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公開番号2024137546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023049104
出願日2023-03-24
発明の名称配線ボックス
出願人未来工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/12 20060101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】少なくとも2種類の器具枠に対応して位置決めしてこれを取り付けることができる配線ボックスを提供する。
【解決手段】配線ボックスは、有底箱状をなし、配線器具20を保持した器具枠30を開口側に固定するための固定部を備え、器具枠30の透孔に入り込んで係合し開口部に対する器具枠30の位置ずれを規制する係合部10が形成されている。係合部10は、柱状を成し、透孔が部分重合するようにずれた位置に形成された2種類の器具枠30のそれぞれの透孔36a、36bの内周面において部分重合している内面に当接する当接部11a、11bが相反する外面に形成されている。これにより、係合部10は、2種類の器具枠30のいずれの透孔にも挿入されて係合するので、2種類の器具枠30に対して配線ボックスに位置決めして取り付けることができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を形成する有底箱状をなし、配線器具を保持した器具枠が有する一対のビス通孔に挿通された器具枠固定ビスにより当該器具枠を開口側に固定するために対向配置された一対一組の固定部を備えた配線ボックスであって、
前記一対のビス通孔のそれぞれの脇に形成された透孔に入り込み、前記開口部に対する前記器具枠の位置ずれを規制すべく、前記透孔と係合して位置決めする係合部が、前記一組の固定部のそれぞれの脇に形成されており、
前記係合部は、前記透孔が部分重合するようにずれた位置に形成された少なくとも2種類の前記器具枠に対応すべく、前記少なくとも2種類の器具枠のそれぞれの透孔の内周面における前記部分重合している内面に当接する当接部が相反する外面に形成された柱状を成すことを特徴する配線ボックス。
続きを表示(約 71 文字)【請求項2】
前記係合部の当接部は、前記透孔の内面に沿う弧状面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線ボックス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線器具を保持した器具枠が固定される配線ボックスに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
配線器具は、器具枠を介して配線ボックス内に埋め込まれた状態で取り付けられる。配線ボックスは、器具枠に設けられた上下一対の取付孔にビスを挿通し、これをボックス本体の上下一対のボス部に螺着することによりボックス本体の前面に器具枠が固定される。
【0003】
ここで、器具枠には壁裏に設置される配線ボックスが傾斜、横ずれなど位置ずれして取り付けられた場合でも配線器具を壁表の所定位置に傾斜、横ずれすることなく取り付けるために、上下一対の取付孔は長孔に形成されている。ところで、配線ボックスは壁裏に設置されるものが多いが、壁表に露出するタイプの配線ボックスが設置される場合もある。この場合、配線ボックスの前面は壁表に露出していることから位置ずれすることなく固定することができるので、器具枠の取付孔は長孔である必要はなく、むしろ長孔であることにより位置ずれして取り付けられてしまうこともある。そこで、壁表に露出する配線ボックスに対しては、取付孔が長孔に形成されていない器具枠を使用するのが望ましい。
【0004】
しかし、壁裏に設置される配線ボックスに比べて設置数の少ない露出タイプの配線ボックス専用の器具枠を用意すると、コストが嵩み、部品管理も面倒になる。そこで、器具枠は、壁裏に設置される配線ボックス用のものが壁表に露出する配線ボックスに取り付ける場合にも共通して使用されることが多い。ところが、この器具枠は上下一対の取付孔が長孔で形成されているから、上述のように、配線ボックスに対して位置ずれして取り付けてしまうことがあった。また、設置後に配線器具に接続されるプラグ等に捩れ、引張り等の外力が加わると、器具枠及び配線器具が移動したり、傾斜してしまうこともあった。
【0005】
そこで、上記不具合を解消すべく、特許文献1に記載の配線ボックスが提案されている。このうち第1実施例の配線ボックスは、前方に突出する突起を設け、器具枠において化粧プレート取付枠を固定するための取付枠固定孔に前記突起を挿入することで位置合わせして、器具枠を適正位置に取り付けることができる。しかし、この配線ボックスは、器具枠の取付枠固定孔には配線ボックスの突起が挿入されることから、化粧プレート取付枠のビスを挿入することができず、したがって化粧プレート取付枠を取り付けることができなくなるため、化粧プレート取付枠を介して取り付けられる通常の化粧プレートとは異なる専用の化粧プレートを別途に用意する必要があった。
【0006】
一方、特許文献1の第2実施例の配線ボックスには、器具枠の上下端部において取付枠固定孔の脇に設けられた4個の透孔のうち対角線方向に配置された2個の透孔に係合する上下一対の係合突体が設けられている。この係合突体を器具枠の透孔に挿入することで、器具枠は配線ボックスに対して傾斜、横ずれ等に位置ずれすることなく正規の位置に固定することができる。
【0007】
この配線ボックスは、別の器具枠を取り付けるときに、その透孔と配線ボックスの係合突体との位置が一致していない場合には、係合突体を透孔に入り込ませることができないことになるが、係合突体を折り取ることによって、透孔と係合突体との位置が不一致の異なる種類の器具枠も取り付けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2001-275228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1の配線ボックスは、係合突体を折り取ることで、器具枠の透孔と配線ボックスの係合突体との位置が一致しない別の種類の器具枠にも対応してこれを取り付けることができるが、そうすると今度は、位置合わせのために設けた係合突体が除去されるために位置合わせできなくなる。したがって、結局は、透孔と係合突体との位置が一致している一種類の器具枠にしか対応して取り付けることができないことになるから、不便であった。
【0010】
そこで、本発明は、少なくとも2種類の器具枠に対応して位置決めしてこれを取り付けることができる配線ボックスの提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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