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公開番号2024147899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060629
出願日2023-04-04
発明の名称シートクッション
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類A47C 7/32 20060101AFI20241009BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】着座時の座圧の分散性を高めることが可能なシートクッションを提供すること。
【解決手段】シートクッション3は、着座者を支える面状の弾性支持体C1と、弾性支持体C1を支えるクッションフレーム3Fとを有する。弾性支持体C1は、クッションフレーム3Fに固定される支持枠10と、支持枠10に張設されるネット材20とを有する。ネット材20が、着座者の大腿部を支える前支持ネット部21と、着座者の座骨を支える座骨支持ネット部22と、着座者の座骨より後側の尻後部を支える後支持ネット部23とを有する。支持枠10が、前支持ネット部21をシート幅方向に張設する前枠部11と、後支持ネット部23をシート幅方向に張設する後枠部12と、座骨支持ネット部22をシート幅方向に張設しないように座骨支持ネット部22との係合から切り離される開放部13とを有する。前支持ネット部21が、座骨支持ネット部22よりもばね定数が高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
着座者を弾性的に支持する面状の弾性支持体と、該弾性支持体を支持するクッションフレームと、を有するシートクッションであって、
前記弾性支持体が、前記クッションフレームに固定される支持枠と、該支持枠に張設される面状の弾性繊維から成るネット材と、を有し、
前記ネット材が、着座者の大腿部を支持する前支持ネット部と、着座者の座骨を支持する座骨支持ネット部と、着座者の座骨より後側の尻後部を支持する後支持ネット部と、を有し、
前記支持枠が、前記前支持ネット部をシート幅方向に張設する前枠部と、前記後支持ネット部をシート幅方向に張設する後枠部と、前記座骨支持ネット部をシート幅方向に張設しないように前記座骨支持ネット部との係合から切り離される開放部と、を有し、
前記前支持ネット部が、前記座骨支持ネット部よりもばね定数が高いシートクッション。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートクッションであって、
前記前支持ネット部が、2層の面状の弾性繊維から成り、前記座骨支持ネット部が、前記前支持ネット部を構成する2層の弾性繊維のうちの1層と連続する1層の弾性繊維から成るシートクッション。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のシートクッションであって、
前記前支持ネット部が、前記座骨支持ネット部に臨む後側の境界領域に沿って、ばね定数が前記座骨支持ネット部のばね定数に近づけられるように低くされた低ばね定数部を有するシートクッション。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のシートクッションであって、
前記後支持ネット部が、2層の面状の弾性繊維から成り、前記座骨支持ネット部よりもばね定数が高いシートクッション。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のシートクッションであって、
前記後枠部が、前記後支持ネット部を後部が前部に対して同じ高さとなる又は上方に折れ曲がる形に張設する後張設部を有するシートクッション。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のシートクッションであって、
前記前支持ネット部が、前上がり状の座面を成すように張設されると共に、前上がりに延びた先の頂点を前下がりに越えるクッション前縁まで延びる延長部を有するシートクッション。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載のシートクッションであって、
前記クッションフレームが、前記前支持ネット部の座面角度を調節可能なチルト機構を備え、
前記前枠部と前記後枠部とが互いに分割され、前記前枠部が前記クッションフレームの前記チルト機構により動かされる可動部に固定され、前記後枠部が前記クッションフレームの前記可動部を支える固定部に固定されるシートクッション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションに関する。詳しくは、着座者を弾性的に支持する面状の弾性支持体と、弾性支持体を支持するクッションフレームと、を有するシートクッションに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着座者を支持する弾性支持体が、クッションフレームに張設された面状のネット材から成るシートクッションが開示されている。ネット材は、着座者の臀部を支持するクッション後部から、着座者の大腿部を支持するクッション前部に亘って張設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-52757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、ネット材がクッション前部からクッション後部に亘って一様に幅方向に張設されている。そのため、着座者の座骨を支持する部分において座圧が高くなりやすい。更に、着座者の座骨を支持する部分の座圧が高くなることで、着座者の臀部が前滑りしやすくなるため、着座姿勢が猫背になりやすい。そこで、本発明は、着座時の座圧の分散性を高めることが可能なシートクッションを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明のシートクッションは、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、着座者を弾性的に支持する面状の弾性支持体と、該弾性支持体を支持するクッションフレームと、を有するシートクッションであって、前記弾性支持体が、前記クッションフレームに固定される支持枠と、該支持枠に張設される面状の弾性繊維から成るネット材と、を有し、前記ネット材が、着座者の大腿部を支持する前支持ネット部と、着座者の座骨を支持する座骨支持ネット部と、着座者の座骨より後側の尻後部を支持する後支持ネット部と、を有し、前記支持枠が、前記前支持ネット部をシート幅方向に張設する前枠部と、前記後支持ネット部をシート幅方向に張設する後枠部と、前記座骨支持ネット部をシート幅方向に張設しないように前記座骨支持ネット部との係合から切り離される開放部と、を有し、前記前支持ネット部が、前記座骨支持ネット部よりもばね定数が高いシートクッションである。
【0007】
第1の発明によれば、ネット材を、座圧の高くなりやすい着座者の座骨を支持する部分の支持力を下げ、大腿部を支持する部分の支持力を上げた構成とすることができる。それにより、着座時の座圧の分散性を高めることができる。また、臀部の前滑りを抑制することができ、着座姿勢を猫背となりにくくすることができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記前支持ネット部が、2層の面状の弾性繊維から成り、前記座骨支持ネット部が、前記前支持ネット部を構成する2層の弾性繊維のうちの1層と連続する1層の弾性繊維から成るシートクッションである。
【0009】
第2の発明によれば、前支持ネット部と座骨支持ネット部とで弾性繊維の層数を変えることにより、これらの支持力(ばね定数)を簡便に変えることができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記前支持ネット部が、前記座骨支持ネット部に臨む後側の境界領域に沿って、ばね定数が前記座骨支持ネット部のばね定数に近づけられるように低くされた低ばね定数部を有するシートクッションである。
(【0011】以降は省略されています)

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