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公開番号2025134100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031778
出願日2024-03-04
発明の名称貫通孔用固定台座、及び固定台座装置
出願人未来工業株式会社
代理人個人
主分類E04F 19/00 20060101AFI20250909BHJP(建築物)
要約【課題】
天井壁等に機器を設置するための設置体を固定台座本体にビス、釘等の固着体を打ち込んで固定する際に、壁裏挟持部との干渉を回避して打込み可能とする。
【解決手段】
天井壁Wの貫通孔Hの周縁部に配置される壁表挟持部としての機能と、壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体Bと、壁表から前記貫通孔Hに挿入されて壁裏側に配置され、当該固定台座本体Bと協働して前記貫通孔Hの周縁部を挟持する壁裏挟持板Pとを有し、前記固定台座本体Bの表面に、前記固定台座本体Dと前記壁裏挟持板Pとで前記貫通孔Hの周縁部を挟持した状態において、前記壁裏挟持板Pの配置位置を表示する表示部12が設けられている構成とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
壁材に形成された貫通孔の壁表周縁に配置される壁表挟持部としての機能と、前記壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体と、
壁表から前記貫通孔に挿入されて壁裏側に配置され、前記壁表挟持部と協働して前記貫通孔の周縁部を挟持する壁裏挟持部と、を有し、
前記固定台座本体の表面には、前記固定台座本体と前記壁裏挟持部とで前記貫通孔の周縁部を挟持した状態において、前記壁裏挟持部の配置位置を表示する表示部が設けられていることを特徴とする貫通孔用固定台座。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記表示部は、前記壁裏挟持部の全体よりも広い範囲を表示することを特徴とする請求項1に記載の貫通孔用固定台座。
【請求項3】
前記表示部は、前記固定台座本体の他の部位に対して異なる肉厚で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の貫通孔用固定台座。
【請求項4】
壁材に形成された貫通孔の壁表周縁に配置される壁表挟持部としての機能と、前記壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体と、
壁表から前記貫通孔に挿入されて壁裏側に配置され、前記壁表挟持部と協働して前記貫通孔の周縁部を挟持する壁裏挟持部と、を有し、
前記固着部は、前記固着体の打込み方向において、前記貫通孔の周縁部を壁裏から挟持している前記壁裏挟持部と重ならない位置のみに配置されていることを特徴とする貫通孔用固定台座。
【請求項5】
壁材に形成された貫通孔の壁表周縁に配置される壁表挟持部としての機能と、前記壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体と、
壁表から前記貫通孔に挿入されて壁裏側に配置され、前記壁表挟持部と協働して前記貫通孔の周縁部を挟持する壁裏挟持部と、を有し、
前記固定台座本体の表面には、前記貫通孔の周縁部を壁裏から挟持している前記壁裏挟持部と重ならない位置である打込み許容領域及び/又は前記壁裏挟持部と重なる位置を含めて前記固着体の打ち込みを忌避する打込み忌避領域とが表示されていることを特徴とする貫通孔用固定台座。
【請求項6】
前記打込み忌避領域には、前記固定台座本体における前記貫通孔を壁表側から覆う部分を含むことを特徴とする請求項5に記載の貫通孔用固定台座。
【請求項7】
壁材に形成された貫通孔の壁表周縁に配置される壁表挟持部としての機能と、前記壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体と、
壁表から前記貫通孔に挿入されて壁裏側に配置され、前記壁表挟持部と協働して前記貫通孔の周縁部を挟持する壁裏挟持部と、
前記設置体を固着するために前記固着部に打ち込まれる固着体と、
から成り、
前記固着部における少なくとも壁裏挟持部と重合する重合部の表面の壁表からの離間長は、前記固着体の打込み方向において、当該重合部に打ち込まれる固着体の長さよりも長いことを特徴とする固定台座装置。
【請求項8】
壁材に形成された貫通孔の壁表周縁に配置される壁表挟持部としての機能と、前記壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体と、
壁表から前記貫通孔に挿入されて壁裏側に配置され、前記壁表挟持部と協働して前記貫通孔の周縁部を挟持する壁裏挟持部と、
前記設置体を固着するために前記固着部に打ち込まれる固着体と、
から成り、
前記壁裏挟持部には、固定台座本体と協働して前記貫通孔の周縁を挟持した状態で、前記固着体の打込み方向先に位置する箇所が凹設されていることを特徴とする固定台座装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、天井壁等の壁材に形成された貫通孔を覆い隠して当該壁材に機器等の設置体を固着するための貫通孔用固定台座、及び固定台座装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
壁材の貫通孔を覆い隠すためのカバー装置として、特許文献1に開示のものが知られている。このカバー装置は、壁材の表裏に配置される一組の天井壁挟持体A
1
,A
2
により当該壁材に形成された貫通孔の周縁部を挟持して、壁表側の天井壁挟持体A
1
に、前記貫通孔を覆うカバー体Kを係合構造で一体に取付けている。
【0003】
前記カバー体Kは、タッピンネジの使用により、機器を天井壁等に固定する際の部材としても使用されるが、壁裏側に配置される天井壁挟持体A
1
は勿論のこと、壁表側に配置される天井壁挟持体A
2
もカバー体Kにより全体が覆われるため、天井壁挟持体A
1
,A
2
の配置位置を認識できない。このため、カバー体Kに打ち込まれるタッピンネジの打込み位置によっては、天井壁挟持体A
1
,A
2
と干渉して、打込み直しの必要が生じていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-119334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、貫通孔を塞ぐために壁表に配置される固定台座本体と、壁裏に配置された壁裏挟持部とで、当該貫通孔の周縁を挟持する固定構造において、天井壁等に機器を設置するための設置体を固定台座本体にビス、釘等の固着体を打ち込んで固定する際に、前記壁裏挟持部との干渉を回避して打込み可能にすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、
壁材に形成された貫通孔の壁表周縁に配置される壁表挟持部としての機能と、前記壁材に対して設置される機器等の設置体を固着するビス、釘等の固着体が打ち込まれる固着部としての機能とを有する固定台座本体と、
壁表から前記貫通孔に挿入されて壁裏側に配置され、前記壁表挟持部と協働して前記貫通孔の周縁部を挟持する壁裏挟持部と、を有し、
前記固定台座本体の表面には、前記固定台座本体と前記壁裏挟持部とで前記貫通孔の周縁部を挟持した状態において、前記壁裏挟持部の配置位置を表示する表示部が設けられていることを特徴としている。
【0007】
請求項1の発明によれば、固定台座本体の表面には、壁裏側の壁裏挟持部の存在を明示する表示部が施されているので、固定台座本体における当該表示部を除く部分に、設置体を固着するための固着体を打ち込むことで、壁裏の壁裏挟持部と干渉することなく、当該固定台座本体の表面に設置体を固着できる。この結果、打ち込んだ固着体が壁裏の壁裏挟持部と干渉して、打込み直しの手間が省けて、固定台座本体に設置体を固着する作業の能率が高まる。また、施工者は、前記表示部の存在により、当該表示部の壁裏には壁裏挟持部が存在することが分かるので、上記のように、固定台座本体における表示部を除く部分を選択して、固着体を打ち込むことが可能となるのみならず、当該表示部を除く部分の選択が困難又は不能の場合には、長さの短い固着体の選択により、壁裏の壁裏挟持部との干渉を回避でき、直感的に把握可能な前記表示部は、施工者に対して固着体の打込み位置、選択される固着体の種類等に関する注意喚起表示とも言え、施工者に対して壁裏の壁裏挟持部との干渉回避の複数の固着体の打込み方法の選択の範囲を拡げるのに寄与する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記表示部は、前記壁裏挟持部の全体よりも広い範囲を表示することを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明によれば、固定台座本体における表示部に近接した部分に固着体を打ち込んでも、壁裏の壁裏挟持部と干渉しないので、固定台座本体に設置体を固着するための固着体の打込みを確実に行える。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記表示部は、前記固定台座本体の他の部位に対して異なる肉厚で形成されていることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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