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公開番号2024146779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024028669
出願日2024-02-28
発明の名称車両の制御装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60W 20/13 20160101AFI20241004BHJP(車両一般)
要約【課題】ドライバーの操作性を向上させる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の制御装置1は、エンジン2で発生した動力を駆動軸7へと伝達しない惰性走行モードに切り替え可能である。この車両の制御装置1は、エンジン2の動力により回転させられて発電を行うモータ13と、モータ13により発電した電力を充電するバッテリ14と、車両に摩擦制動力を発生させる摩擦ブレーキ装置15と、摩擦ブレーキ装置15の温度を取得する温度センサ16と、温度センサ16が取得した摩擦ブレーキ装置15の温度を判断する判断部9Aと、を備え、摩擦ブレーキ装置15は、バッテリ14の満充電時に摩擦制動力を発生させ、バッテリ14の満充電時且つ惰性走行モード時に、摩擦ブレーキ装置15の温度が所定温度よりも高い場合に、惰性走行モードを解除する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源で発生した動力を駆動軸へと伝達しない惰性走行モードに切り換え可能な車両の制御装置であって、
前記動力源の動力により回転させられて発電を行う発電機と、
前記発電機により発電した電力を充電するバッテリと、
前記車両に摩擦制動力を発生させる摩擦ブレーキ装置と、
前記摩擦ブレーキ装置の温度を取得する温度取得部と、
前記温度取得部が取得した前記摩擦ブレーキ装置の温度を判断する判断部と、を備え、
前記摩擦ブレーキ装置は、前記バッテリの満充電時に前記摩擦制動力を発生させ、
前記バッテリの満充電時且つ前記惰性走行モード時に、前記摩擦ブレーキ装置の温度が所定温度よりも高い場合に、前記惰性走行モードを解除する、車両の制御装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記車両の減速度を変更可能な複数の減速段を有する減速部を備え、
前記惰性走行モードを解除した際、前記複数の減速段のいずれかに切り換える、請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、
前記車両の減速度を変更可能な複数の減速段を有する減速部と、
前記複数の減速段のうち、前記摩擦ブレーキ装置の温度に対応付けられた減速段を設定する制御部と、を備え、
前記判断部は、前記走行状態検出部の検出結果に基づいて、前記車両が降坂状態にあるかを判断し、
前記制御部は、前記惰性走行モード時であって、前記判断部が、前記車両が降坂状態にあると判断する場合に、現在の前記摩擦ブレーキ装置の温度に対応する減速段に切り換える、請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記車両の減速度を変更可能な複数の減速段を有する減速部と、
操舵部に設けられ、ドライバーの操作に応じて前記惰性走行モードが選択可能な操作部と、を備え、
ドライバーの操作に基づいて複数の減速段を切り換え可能な固定変速モードと、
前記車両の走行状態に基づいて前記複数の減速段を切り換え可能な自動変速モードと、を有する車両の制御装置であって、
前記減速部は、前記操作部の操作により、現在選択されている減速段の減速度よりも減速度の大きな減速段に切り換えられ、
前記自動変速モード且つ前記惰性走行モードにおいて、前記摩擦ブレーキ装置の温度が前記所定温度よりも高い場合に、前記自動変速モードから前記固定変速モードに切り換えられ、
前記固定変速モードにおいて、前記摩擦ブレーキ装置の温度が前記所定温度より高い場合に、前記惰性走行モードへの切り換えを禁止する、請求項1に記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する燃費向上に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、燃費向上を目的として、コースティング走行モード(惰性走行モードともいう)を搭載した車両が知られている。このコースティング走行モードは、アクセルペダルの踏み込みを解除すると自動的にクラッチが切れ、エンジンがアイドリング状態になり、緩やかに速度が落ちる機能を有する。
【0004】
コースティング走行モードを使用する道の種類としては、緩やかな坂・高速道路等であり、エンジンブレーキをあまり効かせたくない、すなわち緩やかに速度を落としたいシチュエーションに有効である。
【0005】
例えば、特許文献1は、車両が所定車速より速くて惰性走行許可条件を満たす場合に、エンジンの出力軸と変速機の入力軸を接続するクラッチを自動で断接して惰性走行を行い、車両が下り坂等を走行する場合に惰性走行を行わずにエンジンブレーキを作動させて車両の速度を抑える技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-226701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に、車両を制動するための手段として回生制動と摩擦制動がある。車両のバッテリ満充電時においては、アクセルペダルの踏み込みの解除時に発生するエンジンブレーキ相当の制動力を回生制動で補えるよう、廃電を行う仕様となっている。
【0008】
しかし、惰性走行時においてはエンジンブレーキが発生しないため、廃電が行えず、回生制動を行うことができない。このため、バッテリ満充電時においては、通常走行で廃電できていた電気エネルギーが惰性走行ではすべて摩擦制動の熱エネルギーに置き換わることにより、ブレーキの摩擦材温度が高くなり、ブレーキ性能が低下するおそれがあった。
【0009】
また、バッテリ満充電時においては、惰性走行からエンジンブレーキを発生させようと減速段を変更した際に、選択可能な減速段が制限されるが、この機能縮退に統一感を持たせることでドライバーにブレーキが高温状態であると認知させることが求められる。
【0010】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ドライバーの操作性を向上させる車両の制御装置を提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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