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公開番号2024146536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059505
出願日2023-03-31
発明の名称鞍乗型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B62J 41/00 20200101AFI20241004BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】駆動モータと制御装置とを、それぞれの発熱量に応じて、他方の発熱量によらず、独立して最適な冷却を行うことができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車1は、前輪11及び後輪12と、車体フレーム20と、駆動力を発生させる駆動モータ30と、駆動モータ30を制御する制御装置40と、駆動モータ30を冷却する第1冷却装置80と、制御装置40を冷却する第2冷却装置90と、備える。第1冷却装置80には、第1冷媒R1が循環し、第2冷却装置90には、第1冷媒R1とは異なる第2冷媒R2が循環する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前輪及び後輪と、
車体フレームと、
駆動力を発生させる駆動モータと、
前記駆動モータを制御する制御装置と、
前記駆動モータを冷却する第1冷却装置と、
前記制御装置を冷却する第2冷却装置と、備える鞍乗型車両であって、
前記第1冷却装置には、第1冷媒が循環し、
前記第2冷却装置には、前記第1冷媒とは異なる第2冷媒が循環する、
鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鞍乗型車両であって、
前記第1冷媒は、オイルであり、
前記第1冷却装置は、オイルクーラと、オイルポンプと、前記オイルクーラ、前記オイルポンプ、及び、前記駆動モータを循環する第1冷媒流路と、を備え、
前記オイルポンプは、前記駆動モータの動力で駆動する、
鞍乗型車両。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両であって、
前記第2冷媒は、冷却水であり、
前記第2冷却装置は、ラジエータと、冷却水ポンプと、前記ラジエータ、前記冷却水ポンプ、及び、前記制御装置を循環する第2冷媒流路と、を備え、
前記冷却水ポンプは、前記制御装置の内部に配置されている、
鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項3に記載の鞍乗型車両であって、
前記鞍乗型車両は、前記車体フレームに固定され、前記制御装置と前記ラジエータとを収容する収容部材をさらに備え、
前記ラジエータは、前記制御装置よりも後方に配置されており、
前記収容部材には、
前記ラジエータの後部で後方に開口した排出側開口部と、
前記ラジエータと前記制御装置との間で左右方向に開口した導入側開口部と、が形成されている、
鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項2に記載の鞍乗型車両であって、
前記鞍乗型車両は、
前記駆動モータに電力を供給するバッテリをさらに備え、
前記車体フレームは、上下方向及び前後方向に延在する左右一対の側壁部を有するメインフレームを有し、
前記駆動モータは、前記メインフレームの後端部に配置され、
前記バッテリは、前記左右一対の側壁部の間、且つ、前記駆動モータよりも前方に配置され、
前記制御装置は、前記メインフレームの上部に配置され、
前記オイルクーラは、前記バッテリの下方、且つ、前記前輪と前記駆動モータとの間に配置される、
鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項5に記載の鞍乗型車両であって、
前記オイルクーラの前方には上下方向に延在する複数のルーバが設けられたカバー部材が配置されており、
前記カバー部材の車幅方向寸法は、前記前輪の車幅方向寸法よりも大きく、
前記カバー部材は、前後方向から見て、前記前輪と重なる領域を含む中心部と、前記中心部の車幅方向両外側に形成される外側部と、を有し、
前記カバー部材において、前記中心部の前記ルーバの車幅方向の間隔は、前記外側部の前記ルーバの車幅方向の間隔よりも狭くなっている、
鞍乗型車両。
【請求項7】
請求項4に記載の鞍乗型車両であって、
前記車体フレームには、シート構造体及び左右一対のニーグリップが取り付けられており、
前記制御装置及び前記ラジエータの少なくとも一部は、前記シート構造体及び左右一対の前記ニーグリップの少なくとも一方によって車幅方向外側が覆われており、
側面視で、前記ニーグリップ及び前記シート構造体の少なくとも一方と、前記車体フレームとの間には、導風開口部が形成されている、
鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、鞍乗型車両においても、CO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、駆動力を発生させる駆動モータが搭載された鞍乗型車両に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、後輪を駆動させる駆動モータと、駆動モータを制御する制御装置(PCU)と、駆動モータ及び制御装置を冷却する冷却装置と、が搭載された鞍乗型車両が記載されている。特許文献1に記載の鞍乗型車両に搭載された冷却装置は、ラジエータと、ウォーターポンプとを備え、ラジエータと、ウォーターポンプと、制御装置と、駆動モータとを、冷却液が循環する。冷却装置は、ラジエータで冷却液を冷却し、ラジエータで冷却された冷却液を、ウォーターポンプによって、制御装置及び駆動モータに供給する。そして、ラジエータで冷却された冷却液が制御装置及び駆動モータを流れることによって、制御装置及び駆動モータは冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/186749号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の鞍乗型車両において、制御装置と駆動モータとは放熱量が異なるため、求められる冷却能力も異なる。しかしながら、特許文献1に記載の鞍乗型車両に搭載された冷却装置は、1つの冷却液で制御装置及び駆動モータの双方を冷却するため、求められる冷却能力が大きい方に合わせて制御装置及び駆動モータの双方を冷却することとなり、制御装置及び駆動モータのそれぞれについて、発熱量や適切な冷却温度に大きな隔たりがある場合に最適な冷却とすることは難しい。
【0006】
本発明は、駆動モータと制御装置とを、それぞれの発熱量に応じて、他方の発熱量によらず、独立して最適な冷却を行うことができる鞍乗型車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
前輪及び後輪と、
車体フレームと、
駆動力を発生させる駆動モータと、
前記駆動モータを制御する制御装置と、
前記駆動モータを冷却する第1冷却装置と、
前記制御装置を冷却する第2冷却装置と、備える鞍乗型車両であって、
前記第1冷却装置には、第1冷媒が循環し、
前記第2冷却装置には、前記第1冷媒とは異なる第2冷媒が循環する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、駆動モータと制御装置とを、それぞれの発熱量に応じて、他方の発熱量によらず、独立して最適な冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の自動二輪車の左側面図である。
図1の自動二輪車の前部をフロントカウル及びニーグリップを除いた状態で見た左側面図である。
図1の自動二輪車のハンドル近傍を上方から見た模式図である。
図1の自動二輪車の第1冷却装置周辺の左側面図である。
図1の自動二輪車の第1冷却装置におけるオイルクーラを前方から見た模式図である。
図1の自動二輪車のオイルクーラ及びカバー部材を前方から見た模式図である。
図1の自動二輪車をフロントカウル、ニーグリップ、及び、シート構造体を除いた状態で見た左側面図である。
図1の自動二輪車の第2冷却装置におけるラジエータを前方から見た模式図である。
図1の自動二輪車における制御装置を上方から見た模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の鞍乗型車両の一実施形態としての自動二輪車を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、本明細書等では説明を簡単且つ明確にするために、前後、左右、上下の各方向は、自動二輪車の運転者から見た方向に従って記載し、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
(【0011】以降は省略されています)

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