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公開番号2024146734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023213884
出願日2023-12-19
発明の名称導体成形装置及び導体成形方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 15/04 20060101AFI20241004BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】直線部の配列ピッチの乱れが生じることなく導体線群を折り返し成形できる導体成形装置を提供する。
【解決手段】複数の導体線からなる導体線群を厚み方向に折り返すことによって、間隔をあけて配列される複数の直線部と、直線部の両端に配置される複数の斜行部と、を有するとともに、直線部が二重に積層されている導体を成形する導体成形装置であって、折り返された導体線群における直線部の配列方向の前記間隔を維持する間隔維持治具を備え、間隔維持治具は、直線部の配列方向に沿って延びる基台と、基台に複数突設され、配列方向に隣り合う直線部の間にそれぞれ挿入されて間隔を維持するピン部材と、を有する。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
複数の導体線からなる導体線群を厚み方向に折り返すことによって、間隔をあけて配列される複数の直線部と、前記直線部の両端に配置される複数の斜行部と、を有するとともに、前記直線部が二重に積層されている導体を成形する導体成形装置であって、
折り返された前記導体線群における前記直線部の配列方向の前記間隔を維持する間隔維持治具を備え、
前記間隔維持治具は、前記直線部の配列方向に沿って延びる基台と、前記基台に複数突設され、配列方向に隣り合う前記直線部の間にそれぞれ挿入されて前記間隔を維持するピン部材と、を有する、導体成形装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ピン部材は、積層された前記直線部を前記基台との間に挟むことによって、前記直線部の浮き上がりを防止する止め部を有する、請求項1に記載の導体成形装置。
【請求項3】
前記ピン部材は、前記基台上において、積層された前記直線部を前記基台と前記止め部との間で挟む止め位置と、前記止め部と前記直線部とが干渉することなく、配列方向に隣り合う前記直線部の間に挿入可能な挿入位置と、の間を位置変更可能に設けられる、請求項2に記載の導体成形装置。
【請求項4】
前記ピン部材は、前記直線部の積層方向に沿う軸部を有し、
前記止め部は、前記軸部から径方向に突出して設けられ、
前記ピン部材は、前記軸部を中心に回転することによって、前記止め位置と前記挿入可能位置との間を位置変更可能に設けられる、請求項3に記載の導体成形装置。
【請求項5】
複数の導体線からなる導体線群を厚み方向に折り返すことによって、間隔をあけて配列される複数の直線部と、前記直線部の両端に配置される複数の斜行部と、を有するとともに、前記直線部が二重に積層されている導体を成形する導体成形方法であって、
前記導体線群の折り返し後に、前記直線部の配列方向に沿って延びる基台に複数突設されるピン部材を、配列方向に隣り合う前記直線部の間にそれぞれすることによって前記間隔を維持する、導体成形方法。
【請求項6】
前記ピン部材は、積層された前記直線部を前記基台との間に挟む止め部を有し、
配列方向に隣り合う前記直線部の間にそれぞれ前記ピン部材を挿入した後に、前記止め部によって、積層された前記直線部の浮き上がりを防止する、請求項5に記載の導体成形方法。
【請求項7】
前記ピン部材は、前記基台上において、積層された前記直線部を前記基台と前記止め部との間で挟む止め位置と、前記止め部と前記直線部とが干渉することなく、配列方向に隣り合う前記直線部の間に挿入可能な挿入位置と、の間を位置変更可能に設けられ、
前記ピン部材を配列方向に隣り合う前記直線部の間にそれぞれ挿入する際に、前記ピン部材を前記挿入位置に設定し、挿入後に、前記ピン部材を前記止め位置に設定して、前記止め部によって、積層された前記直線部の浮き上がりを防止する、請求項6に記載の導体成形方法。
【請求項8】
前記ピン部材は、前記直線部の積層方向に沿う軸部を有し、
前記止め部は、前記軸部から径方向に突出して設けられ、
前記ピン部材を、前記軸部を中心に回転させることによって、前記ピン部材の位置を、前記止め位置と前記挿入可能位置との間で変更する、請求項7に記載の導体成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導体成形装置及び導体成形方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の導体線からなる導体線群を厚み方向に折り返すことによって、間隔あけて配列される複数の直線部と、直線部の両端に配置される複数の斜行部と、を有するとともに、直線部が二重に積層されている導体を成形することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-058076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
導体線群は厚み方向に折り返されて成形されるため、折り返し後の導体線群に発生するスプリングバックによって、直線部の配列ピッチが乱れる場合がある。直線部の配列ピッチが乱れると、成形時に使用される治具に直線部が干渉したり、直線部がステータコアのスロットに挿入される際に、直線部がスロットの壁面等に干渉したりするおそれがある。これらの干渉が発生すると、導体線に必要以上の接触圧力が掛かり、導体線の変形や、導体線の表面を覆う絶縁被膜の損傷が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、直線部の配列ピッチの乱れが生じることなく導体線群を折り返し成形できる導体成形装置及び導体成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る導体成形装置は、複数の導体線(例えば、後述の導体線1)からなる導体線群(例えば、後述の導体線群10)を厚み方向に折り返すことによって、間隔をあけて配列される複数の直線部(例えば、後述の直線部101)と、前記直線部の両端に配置される複数の斜行部(例えば、後述のコイルエンド部102)と、を有するとともに、前記直線部が二重に積層されている導体(例えば、後述の導体100)を成形する導体成形装置(例えば、後述の導体成形装置200)であって、折り返された前記導体線群における前記直線部の配列方向の前記間隔を維持する間隔維持治具(例えば、後述の間隔維持治具220,220A,220B)を備え、前記間隔維持治具は、前記直線部の配列方向に沿って延びる基台(例えば、後述の基台221)と、前記基台に複数突設され、配列方向に隣り合う前記直線部の間にそれぞれ挿入されて前記間隔を維持するピン部材(例えば、後述のピン部材222)と、を有する。
【0007】
(2) 上記(1)に記載の導体成形装置において、前記ピン部材は、積層された前記直線部を前記基台との間に挟むことによって、前記直線部の浮き上がりを防止する止め部(例えば、後述の止め部2222)を有する。
【0008】
(3) 上記(2)に記載の導体成形装置において、前記ピン部材は、前記基台上において、積層された前記直線部を前記基台と前記止め部との間で挟む止め位置と、前記止め部と前記直線部とが干渉することなく、配列方向に隣り合う前記直線部の間に挿入可能な挿入位置と、の間を位置変更可能に設けられる。
【0009】
(4) 上記(3)に記載の導体成形装置において、前記ピン部材は、前記直線部の積層方向に沿う軸部(例えば、後述の軸部2221)を有し、前記止め部は、前記軸部から径方向に突出して設けられ、前記ピン部材は、前記軸部を中心に回転することによって、前記止め位置と前記挿入可能位置との間を位置変更可能に設けられる。
【0010】
(5) 本発明に係る導体成形方法は、複数の導体線(例えば、後述の導体線1)からなる導体線群(例えば、後述の導体線群10)を厚み方向に折り返すことによって、間隔をあけて配列される複数の直線部(例えば、後述の直線部101)と、前記直線部の両端に配置される複数の斜行部(例えば、後述のコイルエンド部102)と、を有するとともに、前記直線部が二重に積層されている導体(例えば、後述の導体100)を成形する導体成形方法であって、前記導体線群の折り返し後に、前記直線部の配列方向に沿って延びる基台(例えば、後述の基台221)に複数突設されるピン部材(例えば、後述のピン部材222)を、配列方向に隣り合う前記直線部の間にそれぞれすることによって前記間隔を維持する。
(【0011】以降は省略されています)

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