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公開番号
2025088157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202662
出願日
2023-11-30
発明の名称
配線器具設置具、罫書き具および配線器具設置装置
出願人
未来工業株式会社
代理人
弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類
H02G
3/12 20060101AFI20250604BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】壁への配線器具のより安定した設置、または、より正確な設置を可能とした配線器具設置具を提供する
【解決手段】配線器具設置具は、壁裏側に挿入される挿入部と、器具保持部と、貫通孔の壁表側周縁に当接する壁表側当接部と、貫通孔の壁裏側周縁に当接する壁裏側当接部と、貫通孔の形成範囲内に予め定められた仮想基準点に対して、配線器具設置具の参照点を位置合わせする位置合わせ機構と、を備える。位置合わせ機構は、仮想基準点を通過する第1仮想直線と重なる第1罫書き印と位置合わせするための第1位置合わせ部と、第1仮想直線と直交する仮想基準点を通過する第2仮想直線と重なる第2罫書き印と位置合わせするための第2位置合わせ部と、を備える。第1罫書き印および第1位置合わせ部と第2罫書き印および第2位置合わせ部とを同時に位置合わせすることによって、仮想基準点と参照点とが合致して、配線器具設置具の設置位置が定められる。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
壁に形成された貫通孔に対して配線器具を設置するための配線器具設置具であって、
壁裏側に挿入される挿入部と、
壁表側に前記配線器具の前面を露出させた状態で配線器具の少なくとも一部を保持する器具保持部と、
前記貫通孔の壁表側の周縁に当接する壁表側当接部と、
前記貫通孔の壁裏側の周縁に当接するとともに、前記壁表側当接部と協働して前記貫通孔周縁で前記壁を挟持する壁裏側当接部と、
前記配線器具の配設予定位置に基づいて、壁面に沿った仮想平面上における前記貫通孔の形成範囲内に予め定められた仮想基準点に対して、前記配線器具設置具の参照点を位置合わせする位置合わせ機構と、を備え、
前記位置合わせ機構は、
前記仮想平面上を第1方向に延びるとともに前記仮想基準点を通過する第1仮想直線と重なる第1罫書き印と位置合わせするための第1位置合わせ部と、
前記仮想平面上を第1方向に直交する第2方向に延びるとともに前記仮想基準点を通過する第2仮想直線と重なる第2罫書き印と位置合わせするための第2位置合わせ部と、を備え、
前記第1罫書き印および前記第1位置合わせ部と前記第2罫書き印および前記第2位置合わせ部とを同時に位置合わせすることによって、前記仮想基準点と前記参照点とが合致して、前記配線器具設置具の設置位置が定められることを特徴とする配線器具設置具。
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【請求項2】
前記仮想基準点は、前記配線器具が前記貫通孔に設置される際の前記配線器具の壁表側に露出する全体形状の縦横の中心位置に定められることを特徴とする請求項1に記載の配線器具設置具
【請求項3】
前記第1罫書き印および前記第2罫書き印は、それぞれ、前記貫通孔を挟んだ2箇所ずつに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線器具設置具。
【請求項4】
前記壁表側当接部は、環状を成す当接面から形成され、前記第1位置合わせ部および前記第2位置合わせ部が前記壁表側当接部に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の配線器具設置具。
【請求項5】
前記器具保持部および前記壁表側当接部を備えた設置具本体と、
壁表側からの操作により、前記壁表側当接部および前記壁裏側当接部を前記壁を介して相対的に引き寄せて、前記壁表側当接部および前記壁裏側当接部で前記壁を挟持させるように動作させる駆動機構と、をさらに備え、
前記設置具本体には、設置される前記配線器具の一部を構成する、前記設置具本体と前記貫通孔の周縁との隙間を覆い隠す化粧プレートを取り付けるための化粧プレート取付部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の配線器具設置具。
【請求項6】
前記器具保持部は、前記配線器具の器具枠が固定される固定部を有することを特徴とする請求項4に記載の配線器具設置具。
【請求項7】
前記器具保持部および前記壁表側当接部を備えた設置具本体と、
前記挿入部および前記壁裏側当接部を備えた挿入体と、
壁表側からの操作により、前記設置具本体および前記挿入体を前記壁を介して相対的に引き寄せて、前記設置具本体および前記挿入体で前記壁を挟持させるように動作させる駆動機構と、をさらに備え、
前記第1位置合わせ部が前記設置具本体に設けられるとともに、前記第2位置合わせ部が、前記挿入体の壁表側から前記貫通孔を介して視認可能となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の配線器具設置具。
【請求項8】
壁に配線器具を設置するための貫通孔を形成する際に壁面に罫書き印を形成するための罫書き具であって、
前記罫書き具を罫書き位置に配置するために、壁面に沿った仮想平面上における前記貫通孔の形成範囲内に予め定められた仮想基準点に対して位置合わせされる基準位置合わせ部と、
前記仮想平面上を第1方向に延びるとともに前記仮想基準点を通過する第1仮想直線と重なる第1罫書き印を壁面の前記貫通孔の少なくとも形成範囲外の位置に付すための第1指標部と、
前記仮想平面上を第1方向に直交する第2方向に延びるとともに前記仮想基準点を通過する第2仮想直線と重なる第2罫書き印を壁面の前記貫通孔の少なくとも形成範囲外の位置に付すための第2指標部と、
前記仮想基準点に前記基準位置合わせ部が位置合わせした状態で、壁表側に設置される前記配線器具に装着される化粧プレートの設置範囲を表示する化粧プレート表示部と、を備えることを特徴とする罫書き具。
【請求項9】
前記第1指標部および前記第2指標部は、前記化粧プレートの設置範囲内に収まるように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の罫書き具。
【請求項10】
壁の所定位置に貫通孔を形成し、前記貫通孔に対して配線器具を設置するための配線器具設置装置であって、
請求項8または9に記載の罫書き具と、
請求項1から3のいずれか一項に記載の配線器具設置具と、を備えることを特徴とする配線器具設置装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁に対して配線器具を設置するための配線器具設置具、罫書き具および配線器具設置装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、構造物の壁面上の予め定められた位置にスイッチ、コンセント等の配線器具を設置する際、壁に貫通孔を形成し、当該貫通孔を介して配線器具が取り付けられる。一般的に、配線器具は、壁裏で配線ケーブルに接続されるとともに壁表に向けて露出するように設置される。そして、配線器具を貫通孔を介して壁に固定するために種々の配線器具設置具が使用されている。
【0003】
特許文献1は、スイッチ、コンセント等の配線器具を壁穴(貫通孔)に対して取付けるために使用される保持プレート(配線器具設置具)を開示する。以下、当該段落において、()内に特許文献1の符号を示す。特許文献1の保持プレート部材(1)は、保持枠(1a)と化粧カバー(1b)とを組付けてなるものである。まず、保持枠(1a)は、配線器具(11)を内部に収容すべく、所定長さの円筒状に形成された周壁部(2)と、その前面に設けられた略四角板状の鍔部(3)とが一体に形成されたものである。前記周壁部(2)は、前記鍔部(3)の反対側である底面側にケーブル(12)を引出すためのケーブル引出孔(4)が設けられているとともに、長さ方向に連通する凹部形成された案内溝(5)を有しており、その案内溝(5)の内部には鍔部(3)の表側から挿通された螺子(13)が収容できるようになっている。更に、前記鍔部(3)の中央部には取付けられた配線器具(11)を壁(14)の表側に臨ましめるべく四角形状に取付孔(6)が穿設されており、また、その取付孔(6)の左右縁部には配線器具(11)の係止突起(11a)を係止して取付けるための係止孔、係止片等からなる保持部(7)が設けられている。螺子取付孔(8)には前記螺子(13)が挿通される。そして、前記案内溝(5)に挿通された螺子(13)の先端部には挟持片(15)が螺着されており、前記挟持片(15)は少なくとも鍔部(3)と対向する側が鍔部(3)と平行面をなしている。保持プレート部材(1)を取付けるには、予め挟持片(15)を周壁部(2)の底面において左側に倒して周壁部(2)の外周から外側に突出しない状態即ち壁穴(14a)の径内にある状態にしておいてから、保持プレート部材(1)の周壁部(2)を壁穴(14a)内に挿入し、螺子(13)を回転させる。すると、挟持片(15)は螺子(13)の螺合に追随して右側に起上がって周壁部(2)の外周面から突出し、僅かに突出した案内溝(5)の右側周壁でそれ以上の回動を阻止された状態となった後、螺子(13)の螺合に伴って案内溝(5)の右側周壁で回動を阻止されて鍔部(3)側に螺進する。そして、挟持片(15)を壁裏に圧接させ、鍔部(3)と挟持片(15)の平面部とで壁(14)に挟持固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-294319
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の保持プレート(配線器具設置具)は、ユーザーが壁表から保持プレートを壁穴(貫通孔)を覆うように壁面に宛がった上で壁表から挟持片を操作することで、保持プレートの鍔部と挟持片とで壁を挟持するものである。しかしながら、従来の保持プレートは、保持プレートの位置決めの際、ユーザーが保持プレートを壁穴を覆うように一旦宛がうと壁穴の範囲を正確に把握できないことから、保持プレートの壁穴に対する相対位置を正確に定めるように構成されていない。そのため、例えば、保持プレートの中心が壁穴の中心位置からずれることで、保持プレートが壁穴の一方側に偏って、複数の挟持片のいくつかの挟持片による壁の挟持が不十分になる虞があった。その結果、配線器具の壁への安定した固定ができない場合があることが問題であった。また、設計段階で壁面上に予め設定された配設予定位置に対して、実際の設置位置がずれてしまうこともまた問題点として挙げられる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、壁への配線器具のより安定した設置、または、より正確な設置を可能とした配線器具設置具、罫書き具、および配線器具設置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の配線器具設置具は、壁に形成された貫通孔に対して配線器具を設置するための配線器具設置具であって、
壁裏側に挿入される挿入部と、
壁表側に前記配線器具の前面を露出させた状態で配線器具の少なくとも一部を保持する器具保持部と、
前記貫通孔の壁表側の周縁に当接する壁表側当接部と、
前記貫通孔の壁裏側の周縁に当接するとともに、前記壁表側当接部と協働して前記貫通孔周縁で前記壁を挟持する壁裏側当接部と、
前記配線器具の配設予定位置に基づいて、壁面に沿った仮想平面上における前記貫通孔の形成範囲内に予め定められた仮想基準点に対して、前記配線器具設置具の参照点を位置合わせする位置合わせ機構と、を備え、
前記位置合わせ機構は、
前記仮想平面上を第1方向に延びるとともに前記仮想基準点を通過する第1仮想直線と重なる第1罫書き印と位置合わせするための第1位置合わせ部と、
前記仮想平面上を第1方向に直交する第2方向に延びるとともに前記仮想基準点を通過する第2仮想直線と重なる第2罫書き印と位置合わせするための第2位置合わせ部と、を備え、
前記第1罫書き印および前記第1位置合わせ部と前記第2罫書き印および前記第2位置合わせ部とを同時に位置合わせすることによって、前記仮想基準点と前記参照点とが合致して、前記配線器具設置具の設置位置が定められることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の配線器具設置具は、請求項1に記載の配線器具設置具において、前記仮想基準点は、前記配線器具が前記貫通孔に設置される際の前記配線器具の壁表側に露出する全体形状の縦横の中心位置に定められることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の配線器具設置具は、請求項1に記載の配線器具設置具において、前記第1罫書き印および前記第2罫書き印は、それぞれ、前記貫通孔を挟んだ2箇所ずつに形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の配線器具設置具は、請求項1から3のいずれかに記載の配線器具設置具において、前記壁表側当接部は、環状を成す当接面から形成され、前記第1位置合わせ部および前記第2位置合わせ部が前記壁表側当接部に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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