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公開番号2025127674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024514
出願日2024-02-21
発明の名称止着体
出願人未来工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 3/08 20060101AFI20250826BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】打込工具の位置を変更しても被打込部に留具を打ち込むことができる止着体を提供すること。
【解決手段】止着体20において、被打込部51における打込可能領域Mには、留具を打ち込む第1目印611~第3目印613が設定されている。位置決め部57は、打込可能領域Mに射出口を位置させる。打込可能領域Mは、当該打込可能領域Mにおける複数位置において射出口から留具を打込可能である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
被固定面に止着される止着部を有し、当該止着部の裏面を前記被固定面に宛がった状態で前記止着部の表面から打ち込まれた留具によって前記被固定面に止着される止着体であって、
前記止着部は、前記表面に、前記留具を打ち込み可能な打込可能領域を形成する被打込部と、
前記止着部の表面側に設けられ、前記留具の打込工具において前記留具の射出される射出口を画定する筒状の射出部の外側面に接触可能な位置決め部と、を有し、
前記被打込部における前記打込可能領域は、当該打込可能領域において前記留具を異なる位置で打ち込み可能な範囲を備え、
前記位置決め部は、前記打込可能領域の前記範囲に前記射出口を位置させ、
前記打込可能領域の前記範囲は、当該打込可能領域における少なくとも2位置において選択したいずれの位置であっても、前記射出口から前記留具を打ち込み可能であることを特徴とする止着体。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記位置決め部は、前記打込可能領域における少なくとも2位置の各々において前記射出口の外側面に接触する位置に複数配置されている請求項1に記載の止着体。
【請求項3】
前記被打込部の裏面には溝が形成されている請求項1又は請求項2に記載の止着体。
【請求項4】
被固定面に止着される止着部を有し、当該止着部の裏面を前記被固定面に宛がった状態で前記止着部の表面から打ち込まれた留具によって前記被固定面に止着される止着体であって、
前記止着部は、前記表面に、前記留具を打ち込み可能な打込可能領域を形成する被打込部と、
前記止着部の表面側に設けられ、前記留具の打込工具において前記留具の射出される射出口を画定する筒状の射出部の外側面に対向する位置決め部と、を有し、
前記被打込部における前記打込可能領域は、当該打込可能領域において前記留具を異なる位置で打ち込み可能な範囲を備え、
前記位置決め部は、前記打込可能領域の前記範囲に前記射出口を位置させ、
前記打込可能領域の前記範囲は、当該打込可能領域における少なくとも2位置において選択したいずれの位置であっても、前記位置決め部と接触することなく前記射出口から前記留具を打ち込み可能であることを特徴とする止着体。
【請求項5】
前記打込可能領域は、前記被打込部の一方向へ長手が延びるとともに、前記範囲は、前記打込可能領域の長手方向において少なくとも3位置の異なる位置のいずれかに前記留具を打ち込み可能であり、
前記位置決め部は、前記少なくとも3位置のいずれの位置に前記射出口から前記留具を打ち込む込む場合においても前記射出部の外側面に接触するように前記一方向の異なる位置に設けられている請求項1又は請求項2に記載の止着体。
【請求項6】
前記打込可能領域の前記表面において前記射出口の位置する少なくとも2位置、及び当該2位置の間では平面状である請求項1、請求項2、及び請求項4のいずれか一項に記載の止着体。
【請求項7】
前記位置決め部は、前記打込可能領域における少なくとも2位置のうちのいずれか1位置において、前記射出部の外側面と接触しない請求項1又は請求項2に記載の止着体。
【請求項8】
請求項1、請求項2、及び請求項4のいずれか一項に記載の止着体であって、
一方向に長手が延在し、かつ配線・配管材に巻回される帯板部を有するとともに、当該帯板部の長手方向の少なくとも一部となる位置、又は端部に隣接した位置に前記止着部が設けられ、
前記位置決め部は、前記帯板部の前記長手方向と交差する方向に対向し、かつ前記表面から突出する突出部の互いに対峙する側部に形成されるとともに、前記射出口の外側面を挟むように接触することを特徴とする止着体。
【請求項9】
一方向に長手が延在し、かつ配線・配管材に巻回される帯板部を有し、当該帯板部の裏面を被固定面に宛がった状態で前記帯板部の表面から打ち込まれた留具によって前記被固定面に止着される止着体であって、
前記帯板部の長手方向の少なくとも一部に、前記帯板部の前記長手方向と直交する方向の両端に位置し、かつ前記表面から突出する突出部が設けられ、前記直交する方向に互いに対峙する側部が、前記留具の打込工具において前記留具の射出される射出口を画定する筒状の射出部の外側面に接触して前記射出口を前記直交する方向の中央位置に位置させる位置決め部を構成し、前記長手方向の少なくとも2位置で前記射出口を位置決めすることを特徴とする止着体。
【請求項10】
前記突出部は、前記長手方向に沿って複数並設されるとともに、前記帯板部は、前記長手方向に隣り合う前記突出部の間の位置から曲げ変形可能である請求項9に記載の止着体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、止着体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被固定面への止着体の止着は、被固定面に裏面の宛がわれた止着体に打込工具から留具を打ち込むことで行われている。止着体には、打込工具によって留具を打ち込む際に、その打込工具における留具の射出口を位置決めする位置決め部を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1において、止着体の一例である固定体は、留具としての釘が貫通し、かつ、その釘の頭部と被固定体とに挟まれる固定体本体を備える。また、固定体は、固定体本体から突出し、かつ釘が貫通してその釘の頭部により圧潰される筒状部を備える。そして、上記固定体は、位置決め部としてのリブを有する。リブは、筒状部を取り囲み、かつ、その筒状部と同心となる円筒状に形成されている。そして、釘を打つ際は、リブが、釘打ち工具の射出部の内側に嵌まることで、固定体本体は、射出部に位置決めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-145862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の固定体においては、位置決め部としてのリブは、筒状部を取り囲むように形成されている。このため、固定体においては、筒状部及びリブの形成された箇所でしか釘を打ち込むことができず、例えば、釘打ち工具が周囲に干渉するなどした場合には、固定体を用いた釘の打ち込みが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するための止着体は、被固定面に止着される止着部を有し、当該止着部の裏面を前記被固定面に宛がった状態で前記止着部の表面から打ち込まれた留具によって前記被固定面に止着される止着体であって、前記止着部は、前記表面に、前記留具を打ち込み可能な打込可能領域を形成する被打込部と、前記止着部の表面側に設けられ、前記留具の打込工具において前記留具の射出される射出口を画定する筒状の射出部の外側面に接触可能な位置決め部と、を有し、前記被打込部における前記打込可能領域は、当該打込可能領域において前記留具を異なる位置で打ち込み可能な範囲を備え、前記位置決め部は、前記打込可能領域の前記範囲に前記射出口を位置させ、前記打込可能領域の前記範囲は、当該打込可能領域における少なくとも2位置において選択したいずれの位置であっても、前記射出口から前記留具を打ち込み可能であることを要旨とする。
【0006】
止着体において、前記位置決め部は、前記打込可能領域における少なくとも2位置の各々において前記射出口の外側面に接触する位置に複数配置されていてもよい。
止着体において、前記被打込部の裏面には溝が形成されていてもよい。
【0007】
上記問題点を解決するための止着体は、被固定面に止着される止着部を有し、当該止着部の裏面を前記被固定面に宛がった状態で前記止着部の表面から打ち込まれた留具によって前記被固定面に止着される止着体であって、前記止着部は、前記表面に、前記留具を打ち込み可能な打込可能領域を形成する被打込部と、前記止着部の表面側に設けられ、前記留具の打込工具において前記留具の射出される射出口を画定する筒状の射出部の外側面に対向する位置決め部と、を有し、前記被打込部における前記打込可能領域は、当該打込可能領域において前記留具を異なる位置で打ち込み可能な範囲を備え、前記位置決め部は、前記打込可能領域の前記範囲に前記射出口を位置させ、前記打込可能領域の前記範囲は、当該打込可能領域における少なくとも2位置において選択したいずれの位置であっても、前記位置決め部と接触することなく前記射出口から前記留具を打ち込み可能であることを要旨とする。
【0008】
止着体において、前記打込可能領域は、前記被打込部の一方向へ長手が延びるとともに、前記範囲は、前記打込可能領域の長手方向において少なくとも3位置の異なる位置のいずれかに前記留具を打ち込み可能であり、前記位置決め部は、前記少なくとも3位置のいずれの位置に前記射出口から前記留具を打ち込む込む場合においても前記射出部の外側面に接触するように前記一方向の異なる位置に設けられていいてもよい。
【0009】
止着体において、前記打込可能領域の前記表面において前記射出口の位置する少なくとも2位置、及び当該2位置の間では平面状であってもよい。
止着体において、前記位置決め部は、前記打込可能領域における少なくとも2位置のうちのいずれか1位置において、前記射出部の外側面と接触しない。
【0010】
上記問題点を解決するための止着体は、請求項1、請求項2、及び請求項4のいずれか一項に記載の止着体であって、一方向に長手が延在し、かつ配線・配管材に巻回される帯板部を有するとともに、当該帯板部の長手方向の少なくとも一部となる位置、又は端部に隣接した位置に前記止着部が設けられ、前記位置決め部は、前記帯板部の前記長手方向と交差する方向に対向し、かつ前記表面から突出する突出部の互いに対峙する側部に形成されるとともに、前記射出口の外側面を挟むように接触することを要旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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