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公開番号2024149281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023063062
出願日2023-04-07
発明の名称ノイズ除去フィルタ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20241010BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】異なるフィルタ構成であっても構成部材を共通化できるノイズ除去フィルタを提供する。
【解決手段】電力制御装置54の出力が供給される2本のバスバー80を伝播するノイズを除去するノイズ除去フィルタ30は、2本のバスバー80を挿通させて取り付けられる環状のフェライトコア(=インダクタンス)32a,32bと、一方の端子が2本のバスバー80の表面にそれぞれ導通するとともに他方の端子が基準電位であるケース18に導通する第1コンデンサ90及び第2コンデンサ92を有する、コンデンサユニット34と、を備え、フェライトコア32a,32bとコンデンサユニット34とは、2本のバスバー80に対する取付位置がそれぞれ可変である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電力制御装置の出力が供給される複数のバスバーを伝播するノイズを除去するノイズ除去フィルタであって、
前記複数のバスバーを挿通させて取り付けられる環状のインダクタンスと、
一方の端子が前記複数のバスバーの表面にそれぞれ導通するとともに他方の端子が基準電位に導通するコンデンサを有する、コンデンサユニットと、を備え、
前記インダクタンスと前記コンデンサユニットとは、前記複数のバスバーに対する取付位置がそれぞれ可変である
ことを特徴とするノイズ除去フィルタ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記複数のバスバーは、線状に延伸する延伸部を含む主部材と、前記延伸部の長手方向における一端部に連結される連結部材と、をそれぞれ有する
ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ除去フィルタ。
【請求項3】
前記延伸部は、直線状に延伸している
ことを特徴とする請求項2に記載のノイズ除去フィルタ。
【請求項4】
前記複数のバスバーは、曲がり部をそれぞれ有し、
前記曲がり部は、前記延伸部の長手方向における前記一端部とは反対側の他端部から更に外方に延伸するとともに、前記延伸部の長手方向とは異なる方向に延びる部分を含む
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のノイズ除去フィルタ。
【請求項5】
前記複数のバスバーは、前記コンデンサユニットに設けられた導電性の板ばねにそれぞれ保持され、且つ、前記複数のバスバーの表面は、前記板ばねを介して前記コンデンサの前記一方の端子にそれぞれ導通している
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のノイズ除去フィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
電力制御装置から伝播するノイズを除去するノイズ除去フィルタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電力制御装置から伝播するノイズを除去するノイズ除去フィルタが知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-126250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のノイズ除去フィルタでは、インダクタンス及びコンデンサの接続関係が予め定められたフィルタ構成となっている。すなわち、電力制御装置が発生するノイズ、所謂EMC(electromagnetic compatibility)ノイズに応じて異なるフィルタ構成に変更することが困難である。そのため、フィルタ構成が異なる毎に別々の構成部材を準備する必要がある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、異なるフィルタ構成であっても構成部材を共通化できるノイズ除去フィルタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、電力制御装置の出力が供給される複数のバスバーを伝播するノイズを除去するノイズ除去フィルタであって、前記複数のバスバーを挿通させて取り付けられる環状のインダクタンスと、一方の端子が前記複数のバスバーの表面にそれぞれ導通するとともに他方の端子が基準電位に導通するコンデンサを有する、コンデンサユニットと、を備え、前記インダクタンスと前記コンデンサユニットとは、前記複数のバスバーに対する取付位置がそれぞれ可変であることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明のノイズ除去フィルタによれば、前記複数のバスバーを挿通させて取り付けられる環状のインダクタンスと、一方の端子が前記複数のバスバーの表面にそれぞれ導通するとともに他方の端子が基準電位に導通するコンデンサを有する、コンデンサユニットと、が備えられ、前記インダクタンスと前記コンデンサユニットとは、前記複数のバスバーに対する取付位置がそれぞれ可変である。このような構成では、環状のインダクタンスとコンデンサユニットとが複数のバスバーに対して取り付けられる取付位置を容易に変更することが可能である。環状のインダクタンス及びコンデンサユニットの取付位置の変更は、フィルタ構成の変更となる。このように、異なるフィルタ構成であっても構成部材を共通化できるノイズ除去フィルタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係るノイズ除去フィルタが搭載される車両における電力制御装置等の電気的構成の一例を説明する図である。
バスバーの説明図であって、(a)は、バスバーの製造方法についての説明図であり、(b)は、車両への搭載状態における2本のバスバーの斜視図である。
コンデンサユニットの構成を説明する斜視図である。
2本のバスバーに取り付けられたノイズ除去フィルタの斜視図である。
図4に示すノイズ除去フィルタのフィルタ構成を説明する図である。
図4に示すノイズ除去フィルタのフィルタ構成の変形例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、実施例に係るノイズ除去フィルタ30(以下、単に「フィルタ30」と記す。)が搭載される車両10における電力制御装置54等の電気的構成の一例を説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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