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公開番号2024148796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062243
出願日2023-04-06
発明の名称制御装置及び制御方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類H02J 3/14 20060101AFI20241010BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の電気機器に対し、蓄電装置の電力を適切に分配することが可能な制御装置を提供すること。
【解決手段】本開示にかかる制御装置10は、商用電源51に接続される複数の電気機器2のそれぞれに対応する消費電力量を取得する取得部11と、商用電源51からの電力供給が停止した場合、蓄電部45に蓄えられた電力を用いて稼働させる稼働対象機器を、所定の優先度に基づいて、複数の電気機器2から複数選択する選択部12と、蓄電部45の蓄電残量を複数の稼働対象機器のそれぞれに分配するための分配電力量を、対応する消費電力量に応じて算出する算出部13と、分配電力量に基づいて、蓄電部45から稼働対象機器への電力供給を制御する制御部14と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
商用電源に接続される複数の電気機器のそれぞれに対応する消費電力量を取得する取得部と、
前記商用電源からの電力供給が停止した場合、蓄電部に蓄えられた電力を用いて稼働させる稼働対象機器を、所定の優先度に基づいて、前記複数の電気機器から複数選択する選択部と、
前記蓄電部の蓄電残量を複数の前記稼働対象機器のそれぞれに分配するための分配電力量を、対応する前記消費電力量に応じて算出する算出部と、
前記分配電力量に基づいて、前記蓄電部から前記稼働対象機器への電力供給を制御する制御部と、を備える
制御装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記制御部は、複数の前記稼働対象機器の起動電力に応じて、所定の順序で前記稼働対象機器を起動させ、前記蓄電部から前記稼働対象機器への電力供給を行う
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記算出部は、複数の前記稼働対象機器のうち少なくとも1つにおいて、前記分配電力量以上の電力消費が想定される場合、前記分配電力量を再算出し、
前記制御部は、再算出された前記分配電力量に基づいて、前記蓄電部から前記稼働対象機器への電力供給を制御する
請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記算出部は、前記商用電源からの電力供給が行われた所定の期間における前記消費電力量に基づいて、前記分配電力量を算出する
請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項5】
商用電源に接続される複数の電気機器のそれぞれに対応する消費電力量を取得する取得ステップと、
前記商用電源からの電力供給が停止した場合、蓄電部に蓄えられた電力を用いて稼働させる稼働対象機器を、所定の優先度に基づいて、前記複数の電気機器から複数選択する選択ステップと、
前記蓄電部の蓄電残量を複数の前記稼働対象機器のそれぞれに分配するための分配電力量を、対応する前記消費電力量に応じて算出する算出ステップと、
前記分配電力量に基づいて、前記蓄電部から前記稼働対象機器への電力供給を制御する制御ステップと、を備える
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
停電発生時などにおいて、予め蓄電された蓄電装置から電気機器に電力を供給する技術が知られている。蓄電装置の電力には限りがあるので、このような技術においては、電力を供給する対象となる電気機器を適切に選択することが求められる。
【0003】
関連する技術として、特許文献1は、HEMS(Home Energy Management System)において系統の停電が発生した場合に、蓄電池の電力を用いて家電機器を動作させる電力制御システムを開示する。当該電力制御システムは、停電の終了が見込まれる時刻と、停電の終了が見込まれる時刻までに家電機器が使用する電力と、をユーザの通信端末に表示させる。また、当該電力制御システムは、各家電機器の少なくとも一部の動作を制限するか否かの指定をユーザから受け付けて、当該指定に従って各家電機器の動作を制限する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-100917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1が開示する技術では、停電の終了が見込まれる時刻に基づいて、動作を優先させる家電機器をユーザが選択し、当該選択に対応するように、蓄電残量を分配することができる。しかしながら、災害規模などによっては、電力供給が再開される目途が立たない場合も想定される。特許文献1が開示する技術では、このような問題については十分考慮されていない。
【0006】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、複数の電気機器に対し、蓄電装置の電力を適切に分配することが可能な制御装置及び制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる制御装置は、
商用電源に接続される複数の電気機器のそれぞれに対応する消費電力量を取得する取得部と、
前記商用電源からの電力供給が停止した場合、蓄電部に蓄えられた電力を用いて稼働させる稼働対象機器を、所定の優先度に基づいて、前記複数の電気機器から複数選択する選択部と、
前記蓄電部の蓄電残量を複数の前記稼働対象機器のそれぞれに分配するための分配電力量を、対応する前記消費電力量に応じて算出する算出部と、
前記分配電力量に基づいて、前記蓄電部から前記稼働対象機器への電力供給を制御する制御部と、を備えるものである。
【0008】
本開示にかかる制御方法は、
商用電源に接続される複数の電気機器のそれぞれに対応する消費電力量を取得する取得ステップと、
前記商用電源からの電力供給が停止した場合、蓄電部に蓄えられた電力を用いて稼働させる稼働対象機器を、所定の優先度に基づいて、前記複数の電気機器から複数選択する選択ステップと、
前記蓄電部の蓄電残量を複数の前記稼働対象機器のそれぞれに分配するための分配電力量を、対応する前記消費電力量に応じて算出する算出ステップと、
前記分配電力量に基づいて、前記蓄電部から前記稼働対象機器への電力供給を制御する制御ステップと、を備えるものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示にかかる制御装置及び制御方法は、複数の電気機器に対し、蓄電装置の電力を適切に分配することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1にかかる制御システムの構成を示す図である。
実施形態1にかかる制御システムの構成を示すブロック図である。
実施形態1にかかる表示情報の一例として、表示画面を示す図である。
実施形態1にかかる表示情報の別の例にかかる表示画面を示す図である。
実施形態1にかかる蓄電残量の分配を開始する前において制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
実施形態1にかかる蓄電残量の分配を開始した後において制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
実施形態2にかかる制御システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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