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公開番号
2025112368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006542
出願日
2024-01-19
発明の名称
台座及び配線・配管材保持装置
出願人
未来工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
7/00 20060101AFI20250725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】支柱に配線・配管材等を取り付けるための台座を、支柱に取り付けられた締付けバンドに作業性良く取り付ける。
【解決手段】台座10は、先端に向けて延出し、支柱70と支柱70の外周に取り付けられた締付けバンド80との間に差し入れられて、締付けバンド80によって支柱70に圧接される固定板部20と、固定板部20と対面する対面板部30と、固定板部20と対面板部30とを間隔をあけて連結する連結部40と、を備える。対面板部30には、配線・配管材60を保持する保持体51を着脱自在に取着する取着部を設けている。固定板部20は、差し入れられた後に反差し入れ方向に移動するのを規制する係止部22と、係止部22よりも先端側に延出する延出板部21と、を有する。係止部22よりも基端側には、延出板部21の板厚より大きい板厚部23を形成している。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
先端に向けて延出し、支柱と当該支柱の外周に取り付けられた締付けバンドとの間に差し入れられて、前記締付けバンドによって前記支柱に圧接される固定板部と、
前記固定板部と対面する対面板部と、
前記固定板部と前記対面板部とを間隔をあけて連結する連結部と、を備え、
前記対面板部に、前記支柱に固定される固定体を着脱自在に取着する取着部が設けられた台座であって、
前記固定板部は、
前記支柱と前記締付けバンドとの間に差し入れられた際に通過した前記締付けバンドの幅方向の端縁に係止して前記固定板部が反差し入れ方向に移動するのを規制する係止部と、
当該係止部よりも先端側に延出する延出板部と、を有し、
前記係止部よりも基端側に、前記延出板部の板厚より大きい板厚部が形成されていることを特徴とする台座。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記係止部は、前記固定板部における延出方向と直交する幅方向の両端縁にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の台座。
【請求項3】
前記係止部は、前記固定板部における延出方向と直交する幅方向の両端縁にそれぞれ形成され、
前記板厚部は、前記固定板部の幅方向において、前記係止部とずれた中間位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の台座。
【請求項4】
前記板厚部は、前記固定板部の延出方向に沿って延びる補強部により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の台座。
【請求項5】
前記補強部は、複数が前記固定板部の延出方向と直交する幅方向に並び形成されたことを特徴とする請求項4に記載の台座。
【請求項6】
前記連結部は、打撃工具で打撃可能な叩き込み打撃面を形成していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の台座。
【請求項7】
前記対面板部の基端部及び前記連結部それぞれにおける、前記固定板部の延出方向と直交する幅方向の両端面は、同一平面上に位置し、打撃工具で打撃可能な側方打撃面を形成していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の台座。
【請求項8】
請求項1に記載の台座と、配線・配管材を保持する保持体と、からなる配線・配管材保持装置であって、
前記取着部は、前記対面板部の表裏方向に貫通する貫通孔からなり、
前記保持体は、前記貫通孔を通過して取着される通過部を有し、
当該通過部における前記固定板部と前記対面板部との間に露出する箇所が前記固定板部を前記支柱に圧接する締付けバンドと干渉しないように、前記固定板部と前記対面板部とが離間していることを特徴とする配線・配管材保持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線・配管材を保持する保持体等を電柱等の支柱に固定するために、支柱に取り付けられた締付けバンドと支柱との隙間に差し入れられ、保持体等が取着される台座及び配線・配管材保持装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
通信線等のケーブルやこれを保護する保護管を電柱等の支柱にその長手方向に沿って付設するときは、電柱の外周に沿って締付けバンドを取り付け、締付けバンドに支持具を固定し、支持具にケーブル等の電線管や保護管等の配管材を支持させている。この種の配線材、配管材を支持する支持具として、例えば特許文献1に記載の引上管支持金具が知られている。
【0003】
この引上管支持金具は、引上管を両側から挟持する一対の円弧板状の挟持部材を備え、一方の挟持部材の基端部には挟持された引上管と平行する方向に延びる帯板状の掛止部が形成され、更にその掛止部の挿入側先端部には支柱と反対方向に直角に折れ曲がったフランジ状の折曲げ部が形成されている。この引上管支持金具を電柱等の支柱に取り付けるには、掛止部を折曲げ部を先頭に支柱とその外周に取り付けられた締付けバンドとの間に挿入し掛止させて押し込むことにより取り付けることができる。その後は、一対の挟持部材間に引上管を挿入し、一方の挟持部材の基端部に取り付けられた締付けボルトを他方の挟持部材の基端部のボルト孔に通し、ナットを締め付けて引上管を保持する。
【0004】
引上管支持金具を支柱に取り付けた後は、支柱と締付けバンドとの隙間に一方の挟持部材の掛止部が通され、更に、掛止部の折曲げ部が締付けバンドの幅方向下端縁から支柱と反対方向に飛び出して締付けバンドの幅方向下端縁に掛止するので、掛止部が支柱と締付けバンドとの隙間から上方に抜け出して引上管支持金具が締付けバンドから脱落するのが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-182916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の引上管支持金具は、締付けバンドに掛止させて取り付けるとき、掛止部の挿入側先端部の折曲げ部は、支柱と締付けバンドとの隙間に掛止部の挿入する際には邪魔になるので、折曲げ部の折曲げ分だけ締付けバンドを相当に緩めて掛止部を挿入する必要があった。このため、支柱に対する締付けバンドの位置を維持しながら掛止部を差し込むことになり、作業性が良くなかった。
【0007】
そこで、本発明は、支柱に保持体等を取り付けるためのものであって、支柱に取り付けられた締付けバンドに作業性良く取り付けることができる台座及び配線・配管材保持装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の台座は、先端に向けて延出し、支柱と当該支柱の外周に取り付けられた締付けバンドとの間に差し入れられて、前記締付けバンドによって前記支柱に圧接される固定板部と、前記固定板部と対面する対面板部と、前記固定板部と前記対面板部とを間隔をあけて連結する連結部と、を備え、
前記対面板部に、前記支柱に固定される固定体を着脱自在に取着する取着部が設けられたものであって、
前記固定板部は、
前記支柱と前記締付けバンドとの間に差し入れられた際に通過した前記締付けバンドの幅方向の端縁に係止し反差し入れ方向への移動を規制する係止部と、
当該係止部よりも先端側に延出する延出板部と、を有し、
前記係止部よりも基端側には、前記延出板部の板厚より大きい板厚部が形成されている。
ここで、固定板部の板厚部は、一部が板の表面上に膨出したものとか、板自体が厚いものなど、板の厚み方向全体の寸法が周辺に比べて大きくなっている部分を意味する。
【0009】
これにより、延出板部を対面板部に先行して支柱と締付けバンドとの間に差し込むことで、台座の位置、姿勢が安定し、ハンマー等の打撃工具で連結部を叩き込む場合も、位置、姿勢が安定しているために叩き込み易い。
そして、係止部が支柱と締付けバンドとの隙間を通過した後に、係止部よりも基端側に形成された板厚部が締付けバンドと支柱との隙間が埋められ、締付けバンドの緩み過ぎが抑制され、また、台座が締付けバンドに沿って支柱の周方向に自由移動するのが抑制される。
【0010】
請求項2の台座は、特に、係止部が、固定板部の延出方向と直交する幅方向の両端縁にそれぞれ形成されている。
これにより、係止部は離れた2箇所に形成されているので、締付けバンドに取り付けられた台座を安定して抜け止めすることができる。また、係止部は、端縁に設けられているので、端縁を切り起こして形成し易い。
請求項3の台座は、特に、係止部が、固定板部の延出方向と直交する幅方向の両端縁にそれぞれ形成され、
板厚部は、前記固定板部の幅方向において、前記係止部とずれた中間位置に形成されている。
これにより、固定板部における前記幅方向の中間部が板厚部によって補強され、固定板部の幅方向中間部が変形するのが抑制される。また、仮に、板厚部が固定板部の前記幅方向において係止部の真上に設けられていると、締付けバンドの圧接により板厚部に集中して加わる締付力が係止部の周辺にまで及んでその周辺部が変形する虞があるが、請求項3の発明は、板厚部が係止部とはずれた位置に形成されているので、締付けバンドの圧接力が係止部の周辺にまで及ぶのが抑えられる。
(【0011】以降は省略されています)
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