制御部は、前記発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、前記発話コンテンツで話題となっているスポットの位置に基づき設定されたエリアと、前記車両の現在位置を含む走行経路とに基づき特定された再生可能区間であって、前記発話コンテンツの出力を許可する再生可能区間を前記車両が走行中であるか否かに基づいて、前記発話コンテンツを出力させる制御を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記出力制御部は、前記再生可能区間を前記車両が走行中である場合には、前記発話コンテンツの再生を保留させる
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記時刻取得部は、前記再生可能区間を前記車両が走行中である場合には、前記車両の走行状況の変化に応じて再予測された前記到達時刻を取得できたか否かを判定する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記判定結果取得部は、再予測された前記到達時刻が取得された場合には、当該到達時刻を用いて前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かを再判定された最新の判定結果を取得し、
前記出力制御部は、前記最新の判定結果が前記発話コンテンツを最後まで再生させることが可能であることを示す場合には、保留されている前記発話コンテンツを出力させる
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記出力制御部は、前記再生可能区間を前記車両が通過してしまっている場合には、前記発話コンテンツを破棄させる
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項10】
車両を運転する運転者の運転負荷に基づいて、発話コンテンツの出力制御を行う情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記車両の現在位置と、前記車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、前記道路区間ごとの運転負荷の種別と、前記発話コンテンツの再生時間とに基づいて、前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが判定された判定結果を取得する判定結果取得工程と、
前記発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、前記車両の走行状況の変化により前記発話コンテンツを最後まで再生可能となったか否か、かつ、前記発話コンテンツで話題となっているスポットとの位置関係が所定の条件を満たしているか、に基づいて、前記発話コンテンツを出力させる制御を行う出力制御工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、運転者に対して適切に情報を提供する手法が提案されている。例えば、特許文献1では、運転者の余裕度を判定することで、余裕度に応じて情報が提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-173201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、発話コンテンツを出力すべき適切な位置において、発話コンテンツを最後まで再生させることができるとは限らない。
【0005】
そこで、本発明では、発話コンテンツを出力すべき適切な位置において、発話コンテンツを最後まで再生させることができる情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の情報処理装置は、車両を運転する運転者の運転負荷に基づいて、発話コンテンツの出力制御を行う情報処理装置であって、前記車両の現在位置と、前記車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、前記道路区間ごとの運転負荷の種別と、前記発話コンテンツの再生時間とに基づいて、前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが判定された判定結果を取得する判定結果取得部と、前記発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、前記車両の走行状況の変化により前記発話コンテンツを最後まで再生可能となったか否か、かつ、前記発話コンテンツで話題となっているスポットとの位置関係が所定の条件を満たしているか、に基づいて、前記発話コンテンツを出力させる制御を行う出力制御部と、を備える。
【0007】
請求項10に記載の情報処理方法は、車両を運転する運転者の運転負荷に基づいて、発話コンテンツの出力制御を行う情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記車両の現在位置と、前記車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、前記道路区間ごとの運転負荷の種別と、前記発話コンテンツの再生時間とに基づいて、前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが判定された判定結果を取得する判定結果取得工程と、前記発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、前記車両の走行状況の変化により前記発話コンテンツを最後まで再生可能となったか否か、かつ、前記発話コンテンツで話題となっているスポットとの位置関係が所定の条件を満たしているか、に基づいて、前記発話コンテンツを出力させる制御を行う出力制御工程と、を含む。
【0008】
請求項11に記載の情報処理プログラムは、車両を運転する運転者の運転負荷に基づいて、発話コンテンツの出力制御を行う情報処理装置によって実行される情報処理プログラムであって、前記車両の現在位置と、前記車両の走行経路に含まれる道路区間それぞれの距離と、前記道路区間ごとの運転負荷の種別と、前記発話コンテンツの再生時間とに基づいて、前記発話コンテンツを最後まで再生可能か否かが判定された判定結果を取得する判定結果取得手順と、前記発話コンテンツを最後まで再生させることが不可能と判定された場合には、前記車両の走行状況の変化により前記発話コンテンツを最後まで再生可能となったか否か、かつ、前記発話コンテンツで話題となっているスポットとの位置関係が所定の条件を満たしているか、に基づいて、前記発話コンテンツを出力させる制御を行う出力制御手順と、を前記情報処理装置に実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るシステムの一例を示す図である。
図2は、サーバ装置の動作例を示す概要図である。
図3は、車載装置の動作例を示す概要図である。
図4は、実施形態に係るサーバ装置および車載装置の構成例を示す図である。
図5は、WL種別の推定手法の具体例を示す図である。
図6は、発話コンテンツの出力可否の判定例を示す図である。
図7は、再生可能時間を用いたコンテンツの出力制御例を示す図である。
図8は、車載装置による処理手順を示す図(1)である。
図9は、サーバ装置による到達時刻の再予測に係る処理手順を示す図である。
図10は、車載装置による処理手順を示す図(2)である。
図11は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明に係る情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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