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公開番号2024146780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024028739
出願日2024-02-28
発明の名称車両の制御装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60W 10/04 20060101AFI20241004BHJP(車両一般)
要約【課題】ドライバーの意思で惰性走行モードの起動と解除を行える車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の制御装置1は、エンジン2で発生した動力を駆動軸7へと伝達しない惰性走行モードに切り換え可能である。この車両の制御装置1は、車両の減速度を変更可能な複数の減速段を有する減速部と、操舵部11に設けられ、ドライバーの操作に応じて惰性走行モードが選択可能な操作部10と、を備え、操作部10の操作により惰性走行モードが選択された場合に、惰性走行モードに移行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源で発生した動力を駆動軸へと伝達しない惰性走行モードに切り換え可能な車両の制御装置であって、
前記車両の減速度を変更可能な複数の減速段を有する減速部と、
操舵部に設けられ、ドライバーの操作に応じて前記惰性走行モードが選択可能な操作部と、を備え、
前記操作部の操作により前記惰性走行モードが選択された場合に、前記惰性走行モードに移行する、車両の制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記操作部は、前記複数の減速段を変更可能なシフト装置であり、
前記シフト装置は、
現在選択されている減速段の減速度よりも減速度の小さな減速段に切り換え可能な第1操作部と、
現在選択されている減速段の減速度よりも減速度の大きな減速段に切り換え可能な第2操作部と、を有し、
前記第1操作部及び前記第2操作部のどちらか一方の操作により前記惰性走行モードに移行する、請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
ドライバーの操作に基づいて前記複数の減速段を切り換え可能な固定変速モードと、
前記車両の走行状態に基づいて前記複数の減速段を切り換え可能な自動変速モードと、を有する車両の制御装置であって、
前記シフト装置は、パドルシフトであり、
前記第1操作部の操作状態が第1所定時間継続する場合に、前記自動変速モード且つ前記惰性走行モードに移行し、
前記第1操作部の操作状態が前記第1所定時間より長い第2所定時間継続する場合に、前記固定変速モード且つ前記惰性走行モードに移行する、請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記第2操作部の操作により前記惰性走行モードが解除される、請求項3に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
前記自動変速モード且つ前記惰性走行モードの場合にドライバーによるアクセル操作子の操作を検出するアクセル操作検出部を備え、
前記アクセル操作検出部がドライバーによるアクセル操作子の操作を検出した場合に、前記惰性走行モードが解除される、請求項3に記載の車両の制御装置。
【請求項6】
前記複数の減速段は、前記惰性走行モードの場合に選択される減速段の減速度よりも減速度の大きな第1減速段を含み、
前記惰性走行モードの場合において、前記第2操作部の操作状態が前記第1所定時間継続するときに、前記第1減速段に切り換えられる、請求項4に記載の車両の制御装置。
【請求項7】
前記車両が前記第1減速段で走行している場合において、前記第1操作部及び前記第2操作部のいずれか一方の操作状態が前記第2所定時間継続するときに、前記固定変速モードと前記自動変速モードを切り換える、請求項6に記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する燃費向上に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、燃費向上を目的として、コースティング走行モード(惰性走行モードともいう)を搭載した車両が知られている。このコースティング走行モードは、アクセルペダルの踏み込みを解除すると自動的にクラッチが切れ、エンジンがアイドリング状態になり、緩やかに速度が落ちる機能を有する。
【0004】
コースティング走行モードを使用する道の種類としては、緩やかな坂・高速道路等であり、エンジンブレーキをあまり効かせたくない、すなわち緩やかに速度を落としたいシチュエーションに有効である。このため、車両、具体的にはECU等に設けた走行モード設定部が道路状態を含む走行状況を自動で判断して、コースティング走行モードを起動し又は解除する。
【0005】
例えば、特許文献1は、車両が惰性走行許可条件を判定し、エンジンの出力軸と変速機の入力軸を接続するクラッチを自動で断接して惰性走行を行っている技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-226701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1が開示している技術は、車両、具体的にはECU等に設けた走行モード設定部が自動でコースティング走行モードの起動と解除を選択して実施しているため、ドライバーの意思でコースティング走行モードの起動と解除を行えない点で改善の余地がある。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ドライバーの意思で惰性走行モードの起動と解除を行える車両の制御装置を提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明に係る車両の制御装置(例えば、後述する車両の制御装置1)は、動力源(例えば、後述するエンジン2)で発生した動力を駆動軸(例えば、後述する駆動軸7)へと伝達しない惰性走行モードに切り換え可能な車両の制御装置であって、前記車両の減速度を変更可能な複数の減速段を有する減速部(例えば、後述するECU9,モータ15)と、操舵部(例えば、後述する操舵部11)に設けられ、ドライバーの操作に応じて前記惰性走行モードが選択可能な操作部(例えば、後述する操作部10)と、を備え、前記操作部の操作により前記惰性走行モードが選択された場合に、前記惰性走行モードに移行する。
【0010】
(1)の発明に係る車両の制御装置によれば、ドライバーが任意のタイミング且つ一操作で(手動で)惰性走行モードに移行することができる。より詳しくは、ドライバーが任意のタイミング且つ一操作で(手動で)、コースティング走行の開始、及びコースティング走行への切り換え予約に移行することができるため、操作負荷を低減できるシーンやできないシーンはドライバーが判断するドライバー主体の走行となり、商品性が向上する。また、操舵部(ハンドル)に操作部が設けられていることで、ドライバーが走行中であっても惰性走行モードに切り換えることが容易であるため、操作性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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