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公開番号
2025128939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025986
出願日
2024-02-22
発明の名称
配線・配管材保持具
出願人
未来工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
3/137 20060101AFI20250827BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 作業性のよい配線・配管材保持具を提供する。
【解決手段】 配線・配管材保持具3は、棒状体1に固定される固定部4と、配線・配管材2の中間部を保持する保持部5とを備える。固定部4は、固定部本体6と可動部7とを備える。固定部本体6は、棒状体1の中間部が配置される配置空間6aと、棒状体1の中間部が配置空間6aに出入りするための開口部6bとを有する。可動部7は、開口部6bから控える待機状態と、開口部6bを塞ぐとともに棒状体1の長手方向に沿って固定部4が移動するのを許容する仮固定状態と、開口部6bを塞ぐとともに棒状体1の長手方向に沿って固定部4が移動するのを規制する本固定状態とに、固定部本体6に対し相対的に変位可能である。保持部5は、配線・配管材2の長手方向に沿ったその配線・配管材2の相対移動を許容するように配線・配管材2を保持可能である。
【選択図】 図11
特許請求の範囲
【請求項1】
棒状体に固定される固定部と、その固定部に繋がり配線・配管材の中間部を保持する保持部とを備える、配線・配管材保持具であって、
前記固定部は、固定部本体と、可動部とを備え、
前記固定部本体は、前記棒状体の中間部が配置される配置空間と、前記棒状体の中間部が前記配置空間に出入りすべくその棒状体の中間部が通過する開口部とを有し、
前記可動部は、前記棒状体が前記開口部を通過するのを許容するようその開口部から控える待機状態と、前記配置空間にある前記棒状体の前記開口部からの離脱を防止するようその開口部を塞ぐとともに前記棒状体の長手方向に沿って前記固定部が移動するのを許容する仮固定状態と、前記配置空間にある前記棒状体の前記開口部からの離脱を防止するようその開口部を塞ぐとともに前記棒状体の長手方向に沿って前記固定部が移動するのを規制する本固定状態とに、前記固定部本体に対し相対的に変位可能であり、
前記保持部は、前記配置空間に対する前記配線・配管材の最大離隔位置を定めるようにして前記配線・配管材を囲って、前記配線・配管材の長手方向に沿ったその配線・配管材の前記保持部に対する相対移動を許容するように前記配線・配管材を保持可能である、配線・配管材保持具。
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【請求項2】
前記可動部は、前記本固定状態で、前記棒状体に圧接し前記固定部本体とで前記棒状体を挟持し、前記仮固定状態で、前記本固定状態での圧接よりも弱い力で前記棒状体に圧接する、請求項1に記載の配線・配管材保持具。
【請求項3】
前記固定部本体または/および前記可動部には、前記棒状体の周面に形成された凹部に係止する係止部が設けられ、
前記可動部は、前記本固定状態で、前記仮固定状態よりも前記配置空間を狭め、その本固定状態において、前記凹部に係止した前記係止部の前記凹部からの離脱が防止される、請求項1に記載の配線・配管材保持具。
【請求項4】
前記係止部は、前記固定部本体における前記配置空間を形成する内面の、前記開口部とは反対側に設けられ、
前記可動部は、前記仮固定状態で、前記棒状体に押されて前記係止部から離れる側に弾性変形可能であり、その弾性変形により、前記棒状体の前記凹部への前記係止部の係止が解除される、請求項3に記載の配線・配管材保持具。
【請求項5】
前記固定部は、前記可動部が前記待機状態から前記仮固定状態に変位したことを感知させる感知部を有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線・配管材保持具。
【請求項6】
前記可動部は、前記固定部本体に対し、前記開口部の開口方向を向く軸心を中心として回動可能に組み付けられた回動体からなり、その回動体が、前記待機状態となる回動位置と前記仮固定状態となる回動位置と前記本固定状態となる回動位置とに回動移動する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線・配管材保持具。
【請求項7】
前記回動体は、前記回動移動において、前記待機状態となる回動位置と前記本固定状態となる回動位置との間に、前記仮固定状態となる回動位置がある、請求項6に記載の配線・配管材保持具。
【請求項8】
前記保持部は、前記固定部との相対姿勢を変更可能であって、その変更により、前記配線・配管材の長手方向を、前記棒状体の長手方向を向く方向と、前記棒状体の長手方向と交差した方向とに選択して向けることが可能であって、
前記保持部は、前記配線・配管材を環状に囲む囲み部を備え、その囲み部の囲み範囲を変化させることで、前記配線・配管材の長手方向に沿ったその配線・配管材の前記保持部に対する相対移動を許容する仮保持状態と、その相対移動を規制した本保持状態とに変更可能である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線・配管材保持具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、配線・配管材を保持する配線・配管材保持具に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えばエアコンのドレン管の長手方向途中部分を支持してドレンアップ配管する支持設備があった。例えば、特許文献1に開示される支持設備では、空調室内機11のドレン管12の長手方向途中部分が、空調室内機11を吊持する吊持ボルト13に、保持部材14を用いて支持されていた(図19参照)。ここで、保持部材14は、杆状体15と、取付部16と、吊部17とを備え、杆状体15の一方側が、取付部16を介して吊持ボルト13に取り付けられ、ドレン管12の長手方向途中部分が、吊部17を介して杆状体15の他方側に取り付けられた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-32164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記従来の保持部材14においては、ドレン管12の長手方向途中部分を保持する吊部17の位置を定める際に、吊持ボルト13への杆状体15の固定高さと、吊持ボルト13からの吊部17の離隔位置と、ドレン管12の長手方向の保持位置とのバランスを取りながら、ドレン管12やそれぞれの接続箇所に過剰な負荷がかからないようなドレン管12の配管姿勢を定める必要があった。このため、例えば吊持ボルト13への杆状体15の固定高さを定めてから、ドレン管12を吊部17で保持しようとしたときに、高すぎ、あるいは低すぎが判明し、改めて固定高さの調節が必要となるなど、作業性がよくなかった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、作業性のよい配線・配管材保持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る配線・配管材保持具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線・配管材保持具は、棒状体に固定される固定部と、その固定部に繋がり配線・配管材の中間部を保持する保持部とを備える。ここで、前記固定部は、固定部本体と、可動部とを備える。前記固定部本体は、前記棒状体の中間部が配置される配置空間と、前記棒状体の中間部が前記配置空間に出入りすべくその棒状体の中間部が通過する開口部とを有する。そして、前記可動部は、前記棒状体が前記開口部を通過するのを許容するようその開口部から控える待機状態と、前記配置空間にある前記棒状体の前記開口部からの離脱を防止するようその開口部を塞ぐとともに前記棒状体の長手方向に沿って前記固定部が移動するのを許容する仮固定状態と、前記配置空間にある前記棒状体の前記開口部からの離脱を防止するようその開口部を塞ぐとともに前記棒状体の長手方向に沿って前記固定部が移動するのを規制する本固定状態とに、前記固定部本体に対し相対的に変位可能である。また、前記保持部は、前記配置空間に対する前記配線・配管材の最大離隔位置を定めるようにして前記配線・配管材を囲って、前記配線・配管材の長手方向に沿ったその配線・配管材の前記保持部に対する相対移動を許容するように前記配線・配管材を保持可能である。
【0007】
この配線・配管材保持具は、固定部と保持部とを備え、固定部は、棒状体に固定され、保持部は、配線・配管材の中間部を保持する。そして、固定部は、固定部本体と可動部とを備え、固定部本体は、棒状体の中間部が配置される配置空間と、棒状体の中間部が通過する開口部とを有する。そこで、可動部を、開口部から控える待機状態とすることで、棒状体の中間部を開口部を通して配置空間に挿入することができる。棒状体の中間部を配置空間に挿入した後、可動部を仮固定状態とすることで、棒状体の開口部からの離脱が防止され、その状態で、固定部、ひいては配線・配管材保持具を、棒状体の長手方向に沿って移動させて、その位置を調整することができる。このとき、保持部が、配線・配管材の保持部に対する相対移動を許容するように配線・配管材を保持することで、配線・配管材をその長手方向の適切な位置で保持することができ、配線・配管材や保持部に過度な負荷がかかることを防ぐことができる。その後、可動部を本固定状態とすることで、固定部、ひいては配線・配管材保持具は、棒状体の長手方向に沿って移動するのが規制されて、その位置に固定される。このとき、配線・配管材や保持部に過度な負荷がかかっておらず、これによって、固定部においても、過度な負荷をかけることなく棒状体に固定して、棒状体に配線・配管材を取り付けることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る配線・配管材保持具は、請求項1に記載の配線・配管材保持具において、前記可動部は、前記本固定状態で、前記棒状体に圧接し前記固定部本体とで前記棒状体を挟持し、前記仮固定状態で、前記本固定状態での圧接よりも弱い力で前記棒状体に圧接する。可動部が仮固定状態のとき、その可動部が棒状体に圧接することから、棒状体に対し固定部がガタつかず、この固定部を、傾くことなくその姿勢を維持した状態で移動させることができる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明に係る配線・配管材保持具は、請求項1に記載の配線・配管材保持具において、前記固定部本体または/および前記可動部には、前記棒状体の周面に形成された凹部に係止する係止部が設けられる。そして、前記可動部は、前記本固定状態で、前記仮固定状態よりも前記配置空間を狭め、その本固定状態において、前記凹部に係止した前記係止部の前記凹部からの離脱が防止される。
【0010】
また、請求項4に記載の発明に係る配線・配管材保持具は、請求項3に記載の配線・配管材保持具において、前記係止部は、前記固定部本体における前記配置空間を形成する内面の、前記開口部とは反対側に設けられる。そして、前記可動部は、前記仮固定状態で、前記棒状体に押されて前記係止部から離れる側に弾性変形可能であり、その弾性変形により、前記棒状体の前記凹部への前記係止部の係止が解除される。
(【0011】以降は省略されています)
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