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公開番号
2025132085
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029421
出願日
2024-02-29
発明の名称
ステータ及びモータ
出願人
ニデック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
3/34 20060101AFI20250903BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ステータのスロットにおけるコイルの占積率を向上可能なステータ及びモータを提供する。
【解決手段】ステータ1は、軸線方向に延びる円筒状のコアバック部と、コアバック部の内周面から径方向内方に延びて周方向に並んだ複数のティース部12とを有し、複数のティース部のうち周方向に隣り合うティース部の間に周方向に並んだ複数のスロット13が構成されているステータコア10と、複数のスロットの内面上に配置される絶縁部材20と、複数のスロット内で絶縁部材よりも内方に配置されるコイル30と、を有する。絶縁部材は、スロットを軸線方向に見て、スロットのうち最も深い部分に、コイルの外周面の一部を収容可能な第1凹部22aを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に延びる円筒状のコアバック部と、前記コアバック部の内周面から径方向内方に延びて周方向に並んだ複数のティース部とを有し、前記複数のティース部のうち周方向に隣り合うティース部の間に周方向に並んだ複数のスロットが構成されているステータコアと、
前記複数のスロットの内面上に配置される絶縁部材と、
前記複数のスロット内で前記絶縁部材よりも内方に配置されるコイルと、
を有するステータであって、
前記絶縁部材は、前記スロットを軸線方向に見て、前記スロットのうち最も深い部分に、前記コイルの外周面の一部を収容可能な第1凹部を有する、
ステータ。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のステータにおいて、
前記絶縁部材は、前記スロットを軸線方向に見て、前記第1凹部に対して前記スロットの幅方向の一方及び他方にそれぞれ並ぶ第2凹部を有する、
ステータ。
【請求項3】
請求項2に記載のステータにおいて、
前記スロットは、前記スロットを軸線方向に見て、最も深い部分から前記スロットの幅方向の一方及び他方に向かってそれぞれ前記スロットの深さを徐々に浅くする一対のテーパ面を有し、
前記スロットを軸線方向に見て、前記第1凹部及び前記第2凹部内にそれぞれ収容されるコイルの中心と、前記第1凹部内に収容されるコイルに対して前記ステータコアの径方向外方に隣接するコイルの中心とが、平行四辺形に並んでいる、
ステータ。
【請求項4】
請求項1に記載のステータにおいて、
前記コイルは、前記スロットを軸線方向に見て、前記第1凹部内に収容されたコイルの中心と前記コイルに対して前記ステータコアの径方向外方に隣接するコイルの中心とを通過するスロット中心線に対して、幅方向に対称に配置されている、
ステータ。
【請求項5】
請求項1に記載のステータにおいて、
前記絶縁部材は、前記スロットを軸線方向に見て、前記スロットの側面上に位置する部分に側面側凹部を有する、ステータ。
【請求項6】
請求項1に記載のステータにおいて、
前記ステータコアは、前記スロットを軸線方向に見て、前記スロットの内面に前記凹部を有する、
ステータ。
【請求項7】
請求項1に記載のステータにおいて、
前記コイルは、前記スロット内で隣接するコイルと接触している、
ステータ。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一つに記載のステータと、
前記ステータに対して軸線を中心として回転するロータと、
を有する、
モータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータ及びモータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ステータコアのスロット内に絶縁部材及びコイルが配置されたステータが知られている。例えば特許文献1には、ステータのバックヨークからテーパ状に延びている複数のティースと、前記各ティースの内周側端面に形成されたティースフランジと、前記バックヨークの内周側面と、前記各ティース外面と、前記各ティースフランジ外周側面と、を覆う第1のインシュレータと、前記第1のインシュレータを介して前記各ティースの面にコイル素線を複数段に巻き重ねて構成されるコイルと、各段のコイル端と前記第1のインシュレータとの間に詰め込まれる第2のインシュレータと、を有する回転電機が開示されている。
【0003】
前記特許文献1に開示されている回転電機では、前記コイルを巻回するスロットの外周側の面は、ティース半径方向中心線と直角である。このため、前記コイルの外周側面と前記バックヨークの内周側面との間に角度θができ、前記コイルの外周側面と前記バックヨークの内周側面に取り付けられている前記第1のインシュレータ表面との間に隙間ができる。前記コイルの巻線の際に、前記隙間の部分に前記第2のインシュレータを詰め込み、前記コイルの巻き崩れを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-061368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記特許文献1に開示されている回転電機のステータでは、コイルの外周側面とバックヨークの内周側面に取り付けられている第1のインシュレータ表面との間に形成された隙間の部分に、第2のインシュレータが詰め込まれている。前記回転電機のステータでは、前記隙間の部分に前記第2のインシュレータが詰め込まれている分、コイルをあまり多く巻回できない。
【0006】
これに対し、ステータのスロットにおけるコイルの占積率を向上可能な構成が求められている。
【0007】
本発明の目的は、ステータのスロットにおけるコイルの占積率を向上可能なステータ及びモータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の例示的な一実施形態に係るステータは、軸線方向に延びる円筒状のコアバック部と、前記コアバック部の内周面から径方向内方に延びて周方向に並んだ複数のティース部とを有し、前記複数のティース部のうち周方向に隣り合うティース部の間に周方向に並んだ複数のスロットが構成されているステータコアと、前記複数のスロットの内面上に配置される絶縁部材と、前記複数のスロット内で前記絶縁部材よりも内方に配置されるコイルと、を有する。前記絶縁部材は、前記スロットを軸線方向に見て、前記スロットのうち最も深い部分に、前記コイルの外周面の一部を収容可能な第1凹部を有する。
【0009】
本発明の例示的な一実施形態に係るモータは、上述の構成を有するステータと、前記ステータに対して前記ステータの軸線を中心として回転するロータと、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の例示的な一実施形態に係るステータ及びモータによれば、ステータのスロットにおけるコイルの占積率を向上可能なステータ及びモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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